お部屋から花火見物「太閤ひょうたん祭」

開業前にはほとんど誰も気づいていなかったのではないかと思うが、8月3日にはエクシブ箱根離宮のすぐ目の前で花火大会があり、お部屋の向きによってはベランダから花火見物ができる。このチャンスを見逃すわけにはいかないので、実際に宿泊してお部屋から花火見物をしてきた。

「箱根宮ノ下温泉 太閤ひょうたん祭り」という地域のお祭りの中で行われるもので、約10分ほどの小規模な花火大会である。しかし、その近さ・臨場感はなかなかのものである。

箱根離宮に行った方はわかると思うが、早川渓谷越しの向かいの山々は、非常に近い距離にある。その向かいの明星ヶ岳で花火が上がるのだ。感覚としてはまさに真正面であり、箱根離宮から見る以上によい見物場所はないものと思われる。

この時期、そのひょうたん祭りを記念して、明星ヶ岳にひょうたんの形をした電飾が飾られている。夕やみ迫るころに、山の稜線がわかるように撮影したのがこちらの写真だ。なんとなく、距離感がわかるだろうか？

花火大会は20時から。僕はというと、ベランダの鉄格子の角にお部屋にあったゴミ箱をのせて平らな面を作り、その上でカメラを固定して撮影した。なんと肝心なときに、三脚を自宅に忘れたのである（箱根離宮のゴミ箱が硬いスクエアな家具調のもので、ホントに助かった）。

ベランダに出てみた感じでは、お部屋から花火見物をしている方はそれほど多くなく、ホテルからのアナウンスなども行き届いてはいなかったようだ。花火の写真は、ひょうたんを入れるように撮ったのでレイアウトが微妙だが、何枚か見ていただこう。

ともあれ、ホテルのスタッフもこのイベントのことを知るに至り、また僕がここで紹介してしまったので、来年からは8月3日の宿泊は瞬殺になるに違いない（来年の日程は知りませんが、例年8月3日のようですよ）。

ちなみに、この話題はエクシブ箱根離宮のWeb日記「離宮の扉」でも詳しく紹介されている。ちゃんと写真も撮っていて、グッドジョブである。その日記によれば、スタッフ総出で花火がよく見える場所をリサーチをしたのだという。さすが開業間もない施設のスタッフはヤル気に満ちている。

僕も調べて書こうと思っていたのだが、ありがたく「離宮の扉 2010年8月3日(火)」から、花火がよく見えた場所を引用してみよう。昨日の記事で触れた「箱根華暦」の窓際席、それにお風呂で花火見物なんて、なかなかよいですよね。

■ダイニング＆ラウンジ「ベラヴィスタ」のテラス
■日本料理「箱根華暦」の窓際席とレストランへ向かう回廊
■フロントロビー奥の窓際
■4号棟・5号棟・のお部屋
■1号棟の渓谷側のお部屋
■2号棟・3号棟の北西向き(御殿場方面向き)のお部屋
■プライベートスパ
■男性露天風呂

（エクシブ箱根離宮）離宮の扉