久しぶりに「あきらめていること」の記事を書こうと思います。前回は「ノート」でしたが、今回はもう一段過激なやつです。リゾート学院では、淡々と単元ごとに仕上げていくという、普通の塾のような進行を現在はあきらめるようになりました。
これは、新5年生から中学受験を意識した学習をスタートする学院メソッドでは仕方のないことなのです。現状の中学受験のカリキュラムは、サピックスにしろ四谷大塚にしろ、「新4年生からの2年間で単元学習を終え、最後の1年間は一部のこぼれと、復習・演習・志望校対策」という組み立てになっています。
そのため、新5年から学習をスタートしたのでは、単元学習なんていう悠長なことは行っていられないのです。現5年生の自宅ちゃんの例で見てみましょう(主に算数と理科の話です)。
自宅ちゃんは5年の春から夏にかけて、小学校の単元を先取りしてひと通り終わらせるという方針で学習をしてきました。2年先輩の自宅姉ちゃんの時には、秋からは四谷大塚のカリキュラムに合流しましたが、今年の5年生から四谷大塚は新カリキュラムになっていて、合流するのが大変困難になってしまいました。
例えば、9月後半に学習する「予習シリーズ5年下、第4回」の算数は、「平面図形と比(2)」という単元なのですが、これは昨年までのカリキュラムで言うと、6年上の第1回と6年上の第6回で学習している内容です。こんな風に、四谷大塚のカリキュラムは、サピックスへの対抗策として、昨年と比較して平気で半年くらい先を学習しているんです。
理科でも同様です。「予習シリーズ5年下、第4回」の理科は「動物とヒトの誕生」でしたが、これは旧シリーズで言うと、5年下第17回と18回に当たります(5年生の1月の学習内容でした)。
というわけで、いわゆる単元学習でステップを踏んで学習を進めていくのはやめました。四谷大塚の進度表は無視して、結果的にできた範囲でどんどん進めていくしかありません。
現在(5年生の10月)、算数は旧予習シリーズの「例題」だけをやっています。ここまで絞り込んでおけば、5年生の1月までに旧シリーズの6年上までを終わらせることができるでしょう(何しろ例題しかやらないので)。
理科も同じ感じです。ただ、理科は予習シリーズがえらく難しいので、テキストとしては別のものを使っています(これについては別記事で書きます)。
社会はちょっと事情がちがって、新カリキュラムでも進行は同じです。5年後半は歴史です。国語は相変わらずほとんど何もやっていません(今は語彙系の問題集もやっておらず、漢字だけです)。
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