前回の記事で、もっとも稼働率の低い、すなわちもっとも人気がないエクシブはエクシブ伊豆であることをデータで明らかにしたが、僕個人としてはエクシブ伊豆は嫌いではなく、年に2~3回は訪れる、むしろ好きな部類の施設である。敬遠される原因の1つとして、伊豆へのクルマの渋滞があるのではないかと思う。
国道135号をうまく回避する方法はもっと語られていいはずだ、ということで、今日は玄岳インターの使い方について触れたい。
東京からエクシブ伊豆へのアクセスは、渋滞がなければ、小田原厚木道路で小田原に出て、真鶴道路から国道135号、というのが最短ルートだが、国道135号はすぐに渋滞してしまうために、伊豆スカイラインを使う、というのが定石だ。
伊豆スカイラインの起点は熱海峠だが、箱根新道やターンパイクで計画的にアクセスするならともかく、熱海あたりまで下道で来てしまってから「混んでいるや」ということで熱海峠に登って行くのは、方角からしても東京方面に戻るニュアンスが強くあって心理的にかなりの抵抗がある。
地図を見ると、ホテルニューアカオがある錦ヶ浦から真西に向かうと熱海峠の次のインターである「玄岳インターチェンジ」(冒頭の写真)がある。熱海で渋滞を察知することは多いので、熱海で進路を決めて玄岳から伊豆スカイラインに乗る、という方法が思いつくのだが、実際に国道135号を走っていると、玄岳方面を示す標識はまったく目に入らないのである。
何度かトライするうちに、ようやくこの謎が解けた。錦ヶ浦から玄岳までの道路は、以前は有料道路であったのが標識がない理由のひとつのようだ。事業主がなくなってしまったとともに、標識も消えてしまっているのだ。
名前を「熱海新道」という。歴史をひもとくと1997年までは有料だったようだ。国道135号からその熱海新道に入れば、終点が玄岳インター、ということなのだが、どこからその新道に入るのかは調べてもわからなかった。答えは以下の写真だ。
東京方面から熱海港を抜けて坂を上がってすぐ、写真のホテルニューアカオへの分岐が左側にある。僕はすっかりアカオの専用道路と思い込んでいたのだが、これは市道で、熱海城を経て熱海新道へとつながっている。トンネルがあるために平面の地図ではその入り組んだ様子がわからない。実際に使われる方は、熱海城のホームページにあるこちらの地図をご覧いただきたい。
熱海新道は途中10%を超す急勾配の坂道が続くが、熱海の街を見下ろすその景観は美しく、クルマを停めて熱海の眺望を楽しむのもいいだろう。何しろ、ほとんどクルマは走っていない。廃道ムードもたっぷりで、時代に翻弄される熱海の盛衰の歴史を、この道は説得力をもって語りかけてくる。
こんなところに入り口があったのですか。何時も便利な情報をありがとうございます。
そうなんですよ。僕も正解にたどり着くために何年もかかりました。
ところで、ちょっと文章ばかりで説明がわかりにくかったので、Googleマップを貼り付けてみました。
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