ハイティーン女子向けのバイク選び(購入編)

こちらの記事の続編です。この週末に中古バイクショップを2軒まわっていろいろと実車を見て、それなりに納得したのでその場で契約してきました。買ったお店は写真のようにかなり大きなお店だったのですがスタッフは多くなく、仕掛品が大量にあるそうで、納車は8月以降になりそうです。ともあれ、購入までの経緯を公開しておきます。

前回の記事で、5~7車種ほどの候補を挙げましたが、結局その中のどれにもなりませんでした。発端は本人(娘)が「エストレヤがいいんだけど」と言ってきたことです。

エストレヤというのは、1992年から2017年までカワサキが販売していたバイクです。例によって、ちょっとここから脱線して話が長くなります。

まずはこちらの記事をご覧ください(まぁタイトルだけでも)。

「1台127万円のバイクが即完売」伝説ブランドを復活させたカワサキの大戦略 「メグロ復活」が中高年にドンズバ | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

戦前からのバイクブランド「メグロ」が5~60年の時を超えて復活したら100万以上の価格にもかかわらず激売れ、という記事なんですが、そのメグロ(目黒製作所)の代表作、「メグロジュニア」の系譜を引くバイクがエストレヤだと言われています。

【実車観察】メグロ ジュニアS2はエストレヤの祖先だった! | 軽々と、遠くへ。

【メグロ戦後ヒストリア】大ヒット250「ジュニア」や高性能車「スタミナ」「セニア」を送り出すも、なぜ60年代カワサキ傘下となってしまったのか? | モーサイ

要するに「1950年代風のオールドファッションなバイクがよい」といきなり娘が言ってきたわけです。あれま、そうなんですか。上の記事では中高年にドンズバだそうですけど、渋い趣味なのね…。

それでエストレヤについて基本事項を調べました。ざっくり、1992年~2007年までの前期と2007年~2017年までの後期に分けられ、前期がキャブ車、後期以降はFI車です。中古市場ではキャブ車の方が多く、FI車はかなり高めです(中古のFI車で車両本体価格が40万を切るものはあまりありません)。

バイクのFI(インジェクション)は初心者におすすめ?キャブとの違いを簡単に解説|はじめてバイク

ところが(まずいことに)、前回の記事で触れた「Vespa PRIMAVERA」の主力カラーであるところの「リラックスグリーン」とほぼ同じ色にオールペイントした中古のエストレヤが見つかってしまったんですね。車両本体価格も30万ちょっとでしたし、探しても出る色ではないんで、これはもう買うしかないということでお店に行ってきました。

しかし結局、契約したのは以下のバイクでした。スズキのST250というバイクです。排気量もスタイルもカテゴリーとしてはエストレヤと同様で、写真は販売当時のスズキの広報写真です。

(画像出典:スズキ)

エストレヤでなくて、このST250(E type)とした流れは以下のようなものです。

1)キャブ時代のエストレヤは「エンストレヤ」と揶揄されていて個体差が気になる。
2)そもそもちょい乗りがメインなので、キャブ車よりもFI車の方が取り扱いの面で好ましい。
3)うるさいことを言わなければST250もオールドルックで悪くない。
4)エストレヤに比べるとST250は不人気なので車両価格は手ごろ(FI車で車両本体価格30万程度からある)。
5)コスパ的には並行輸入の新車バイクに劣るが、普及車なのでパーツ供給は安心。

といった感じで、総合的なバランスで中古のST250(E type)に決めました。色は、2009年7月から、2012年8月にカラーチェンジされるまで販売されていた「ミストグリーンメタリック」です(上の写真がそうですが、当時のカタログでメイン色として取り扱われていて、中古でもよく見かけます)。

スズキ ST250 Eタイプ – インジェクション化で環境問題にも対応 試乗インプレ・レビュー-バイクブロス

乗るのはバイク初心者で僕も面倒見れないので、10万円以上かけてフルフルで整備してもらうことにしました。10年前なら同じような値段で新車が買えたのですが、いまは日本市場でこの手のバイクが死滅しているので仕方ありません。

最後に、もしバイク選びでこのページを見ている方がいらしたらなんですが、リセールバリューを気にするならエストレヤの方が断然よいと思います。上に書いたようにメグロ – エストレヤのラインが物語として確立していますし、何しろ目黒製作所(の前身)を作ったのは徳川慶喜の息子(勝精 – Wikipedia)ですからね。日本のオートバイ史をたどれちゃう。

ST250は他の車種との部品共通化やコストダウンなどの話になってしまって、ストーリー的にエストレヤにぜんぜんかないません。もうバイクは経済価値というよりも「エモさ」で価格が決まっているので、エストレヤの優位性は揺らがないと思います。

次は保険と駐輪場の契約です。

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