学院長です。当ブログではパーソナルな話題を一歩進めて、汎用的に使える情報としてお届けすることを旨としていますが、今日の話題は思いっきり個人的な話題です。具体的な成績などの個人的な情報は通常、裏ブログの方に書いていますが、かなり大きなテーマなので、こちらで書いてみようと思います。
我が家の自宅ちゃんは女の子です。偏差値水準としては、ごさんけ中なら特攻、二番手校なら妥当、というレベルです。算数は抜群によくできますが、理科はまずまず、国語は不安定で(語句問題がまるでダメ)、社会はやる気が欠落、というアンバランスさが魅力です(爆)。
ごさんけ中の下のレベルのいわゆる二番手校(四谷・日能研水準で偏差値60台前半)は、女子においてもそれなりの数の学校があり、そこに落ち着くのであれば自宅姉ちゃんと同じですから、やり方は確立しています。
ところがこの期に及んで、本人が「共学に行きたい」と言い出しました。これにはさすがの学院長も困りました。
いったい共学校にどんなチョイスがあるのでしょう。学院長は指標としての偏差値には一定の信頼感を持っているので、まずは偏差値表からリストアップしてみましょう。
四谷大塚の2014年度第一回合不合判定テストの80偏差値で見てみます。合不合はサピックス生が数年前から抜けていて偏差値がインフレ化しているので、偏差値62以上で区切ってみます。また、東京都内の学校のみを対象としました。
偏差値72
2月1日 桜蔭
偏差値70
2月2日 女子学院
2月2日 豊島岡女子学園(1回)
2月3日 慶應中等部
2月3日 筑波大附属
2月3日 豊島岡女子学園(2回)
2月4日 豊島岡女子学園(3回)
偏差値68
2月1日 早稲田実業
2月3日 お茶の水女子大附属
2月5日 渋谷教育学園渋谷(3回)
偏差値67
2月1日 渋谷教育学園渋谷(1回)
2月1日 雙葉
2月2日 渋谷教育学園渋谷(2回)
偏差値65
2月2日 白百合学園
偏差値64
2月2日 明大付属明治(1回)
2月3日 小石川中等教育学校
2月3日 武蔵高附属
2月3日 明大付属明治(2回)
2月4日 吉祥女子(3回)
偏差値63
2月1日 吉祥女子(1回)
2月1日 広尾学園(インターナショナル)
2月2日 鴎友学園女子(2回)
2月2日 吉祥女子(2回)
2月3日 東京学芸大附属世田谷
2月4日 鴎友学園女子(3回)
偏差値62
2月1日 鴎友学園女子(1回)
2月2日 青山学院
2月3日 桜修館中等教育学校
2月3日 両国高附属
2月5日 頌栄女子学院(2回)
この中から、学院長の方針に合わない学校を省きます。1つ目は中高一貫でない学校です。具体的には学芸大やお茶大の付属です。部活などの課外活動が6年通じていない学校は趣味じゃありません。2つ目は大学の付属または付属色が強い学校です。大学受験はしてもらいたいので、推薦の道がある学校はダメです。
さらに、自宅ちゃんの希望を入れて、女子校を除外します。すると以下のリストが出来上がります。1つだけ上記にない理由(「気持ち悪い」という生理的なもの)で外している学校がありますが、気にしないでください。
偏差値70
2月3日 筑波大附属
偏差値68
2月5日 渋谷教育学園渋谷(3回)
偏差値67
2月1日 渋谷教育学園渋谷(1回)
2月2日 渋谷教育学園渋谷(2回)
偏差値64
2月3日 小石川中等教育学校
2月3日 武蔵高附属
偏差値62
2月3日 桜修館中等教育学校
2月3日 両国高附属
リストがかなりスッキリしました。さらに、四谷偏差値においても67以上は特攻と思われるので、それも省いてみましょう。
偏差値64
2月3日 小石川中等教育学校
2月3日 武蔵高附属
偏差値62
2月3日 桜修館中等教育学校
2月3日 両国高附属
なんと2月3日の都立中高一貫校だけが残りました。都立の中高一貫校はいわゆるPISA型の入試で、私立や国立とはまったく内容・対策が異なります。学院長に指導の経験はありません。
ここにきて、また新たな試練が学院長には与えられてしまったようです。とりあえず、以下の本を買ってみましたが、まったくピンときません。
作文力で合格! 公立中高一貫校 適性検査対策問題集 (朝日小学生新聞の学習シリーズ)
というわけで、学院長の今後のレポートにご期待ください!(^_^;)
学院長 こんにちわ。
ここにきて公立へ方針転換とは大変ですね。
確かに「エスカレーター式以外の共学」となると選択肢ないですよね。中1娘の元同級生は遠いけれど千葉まで通っています。
4校の上から3番目に通っている元同級生がいるのですが、6年7月に受験勉強を始め短期集中で個別指導Tに私学初年度納入金位つぎこんだと話しておりました。
公立といっても各々特徴があるらしく、その対策や、内申点の換算方法(国語だけでも5分割それぞれ3段階評価の成績表を100点満点中何点か算出する方法)を親が学んだとか・・・
入学後は6日/週の部活動+4時間/日かかる学校の宿題で忙しくも充実した日々を送ってるそうです。
こんにちは、
地方と比べれば選び放題な都内の私立中学ですが、いざ条件を設けると意外とないものですね。
そのため女子の場合、渋々、渋幕、早実あたりが男子に比べ、合格難易度が高くなってしまっているように思います。
我が家は現在二人目の中学受験をひかえていますが、男子校以外は目もくれません。(たぶん入学後数年すると後悔する時期が来るのでしょうか・・笑)
都立の中高一貫ですが、その倍率は恐ろしいことになっていますが、私立受験の準備をしてきた子は、慣れる必要はありますが、概ね大丈夫なことが多いようですね。
公立専願組は理科、社会を本格的にはやりませんし、算数も高度なことはやりません。
受験用のこういった勉強をしなくても、大丈夫な問題になってはいますが、結局、私立向けの4教科をやってきた子達が強いです。
我が子の同級生で算数が得意な女子は、市川を受けている子が多かったです。(親しい子は、皆、結局別の学校に行ってしまったので通っている友達はいないのですが)
都内からだと通いにくい地域も多いと思いますが、都内東側じゃなくても、りんかい線+武蔵野線で、都内南側からも、通えなくもないようです。