奥軽井沢温泉 あさまの湯

※2009年4月1日より温泉の名称が「あさまの湯」から「暁の湯」に変更になりました。

僕がホテルグリーンプラザ軽井沢に最も期待していたのは温泉であった。エクシブ軽井沢には温泉がないし、東急ハーヴェストクラブ旧軽井沢には温泉があるけれど、ビッグウィーク軽井沢には大浴場がない。軽井沢でスキーをして温泉に入る、という僕の願いをごく簡単にかなえてくれそうなのがここ、グリーンプラザであったわけだ。

自家源泉のかけ流し温泉ということで、これはエクシブにはないクラスの温泉だと期待していた。行ってみるとうわさどおり、なかなか風情のあるいいお湯だ。

ちょっとうまく文章で表現できないのだけれど、石を焼いたような、わずかに鉱物油の香りがする褐色のにごり湯である。浅間山のぐらぐらとしたマグマが直接、地下水系を熱しているような、そんなイメージがする湯の香りだ。

聞けば地下1,600mからくみ上げているといい、泉温も72.9度と高い。適温にするために、井戸水を加水してかけ流しにしている。循環、ろ過、消毒は行われていない。

内湯のほかには写真に見える岩風呂、右側のジャグジー(ここだけは温泉ではない)、左手前には檜風呂、奥には洞窟風呂がある。大規模ホテルとしてはそれほど大きな温泉施設ではないので、夏などの繁忙期にはすごく混雑するだろう。

僕の行ったときにはシーズンオフだけに混雑はなく、ゆったりといいお湯を楽しめた。なにしろ入浴中もずっと雪が降っていたから、かなりいい雰囲気。朝は5時から開いており、雪の中で夜明けのひとときを露天風呂で過ごした。

この「奥軽井沢温泉 あさまの湯」は、午前10時にいったんクローズした後、正午からは日帰り入浴施設としても運営している(料金は大人1,200円、3歳~小学生が600円)。素晴らしいと感じたのは、宿泊客はチェックイン前とチェックイン後も、この温泉を利用できることだ。

到着してまだお部屋が使えない時間であっても、宿泊客はフロントでチェックアウト日の日付が刻印された入浴券をもらえる。それを見せれば、チェックイン前だろうが、チェックアウト後だろうが、公式かつ無制限にこの天然温泉を利用できるのである(タオルは入浴券を見せればフロントで貸してくれる)。

例えば12時前に到着して入浴券をもらい、ゆっくり温泉に入ってランチをしてからチェックイン、ということもできるし、チェックアウト後にスキーにでかけて、スキー帰りに入浴してさっぱりしてから帰る、なんてこともできる。日帰り入浴施設として運営されているからこそ可能となる、このホテルならではのフレキシブルな温泉利用だ。

なお、このあさまの湯があるリゾート館の向かいには、足湯「チューダーの湯」がある。かけ流しだから、いつでも利用できるし、野外施設だから、これだけなら当然無料である。

5 comments

  1. なるほど、良質の温泉には、ひかれますね。うちに冊子がころがっていて見たら、ベネフィットステーションの冊子でした。主人の仕事の関係でも利用できることがわかりました。灯台もとくらしでした。これから、研究です。

    駅近くだとハーヴェストの旧軽井沢ですね。Bwには、温泉がありませんが、平日は、ハーヴェスト旧軽井沢の温泉利用ができるので行ってみようと思います。

    奥軽井沢・・・車じゃないといけないですね。最近、電車で便利がコンセプトになっていて。年ですね。。。

    プリンスのコテージも冬は安いですね。温泉だったかどうか。。。

  2. みなさんこんばんは。
    温泉と言うことで、一つ気になることがあったので書き込みます。
    先日、琵琶湖を訪れたときにホテルの北側で何やら温泉掘削のやぐららしき物を組み立てていたのですが、再掘削でしょうか?湯量が少なくなってきたのでしょうか?詳細ご存知の方おられますか?軽井沢とは関係ない書き込みですいませんが。

  3. resortboyさん、こんにちは。
    ここのお湯、良いですよね〜。しかも源泉掛け流しというのが嬉しいです。
    会員制(このホテルは一応会員制)リゾートの中で良質なお湯を楽しめる機会が少ない中で「ほぉ〜っ!」と言わせるだけのしっかりしたお湯だと思います。
    このホテルで言えば、古くなったハード面のデメリットをカバーするのに十分ですね。エクシブ鳥羽&アネックスと同様に温泉で価値を格段に上げたホテルだと思います。

  4. スキーの後のほっとする雰囲気が湯気とともに感じられます。寒い時は、やっぱり、ホテルの中の露天風呂にかぎりますね。
    HGPの箱根の姥子では、外来入浴もやっているのでロープウエイに乗って遊んだ帰りに寄ってみるのもいいかもしれませんね。眺めもいいらしいです。箱根の話しでごめんなさい^_^;

  5. みなさんこんばんは。冬はやはり温泉ですねぇ。

    チョコたん、ベネフィット・ステーションはいろいろなホテルが出ていてよりどりみどりな感じですが、休前日には枠がないことも多いので、ご注意ください。Webの予約システムも使いにくくて、僕は結構ストレスたまりました。

    ビッグウィーク軽井沢の宿泊者がハーヴェストクラブ旧軽井沢の温泉を使うと、1,200円とか取られますよね。500円くらいになれば利用しようという気にもなるんですが。

    同じような話しとしては、軽井沢プリンスホテルイーストにできたばかりの「森のホットスプリング&スパ」があります。これはイースト宿泊者専用で、ザ・プリンス 軽井沢、ウエスト、コテージに泊まっていると、お金を払わないと使わせてもらえません。

    それから、ホテルグリーンプラザ軽井沢へは軽井沢駅から1日に8便も送迎バスが出ていますよ。

    たーさん、エクシブ琵琶湖は現在、温泉井戸の整備工事を行っています。工事中は水道水だそうです。期間は1月15日から3月28日までとのこと。

    ともさん、実はともさんの旅行記(リゾートアルバム)を見て、猛烈に行きたくなり、ホテルグリーンプラザ軽井沢を予約したのでした。気軽にいいお湯が楽しめるということで、また機会があれば行ってみたいな、と思っています。近くの「ホテル軽井沢1130」も、自家源泉の「鬼押温泉」を名乗っていますので、そちらも気になっています。

    再びチョコたんへ。すごくタイムリーな話しとして、ホテルグリーンプラザ箱根はこの1月25日に露天風呂がリニューアルするとのことです。ここの女性露天風呂は富士山がばーんと見えてすごく眺望がいいそうですが、リニューアルで柱の位置を調整して、富士山がより見やすくなるとのこと。写真を見ると、リニューアル前でも十分素晴らしいです。

    温泉・施設のご紹介 ホテルグリーンプラザ箱根

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