これを書いているのは某エクシブのお部屋からなんですが、あっという間にお盆休みも終わりです。いちばん気合が入らずに、後回しになる社会について、9月になる前に書いておきたいと思います。
自宅ちゃんの場合、好きなのは算数と理科なので、社会は「不得意科目」でよいと思っています。そりゃあ全科目に穴がないのが理想ですが、それはもう少しレベルアップしてから考えることですね。
ですから、社会の戦略はもっともシンプルで「平均点を取れればそれでよい」というものです。
では、平均点を取るとはどういうことでしょうか? それは「正答率が6割を超える基本問題を落とさない」ということです。
一例として、昨年(2012年)に自宅姉ちゃんが受けた日能研の模試で調べてみましたら、平均点が62点のテストで、「正答率が60%以上のものをすべて取り、あとは全滅」という条件でサンプリングしてみましたら、それでちょうど62点でした。これで十分なんです。
前置きが長くなりましたが、そのための教材です。
この問題集は、おそらくは日能研の公開模試やカリテ(カリキュラムテスト)での出題から編さんされたものだと推測しますが、正答率が明示されているのが特徴です。単元ごとに、問題がレベルAとレベルBに分かれていて、レベルAは日能研における正答率が80%以上、レベルBは50~80%のものから成り立っています。
つまり、社会科でありがちな、趣味趣味な問題は含まれていません。また、基礎向けと言われる問題集にありがちな、一問一答形式のアホっぽい設問は少なく、統計データや、ややこしい選択肢を交えた実践的な問題で構成されているのもよいところです。基本問題、という題名ながら、決してとっつきやすいだけの問題集ではありません。
2007年の発刊と、少々問題が古いのが欠点ですが、こうした明確な編集方針を持った問題集は他にはないと思います。
ちなみに、自宅兄ちゃんは6年の夏休みにこれの6年生版で総復習をしていました。社会が苦手な6年生はいまからでもぜひ。また、自宅姉ちゃんは社会科大好きっ子(いわゆる歴女)だったので、この教材は与えずに、5年の夏は「応用自在」なんかをやっていましたね。
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