所用で名古屋に行くことになり、ヒルトン名古屋に初めて宿泊しました。滞在のためにヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン(HPCJ)に入会し、同時にヒルトンHオナーズの会員にもなりました。それらの使いこなしについてはもう少し修行を積んでから書くとして、今日は一番びっくりしたことについて書きます。
それは「前の日にお部屋の場所を自分で決められる」ということでした。ヒルトンのヘビーユーザーの方には当たり前の話なのかもしれませんが、エクシブでは「今日はどのお部屋かなぁ」なんて思いながら現地を訪れるのが普通ですから、行く前から部屋がわかっているというのは、僕にとっては非常に画期的なことだったのです。
(画像出典:Hilton Worldwide報道発表資料)
滞在の前の日に英語のメールが来て(なぜかヒルトンから来るメールは全部英語です。普通の人は困るんじゃ…)、チェックインしてね、と言うのです。具体的には「It’s time to check in for your stay on XXXX at the Hilton Nagoya. As an elite Hilton HHonors member, choose a room now and we’ll upgrade you upon arrival to the best of our ability.」という感じで(アップグレードのことが書かれていますが、実際にチェックインのときにオファーがありました。追加料金だったので利用しませんでしたが)。
サイトにログインすると、上の写真のように、ホテルの平面図が現れて、部屋が指定できるのです。ちょうど飛行機の座席指定と同じ感じです。これには驚きました。
と同時に、困りました(^_^;) お部屋番号を好みで決められるのは嬉しいんですが、何しろ泊まったことのないホテルです。そのため、いろいろな情報を駆使して、ベストと思われるチョイスをして現地に向かいました。
ヒルトン名古屋は薄べったい板みたいな形の建物で、お部屋は東向き(栄側)と西向き(名駅側)に分かれています。
22階~23階のエグゼクティブルーム、24階~27階のプレミアムエグゼクティブルームといった高層階(料金の高いお部屋)なら、名古屋駅近辺の高層ビル群が見える西向きのお部屋がよいと思います。18階~21階のデラックスルームだとどうでしょうか、悩ましい感じですね。
今回は旅費をケチって9階~17階のヒルトンルームでの予約でしたので、東向きのお部屋にしました。というのも、ヒルトン名古屋の西側には、向かいのビル(朝日新聞が入っているアムナットビル朝日会館)がすぐ目の間に建っているからです。
冒頭の写真は地下鉄伏見駅から見たヒルトンの外観で、東向きにはビューが抜けています。しかし、この写真でわかるように、西側はすぐ別のビル(下層階はつながっています)になっています。
この2つのビルの間はテニスコートなんですが、そこから見上げるとこんな感じです。右がヒルトンで左が朝日新聞です。
今回、ホテル公式サイトからの予約でしたから、ヒルトンルームの中では一番高層の17階のお部屋がアベイラブルでした。そこで、17階の東側で一番大通り(広小路通)に近い、1701号室(つまり北東の角)に宿泊することにしました。エレベーターのすぐ近くで、隣はアイスベンダーで便利でした。
景色はこんな感じ。昼間と夜景です。
画角が別で申し訳ない(うっかりミニ三脚を忘れてきてしまい、夜景は角度が調整できませんでした。チップスターの上にカメラを乗せて撮影(^_^;))。
夜景は出かけていて23時過ぎに撮ったもので、もう少し早い時間だったらもっと夜景っぽく窓にあかりが灯っていたのかもしれません。
まぁあまりいい景色とは言えないと思いますが、これくらいなら全然オッケー、という印象ですね。一応テレビ塔も見えました(^^)
驚きのサービスですね。素晴らしい!
これは全ヒルトンで実施されているのですか?それとも名古屋ヒルトン独自のサービス?
私はマリオット愛好者ですが、いずれこのサービスはマリオットにも伝染していくと思います。大歓迎です。
注:先日、妻と2人でドイツ・中央ヨーロッパ世界遺産の旅「ベルリン→ドレスデン→プラハ→ウイーン」(2週間)をしてきました。ウイーンではエクシブのRTCC利用のホテルで7泊しましたが、ウイーンの中心地のメイン通りに面した最上階の部屋で十分満足しました。事前にeメールで「高層階・眺めの良い部屋」をリクエストしておいただけですが、効果大でした。ホテルの客室は同じカテゴリーでも場所によって満足感に大きな開きがあるので、事前指定は貴重なサービスです。
resort boyさん
そして、皆様
良い夏休みをすごされていますでしょうか?
さて、このシステムは凄くいいですよね。
アパホテルが今春ごろまでは、アパオートアサイン(AAA)システムと称して、事前客室指定をやっていましたが、現在はシステム入替のため?という理由で、現在は実施されていません。
利用者にとってはありがたいシステムなんですが、実施ホテルがほとんどないことを考えると、おそらくホテル側にはデメリットがあるんでしょうね。
ヒルトン東京で利用致しました。
ダイヤなのでポイント利用でもクラブフロアにアサインされていました。
上層階を選びましたがリノベーションはされていない部屋でした。
個人的には光の漏れるリノベーションされた部屋より前のほうが良かったのですが、ホテルは今あるお部屋の中で一番良い部屋にアサインしてくれていたのだと思います。
前日にチェックインすることでホテルとしても収益は確保でき、既にUSで導入されているスマホキー(スマホ画面をかざしてキーになる)も近々導入されるそうです。
チェックアウトもスマホで決済するので、フロントでの仕事は省けるわけですから、なかなか合理的なシステムですね。ちなみに日本ではまだヒルトンしか導入されていないようです。
ゴールド会員は前日アサインされた部屋から更なるアップグレードが出来そうかどうか、選択肢が少なければエキストラを早めに支払ってクラブフロアを確保すべきかなど、ダイヤならジュニアスイートへのアップを期待してわざとチェックインしないという選択肢もありかもしれませんね。
追伸:
リゾートボーイさん
先日はハワイ情報ありがとうございました。
帰国したらご報告いたしますね。
funasan、むうさん、Shielaさん、コメントありがとうございます。
僕はヒルトン初心者なので、このシステムについては記事に書いた以上のことは知らないのですが、こんな記事があるのを見つけました。
ヒルトンホテル、スマホをルームキー代わりに──2016年末までに実施 – ITmedia ニュース
ヒルトンホテル、スマホで部屋を選べるサービスを開始 | TechCrunch Japan
フロントレスですか~っていう感じですね。ホテルのオペレーションにおいて最大のボトルネックですから、投資のしがいがあるのではないでしょうか。
ヒルトンに宿泊する前日にアプリを開くのが楽しみでワクワクしませんか?
明日からセールで予約したヒルトンに滞在するのですが、予想を超えるアップグレードで即チェックインしてしまいました。無料で貰えたゴールドステイタスに感謝です。
アップグレード、というのはエクシブにはない楽しみですよね。
いわゆる「修行」をされている方々も、主にこのアップグレードを目的にしているわけですし、タイムシェア(リゾート会員権を含む)が有効なマーケティング手法であるのと同様に、上級会員への厚遇(アップグレード)というのも、大いに魅力的な(つまり効果的な)マーケティング手法だと痛感します。
このアップグレードの楽しみを知ってしまうと、エクシブが物足りなくなるという方も多いのではないでしょうか。エクシブは現在、アップグレードとは逆のトレンド(オーナー会員からのむしり取り)が表面に出てきているので、なおさらでしょう。
シーンに応じて、両方を使い分けたいですね。