リゾート学院は開校7年目になり、学習メソッドもかなり安定しています。今日はその概要として「朝セット」とは何か、そして6年生後期の時間の使い方について説明します。
リゾート学院の本質は、模試・過去問ドリブン、つまり早期から模試や過去問で学習を進めるという点です。いわゆる単元学習は初期段階においては行いますが、6年生ではほとんど行っていません。
(これはサピックスや四谷大塚などが算数・理科において5年生のうちにほぼ単元学習を終わらせてしまうという、大手塾カリキュラムに沿ったもので、そうでないと模試ドリブンの学習計画が進められないという事情によるものです)
しかし大手塾のように4年生から2年間かけて単元学習をしてきた王道キッズとは、当然のことながら知識量において大きな差があります。そのため、6年生からは「朝セット」でこうした穴をふさいでいきます。
朝セットという名前は、朝にやってしまうから朝セットなのですが、残念ながら現役の学院生は朝が弱いので昼や夜にもやっています。教材は以下のようなものです。
【国語】
漢字ドリル
語い教材
【算数】
計算・一行問題
【社会】
用語の書き取り
暗記用テキスト
【理科】
暗記用テキスト
具体的な教材名は別の記事で示しますが、上記のような6種類の教材を使います。それぞれの教材に使う時間は5分~15分(平均10分)です。すなわち、朝学校に行く前の1時間で、中学受験の基礎トレーニングは十分に行えるということです。
こうした教材で基礎となる知識を習得したら、後はそれを使う技術を身につけていきます。具体的には模試であり、過去問です。模試は5年生からは毎月ありますし、6年後半なら複数の模試を組み合わせれば、ほぼ毎週設定することが可能です。
最後に、6年生後期の典型的な学習配分を示します。
・朝に「朝セット」
・学校から帰ってきて夕ご飯前に過去問を2教科
・夕ご飯後にその過去問の解き直し
・寝る前に朝セットの暗記部分の補強
という感じで毎日ぐるぐる回していきます。
2日で4教科の過去問が終わりますから、月~木までに2年分の過去問ができます。金と土で日曜日の試験対策や前週の模試の復習を行い、日曜日は模試、というのが典型的なサイクルになります。
学院長
大変お世話になっております。
6年後期の社会に関することです。
受験する学校の過去問は社会(50点配点)で合格者平均よりちょっと下くらいの点数が取れる状況です。更なる点数は上積みは暗記では通用しない問題もありなかなかハードなので、社会は省力化しようかと思います。他の教科に振り向けたほうが効果が高いと判断しました。
地理歴史で7割、公民の簡単な問題が.1割、その場で考えさせる問題が2割出ます。(考えさせる問題も記述は少ない)細かい知識の詰め込みはあまり要らなさそうです。
学院長の6年後半のカリキュラムは過去問以外にどんな教材学習をしてましたか?
リヨウさん、こんにちは。
> 学院長の6年後半のカリキュラムは過去問以外にどんな教材学習をしてましたか?
どこか他の場所に書きましたが、我が家は3人とも、9月から早稲田アカデミーのNNクラスというのに通っていました。
小学6年生対象難関中学受験対策 NN志望校別対策コース | オプションコース・講座 | 中学受験の進学塾・学習塾なら早稲田アカデミー
自宅兄ちゃんはNNにフルに参加しましたが、後の2人は土曜日のコースだけに通っていました。したがって、土曜日は午後からリゾートに行けたと。
で、土日のコースでどの科目をやるかは通うNNによって違うんですが、ともあれ後の2人の社会について言うと、9月以降は過去問とNNって感じです。NNの土曜コースは、その科目が苦手な人が穴を埋めるためにオプションとして取るのが主目的なので(メイン講座は日曜日です)、まとめ教材っぽいものが中心で重宝しました。
NNの効用についてはどこかで別記事を書くべきと思っていますが、まぁ学院長にも休養が必要だったってことですかね(^_^;)
あとは上にも書いてありますが、朝セットの暗記用教材で、それは要するに「丸まる要点ノート」ですね。サピのコアプラスとか四谷の4科のまとめは難しすぎて使っていません。日能研のメモリーチェックは問題集形式であまり好きではなかったですね。