今日は、リタイヤしたリゾマン住人といった、熱海の別荘族に愛されている和食の店を紹介しよう。場所はマックスバリュと市役所のある交差点「市役所前」から30mほど海側にある「すみやき とっくり」である。その名の通り、お薦めは焼き魚だ。
冒頭の写真はお昼メニューの魚塩焼定食(1,050円。土日OK)で食したカマスの焼き物だが、まぁほれぼれするような焼け具合である。
ガイドブックに載っているような店ではないので、お客さんは常連が多く、大将に直接「カマはある?」なんて声をかけて注文している(僕も次は真似してみよう)。お店は小上がりに6人がけテーブルが2席に、あとはカウンターだ。
はじめて訪れると、なんとも言えない緊張感を感じる。なにしろ先付けがこれだ。
やや暗めの店内に貼られたメニューはえらく達筆だし、大将は一見コワモテ風(実際にはとても気さくな方である)。そしていきなり供されるまるごとのジャガイモが、このタダモノではない雰囲気を強調している。そしてこのイモがまたうまいのだ(もちろん小鉢がいつもイモというわけではない)。
色々頼んだが、どれも間違いのないものだった。お昼のメニューは5種類。まずは定番の刺身定食(1,260円)。
他の定食はすべて1,050円で、魚メニューとしては、冒頭の塩焼きの他、フライ定食、煮付定食がある。
生姜焼き定食もあるので、お魚が苦手なボーイズも大丈夫である。また、写真からも伝わると思うが、盛り付けがいちいちシャープで、やはりタダモノでない感じなのである。
元は旅館を営んでいたという大将が1人で切り盛りしているお店なので、できあがりには時間がかかる。ぜひ時間的に余裕のあるときに訪れたい。
暇な時間に大将が語る熱海の話も面白かった。リゾート会員権詐欺で事件を起こした岡本倶楽部の話や、高齢者向けリゾマンを展開する中銀ライフケアのビジネスモデルなど、ここでしか聞けないような話を聞いて、熱海という場所の深~いひだのようなものを味わいましたよ。
すみやき とっくり
熱海市中央町5-10
0557-85-3818
11:00~14:00 17:00~、月曜定休
とっくりさん、いつも前は通るのですが未だ行けておりません。
次回こそ、入店してみたいと思ってます。
並びの老舗とんかつ屋さんの喜撰(創業1954年)。
先代に引き続き、2代目も、つい最近お亡くなりになられたようで残念です。。。
話は変わりますが日頃の感謝を込めて、和食繋がりで1店舗ご紹介しようと思います。
ひさ花 http://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220502/22012786/
私のお気に入りの1店舗です。
刺盛りも安いし、金目の煮付けもオーダーごとに作っているので身がホクホクです。
のっぽさん、「ひさ花」のご紹介ありがとうございました。Googleストリートビューで場所を確認しましたが、前評判なしでは突撃しづらい雰囲気が漂っていますね(笑)。
熱海で思い出しましたが、明日(13日の14時)クローズする村上春樹の期間限定サイトで、熱海の話題が出ていました。村上春樹のお気に入りは「カフェ・ド・シュマン」「スコット」「ほーむらん寿司」だそうです。
今でも行ってますか? – 村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト
resortboyさん、こんばんは。
ひさ花さん、ご家族で行かれる場合は予約された方が良いと思います。
17時オープン早々に席が埋まってしまいますので。
1階の小上がりか、2階の座敷に案内されます。
観光客はほとんどいません。地元の方か、別荘族の方ばかりです。
「イチゲン」さんには冷たく感じるかもしれません。
我々は夫婦2人ですので、いつも1階のカウンター席に料理をずらっと並べて熱燗です(笑)
おいしいですよ!!