皆さん、2週間のお休みをいただきまして、ご心配をおかけしました。その間にも、予定のあったいくつものホテル取材をこなしていまして、書きたいことはたくさんあるのですが、いかんせんまだ忌中ということで、不定期更新となっていることをお許しください。
今日は久しぶりの更新ということで、リハビリ的に近況報告をしたいと思います。
僕には3人の子どもがいるのですが、3人ともばらばらに暮らしています。ある程度、定期的に都会やリゾートのホテルで集まって、家庭としての持続可能性をキープしているというのが僕の提唱する「ホテル利用学」の一側面なのですが、それはさておき、かねてより予定していた旅行があったのですね。
葬式で会ったばかりだし、タイミングもアレだから取りやめてもいいか、と思っていたのですが、子どもたちがやろうというので、5年ぶりに家族そろって(ただし前妻を除く)エクシブ鳥羽まで行ってきました。
冒頭の写真は朝食での一シーンです。まだ納骨前なので、気持ちだけでも寄り添っていたいということで、僕は手札判の遺影を携えて旅に出ていました。
そうしたのは、今年3月でのヒルトン名古屋での滞在がきっかけになっています。
ヒルトン名古屋のエグゼクティブラウンジでカクテルタイムを楽しんでいたら、女性の方が、おそらく亡くなったであろう旦那さんの大きな写真をテーブルに置いて、お一人で食事をしていたんですね。でも、ラウンジのスタッフや顔なじみのゲストはそれを気にするでもなく、自然に談笑していて、なんかいい感じだなと思ったのです。きっと、ここ(ヒルトンのラウンジ)が夫婦のお気に入りの場所だったのだなと。
そのことが心に残っていたので、朝食会場には父の写真を持っていきました。案内されたのは、個室でした。他のお客さんの目障りにもなりませんから、食事中は父の写真を机に飾って、個室から見えるお庭を眺めながら、「法要みたいだね~」などと話しながら、家族で朝食を楽しんでいました。
驚いたのはホテルスタッフの対応でした。ごはんのおかわりをお願いした際に、「お父様にも」と、お供えのお食事を持ってきてくれたのでした。初七日は過ぎていましたが、なんだかとてもちゃんとした法要をしたような気分になりました。しかも、さりげなく。
久々に感動させられるサービスでした。どうもありがとう。
お父様をお見送りされ、どのような言葉をおかけしたらよいのかわからずコメントは差し控えていました。
お父様がガンで余命宣告された後、お母様の介護生活で食事に不慣れなお父様が気を使うようになられ
ご夫婦睦まじい様子を伺い、私も将来resort boyさんのご両親のようになれたらと思ってました。実際はまだまだ程遠いですけど汗
夫が脳出血で半身麻痺になってから、エクシブのホスピタリティーを実感しています。
何がどうだったと言われると難しいのだけど、例えば予約時とか、ちょっとした細やかな心遣いが感じられて、安心して旅行できるって思います。
さりげないサービスはとても心に響きますね。
お父様のこと、心よりお悔やみ申し上げます。
私も数年前に父を亡くしており、とても寂しい思いをいたしましたが、ホームのエクシブのスタッフの方々が、折にふれて父の思い出を口にしてくださり、本当にありがたく、慰められました。
これから、エクシブに行かれるたびに、部屋やラウンジやレストランやスパでお父様のことを思い出されることがあるかと思いますが、それはお父様と一緒にご旅行をされているとも言えるように思います。
お辛い中でも、研究活動をされる姿勢に頭が下がります。悲しみが癒される日が早く訪れますように。
初めて投稿させていただきます。
この度は心よりお悔やみ申し上げます。
いつも拝見するばかりでコメントはしておりませんでしたがご尊父様の事を目にしつい書き込みをしてしまいました。
8年前にエクシブを購入し両親を連れての旅行が増えました。しかし4年前に母を4月に父を亡くしました。
父の生前は月に一度はエクシブ三昧で美味しいものの好きな父は94歳にしてコース料理をほぼ完食していました。(家ではほとんど食べないのに、、、)
49日が過ぎて大好きだった箱根離宮の寿司カウンターに父の写真を偲ばせて行きましたら営業の方から聞いていたのか他の方から見えないような目隠しをしてくださり父の写真を置かせてくださりお寿司を握ってくださいました。
皆さんの優しさに涙が止まりませんでした。
仲間との旅行も家族旅行も楽しいですが今は一人旅に耽っています。
思うところはいろいろありますがエクシブを購入して良かったと思っています。
これからも楽しく拝見させていただきます。
お身体ご自愛くださいね。
hiroeさん、きのこさん、あたたかいコメントをありがとうございました。もかもこさん、いらっしゃいませ。
自分のことですが、リゾート会員権を買ったことは、父の晩年を彩るのに絶大な効果(効果と言ってしまうとちょっとニュアンスが違うのですが。よい影響、くらいな意味です)があったと思います。
いろいろな価値観がありますけれども、自分の考えでは、家族というものはいいものだし、必要なもので、これから世界の中で地盤沈下して誇りを失っていく日本という国の中では、もっと家族がユナイトすることが、表立って前向きに語られてよいと思いますけれどね。
自分はそんな思いで「ホテル利用学」の普及活動を地道にやっていて、この半年くらいはアカデミア(大学関係)への働きかけを積極的にやりました。反応は京都大学を除けばゼロですね。まぁ観光学関係は、「それどころじゃない」クライシスに直面しているので、わけのわからない外部の意見には耳を傾ける余裕がないのでしょう。
とういわけで、外部でのお座敷にはあまり機会がありませんので、僕の拠点は相変わらずKASAの会です。落ち着いたらまた、オンラインでセミナー兼オフ会をやりますから、皆さん来てくださいね。