リゾート学院では国語にあまり時間を割いていません。5年生であれば、時間があれば読書をしたらいいと思いますし、もう5年生にもなると親が与えた本なんて警戒して読みゃあしません。ですから、せめて自分で本を読む時のてがかりになるような、語彙力だけにフォーカスしたらいいんじゃないでしょうか。
そんなわけで、ボキャブラリーの充実を中心に考えて、以下の教材を与えています。
対義語(反対語)に絞ったユニークな教材です。5年生なら難易度的にはぴったりです。6年生でもいいですが、もうこんなのをやっている場合ではないでしょう。
中学受験の国語においては、説明文でも物語文でも、対立する2つの概念を意識しながら読むことで、かなりの範囲の問題に対応できます(いわゆる二元論というやつです)。語彙の獲得においても、対義語を常に意識しながら言語のイメージ化をしておくことが、非常に重要です。そこにずばりとメスを入れた福嶋センセイは鋭いと思います。
福嶋センセイの本はたくさん持っていますし、この本に続いて他の問題集もやっていこうと思っていますが、この本は一番お薦めですね。
この本は旧学習指導要領時代の問題集なので、既に手に入りませんが、未だにこれを超える5年生向けの教材を見たことがありません(漢字の配当学年は変わっていないので、古くても問題ありません)。単なる読み書きだけでなく、類義語、対義語、漢字パズル、部首・書き順などなど、あらゆるパターンの漢字問題を網羅しています。版元の教学研究社は昨年倒産してしまいましたので、ブックオフで見つけたら買っておきましょう。
感じるのは、5年生にとって漢字の教材はなかなか難しいということです。6年生向けにはいろいろと受験直結のいい教材がありますが、5年生だとまだ習っていない漢字も多いので、そういったものは使えません。また、日能研などが出している「5年」と明記してある漢字教材は配当学年を無視していますし、単なる読み書きだけなので、漢字がキライな子(自宅ちゃんがまさにそう)には耐え難いシロモノですから。
読解問題については5年の夏はまだガン無視ですが、文法単元は少しはやっておかないと、秋からの大手塾模試参戦のときに悲しいことになります。お盆が過ぎたら、定番のベスチェでその辺を押さえておこうと思っています。
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