現状(5年生10月)のリゾート学院は、1)算数は旧予習シリーズの例題を6年上まで進める、2)国語は基本的に何もしない、3)理科は困ったなぁ、4)社会は歴史を時代順に、という形で学習を進めています。困ったのは理科で、適当な教材が見つかりません。というわけで、この記事では理科の教材について考えてみます。
理科はこれまで、主に、教科書レベルの先取り学習を、受験用でもなんでもないテキストを中心にして進めてきました。具体的な教材は以下の記事で取り上げていますので、よかったらご覧ください。
これらはひと通りさらったので、10月~1月の5年生のうちに何をやるか、相当悩みました。第一案は、メモリーチェックなどの、まとめ教材を使って総復習モードにいきなり入ってしまう、というものです。
でも、5年生の今からそれもなぁ、という「無味乾燥感」が否めません。まだまだ時間がありますから、シンプルでもうちょっとアタマを使わせる教材はないものでしょうか。
そこで、もういきなり過去問をやらせることにしました。素材は、2月1日の四谷大塚80偏差値が55の某中学です。
この学校の理科の問題は、例年、教科書レベルの知識で解ける良問ぞろいで、自宅姉ちゃんのときにも6年生の夏に活用しました(要するにすべり止めとして考えていました)。1年に3回試験がある学校なので、過去5年分、15回分を調達しました。設問が素直で分野の融合がないので、単元学習の代用テキストとして使いやすいです。
大問が1回につき7問くらいありますから、ざっと100単元です。これだけあれば、中学受験の全範囲をおおよそカバーできているはずですし、繰り返し出るものはそれだけ大事ということです(もちろんその学校にとってですが)。
難関校に比べれば問題は平易ですが、どこの編集プロダクションが作ったかわからないような市販の問題集より、学校の名をかけて現場の先生が作った問題の方が、質がいいのは明らかです。この学校が終わったら、少しレベルを上げた別の学校で同じことをしていこうと思います。
この方法は、一般の感覚からすると突飛に聞こえるかもしれませんが、大学受験、資格試験などではむしろ王道と思います。過去問中心の学習法について解説した書籍として、以下をご紹介します。
このテーマを中学受験向きに解説したものとしては、以下があります。
コメントを残す