平成5年7月に預託金制のリゾートクラブとして開業した東急ハーヴェストクラブ箱根明神平は、当初より会員権の有効期間を20年と定めていた。その期限まであと1年に迫ったわけだが、今週より改修工事に入り、施設をリニューアルした上で新たな会員権を売り出して存続することとなった。

その新会員権が週明けの7月1日から募集開始になる。新しい会員権の名称は「東急ハーヴェストクラブ箱根明神平エクストラ10」。その名のとおり10年間使い切りのリゾート会員権である。

従来通り預託金制で、販売価格は495.5万円。内訳は入会金115.5万円(税込)と預託金380万円で、預託金は退会時に全額返還される。年会費は従来よりも安くなったが小規模施設(全39室)のため相変わらず高く、年額18.9万円である。

10年間のトータルで見ると、返金になる預託金を考慮に入れなければ、会員権維持にかかる総コストは304.5万。およそ年額30万ということになる。これで年間の宿泊券が30枚(ホームグラウンド券18枚+相互利用券12枚)なので、要するに宿泊券1枚が1万円ということだ。

箱根明神平はハーヴェストきっての小規模施設で、東急不動産が開発した温泉付別荘地「東急明神平サニーパーク」の一角として「別邸」を思わせる独特の雰囲気を持っている。あの立地とたたずまいが気に入ればこの投資はアリだと思う。

10年経てば預託金は戻るし(今後10年で東急グループに何かあるとは考えづらい)、使いきりと考えれば会員権の値下がりにハラハラすることもない。区分所有権を持つわけではないから不動産登記もいらないし、用済みになった時に「売れなかったらどうしよう」とか「仲介業者への手数料も必要か」などといった共有制リゾートにつきものの煩わしい思いをすることもない。

ただし、昨今のVIALAやエクシブのように広いお部屋があるわけではなく、一番広いお部屋でも43平米しかないから、お部屋や施設の豪華さに価値を求めるのであれば割高だろう。なお、今回の改修工事後は、2室(ツインと和洋室が各1室)が専用露天風呂付客室となり、通常客室料金にプラス3,150円で使えるようになる。

ともあれ、モノは考えようだ。ホームグラウンド券18枚はリタイア世代が夫婦でここを別荘ライクに使い、相互利用券12枚は子育て世代が月1回のリゾート行きに各地のハーヴェストで使う、なんていう使い分けができれば、実にいい感じではないかと思う。

10年で300万なら、と思えるのなら、行動は早い方がよい。今回の「エクストラ10」は7月1日の募集開始以降、会員資格を取得したらすぐ使いはじめることができるからだ。会員権の存続期間は平成35年7月10日までなので、最長で丸11年使えることになる。

3 コメント

  1. いつもブログを楽しませて頂いております。
    既にご存じとは思いましたが、新たな施設の会員募集が始まったようです。
    株価と同様に、会員権市場も好転しているのでしょうか?

    http://www.kyoto-takagamine.com/

  2. Kevinさん、こんばんは。東急ハーヴェストクラブ京都鷹峯&VIALA、ですね(正式名称が長い!)。

    東急ハーヴェストクラブ京都鷹峯&VIALA|リゾート会員権

    ハーヴェストの和洋室に掘りごたつがあったり、VIALAは全室露天風呂仕様だったりと、おお!っと思う仕様になっていますね。開業は来年の秋、ということです。今年、来年とリゾートトラスト(エクシブ)の新規開業はありませんが、その間にハーヴェストは今年の熱海伊豆山、来年の京都鷹峯と新規開業が続く、というのもなんだか対照的です。

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here