忘れないということ

大震災から10日が経ちました。いまだに僕はそのことに対して言葉を持てずにいますが、ひとつあるとすれば「忘れない」ということではないかと思っています。僕が守るべき人たち(要するに家族です)を守るために、この日のことを忘れない。そして必要な準備を怠らない。そのことだけでも守り通せていければと思っています。

さて、ちょうど1年前のことです。

このサイトをはじめて足かけ7年になりますが、10日を超える長期のお休みをいただいたのは一度しかありません(2番目に長いお休みが今回だと思います)。その原因が1年前の入院でした。突然の心臓発作。急性心筋梗塞でした。

右の冠動脈(心筋に酸素を供給する動脈)に血栓が詰まり、緊急入院でステント治療をしました。早期の入院で生き延びたものの、かなりの方が命を落とす疾患。このサイトは健康サイトではないので、ディテールは省略しますが、それなりの過程を経て、その後も元のようにリゾートライフを楽しんでいるのは皆さんご存知の通りです。

けれども、そんなわずか1年前のつらい経験ですら、忘れてしまうものなんですね。次第に生活が元通りになるにつれ、戒めがどんどん薄れていきます。だから「忘れない」ということを、僕にとっての記念日である今日3月22日に、このブログ再開の言葉として、記しておきたいと思います。

さて、写真はハワイはオワフ島ワイキキビーチにほど近い「インペリアル・オブ・ワイキキ」というコンドミニアムです。このコンドはRCI経由でも利用でき(#2605 Imperial Hawaii Vacation Club)、僕は昨年の3~4月にここに滞在する予定でした。

入院して何をいちばん考えたかというと、直後の春休みに控えていていたこのハワイ行きのことでした。長男が中学に上がる直前で、家族全員で長期の海外旅行ができる最後のチャンスであり、およそ1年がかかりでいろいろと準備を進めてきていたからです。

というわけで、しばらくの間、特別番組としてこのハワイ編をお送りたいと思います。

5 comments

  1. 今回の大災害についてのコメントをこのBLOGのどの記事のコメントとしてつけるべきか、皆様も悩まれていたのではないかと思います。それにふさわしい記事はなかなかありませんでした。

    沢山の罹災者の方々と今なお続く苦難の生活に言葉も失います。あの方々のことを思うと、のほほんとエクシブに行くことには後ろめたさを覚えます。その中で、那須白河が温泉を被害者の方々に開放しているのは嬉しいニュースでした。他社でもホテルや旅行のキャンセルが続いているようですから、RTにはしばらく辛い時期が続くかも知れません。

    忘れない、しかし、復興の気配も見えて、我々もあまり後ろめたさ無くエクシブに行ける、そう言う日が早く来ることを祈っています。

  2. ブログが更新され、安心しました。
    ケガでもされたんじゃないないかと…(~_~;)

    今回の震災で、友人が被災しました。会社も津波で壊滅したそうです。
    社員達の離職の手続きも済ませたそうです。
    その友人は、他県に行った幼馴染がNHKのニュースで死亡していたと
    昨日知った。と、連絡がありました。

    友人は仙台市ですが、復旧は程遠く、今は老人・子どもの餓死が心配だと…
    やっと運送業が動き出したので、支援物資を発送しました。
    少しのお菓子も入れて、子ども達にも分けてあげて欲しいと、お願いしました。

    どこに行くのか判らない不透明な義援金をされるのでしたら、
    各県名・市町村名が書かれた義援金BOXへの募金をお願いしたいと思います。

    私は大きなケガも病気もした事がなく、平和に暮らしている事を
    改めて知りました。
    せめて、この一年は贅沢禁止として(家族全員)
    友人の支援を、仲間と共にして行きたいと思います。
    resort boyさんのブログにて、リゾート気分に浸らせて頂きます☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

  3. 皆さんこんにちは。なかなか言葉を紡ぎ出すことができずに、更新をお休みしていましたが、ダルさんのようにお気遣いいただいていた方もいらしたと知って、少々反省しております。

    誰もがリゾートどころではありません。先ほどリゾーピア熱海から連絡があり、4月16日の花火大会の中止を知りました。ゴールデンウィークの恒例行事、エクシブ浜名湖のある浜松で開催される浜松まつりも中止です。東京では5月下旬の浅草三社祭も中止です。

    僕のブログでリゾート気分に…、と伺って、ああ、そんな役割もここにはあるんだ、と知りました。しばらくの間、少し遠い場所のリゾートの話でもしようかと思っています。

  4. 会員制リゾートホテルに緊急避難

    私の親戚が福島県郡山市(福島原発より60㎞)に住んでおり、3月16日の早朝、家族4人で郡山を脱出しました。原発の炉心崩壊の危機が迫っていたためです。

    しかし、ガソリン不足のため車で遠くまで走れません。途中で給油できるかどうか不明のままの脱出です。幸い2カ所で給油できて無事長野県のホテルに避難しました。パニック映画さながらの脱出劇です。

    滞在先は私がよく利用するセラヴィリゾート泉郷の「ホテルアンビエント蓼科」です。フルキッチン付きのグランドファミリールームに7泊し、今日(3月23日)郡山に帰っていきました。私も3月16日に合流し、お世話をしました。

    緊急時に会員制リゾートクラブが避難所になることを実感しました。

  5. funasan、こんにちは。貴重なレポートをありがとうございました。いわば「リゾート疎開」ですね。

    僕も実は同じようなことを考えていて、震災後、すぐにでも実行できるように準備をしておりました。記事化するのは混乱を招きそうで控えておりましたが、リゾート会員権を持つことのメリットの一つとして、見逃せないものになったと感じはじめています。

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