エクシブ浜名湖から訪れる「直虎紀行」のメインスポットは、何と言っても直虎(次郎法師)が出家していた「龍潭寺」です。前回紹介した「井伊共保出生の井戸」と合わせて見学するとよいと思います。エクシブからはクルマで30分ほどです。
まず、大事なことを言っておきますと、現存する建物はすべて1600年代以降に建てられたものなので、直虎が出家していた当時のものではありません。ですが、それをあまり認識しすぎるとつまらなくなってしまいますので、「ここで出家していたんだよ~」ということでよいのではないかと思います。
アクセスですが、クルマの方が多いと思います。
龍潭寺には40台の無料駐車場がありますが、なにしろ大河ドラマの舞台ですから、土日は混雑すると思います。こちらに近隣の駐車場の地図を掲載しておきますのでご参考に。
多くの方が大河ドラマ館と併せて見学するかと思いますが、悩ましいのは龍潭寺に先に行くと大河ドラマ館とのセット券を販売していることです(大人の場合、100円おトクです)。
ただ、今回の物語はマイナーなテーマであるため、先に大河ドラマ館に行って「学習」してから龍潭寺に行った方がいいような気がします。そんなわけで、エクシブ浜名湖で大河ドラマ館のチケットを買って行きましょう(エクシブでセット券を売ってくれればいちばんいいのですけれど)。
拝観料は拝観料は高校生以上が500円、小中学生は200円となっています。龍潭寺のホームページはとても充実しているので、興味のある方はこちらで予習してから行くとよいと思います。
(公式)遠州の古刹 龍潭寺
まず山門から中に入ります。本堂やお墓などを外から見るだけであれば拝観料は要りませんので、「大人4人で2,000円も払いたくねぇな」という向きは、まぁそういうのもありかと思います。
庫裡で拝観料を払って靴を脱ぎ、本堂へと入っていきます。
本堂の廊下は本堂内の廊下は左甚五郎作で、歩くと鴬(うぐいす)の鳴くような音が聞こえる「鴬張りの廊下」として有名だそうですが、たくさんの人並みの中ではよくわかりませんでした(^_^;)
ただ、廊下を渡りきったところに左甚五郎作の「竜の彫刻」があります。日光東照宮のねむり猫の作者としても有名ですね。
本堂にはいろいろな展示がありますが、文化財として価値があるとされているものの多くは企画展示のみ常設ではありません。「井伊家のお籠」なんて「結構小さいんだなぁ」なんてわかって面白いですが。
本堂の奥には「開山堂」があり、そこには南渓和尚や傑山など、歴代住職の位牌が安置されています。その奥には「井伊家霊廟」があって、元祖共保公、二十二代直盛公、二十四代直政公の木像が安置されています。
ここに次郎法師(井伊直虎)と母のお位牌もあるようですが、ちょっとよくわかりませんでした。直虎さんのお墓は外にありますので後ほど。
さて、この龍潭寺でもっとも名高いのは庭園です。
江戸時代初期に作られた池泉鑑賞式庭園で、初夏のさつき、秋のドウダンの紅葉で名高いということで、ホームページに美しいギャラリーがありますのでご覧になってください。
(公式)龍潭寺百景|遠州の古刹 龍潭寺
最後に直虎さんのお墓を見て帰りましょう。
いいなづけだった直盛と直虎は、隣り合った場所で眠っているんですね(じーん)。
ところで現在、「大河ドラマ『おんな城主 直虎』全国巡回展」という無料のパネル展示の催しが、4月から11月にかけて全国を巡回する形で行われています。現在は「名古屋展」がNHK名古屋放送局で4月24日(月)まで開催中です。
書くのに適切な場所を見つけることができなかったので、ちょうどよいgoogle mapが引用されているここに書きます。
静岡新聞によると、東名高速スマートインターチェンジ「舘山寺」が3月17日に開通するようですね。
場所は、ちょうど上記地図の青線と東名高速の交点付近のようです。
少しアクセスがよくなりますね。
EF66さん、情報ありがとうございます。ちょっと描画してみました。こんな感じでしょうか。
インターを下りて10分ちょっととは、なかなかのものですね。こんなにすぐに高速に乗れるエクシブってほかにありましたっけ?
それにしても、去年の大河ドラマはひどかった。どうしてこうなった的な解説があったら読みたいです。
また、今年のもしんどい。直虎は期待値が低かっただけに高評価。