エクシブ蓼科からエクシブ軽井沢へ

リゾート会員権を持つ醍醐味のひとつは、所属しているクラブの施設をはしごすることだ。複数の拠点を利用しながら、統一されたサービスレベルで安心して旅を続けると、しっかりしたリゾートクラブのよさを心から感じる。関東地方では、エクシブ蓼科とエクシブ軽井沢の連携に見るべきものがある。その「信州ドライブ」のルートを紹介しよう。

エクシブ蓼科とエクシブ軽井沢を結ぶルートには、2つの選択肢がある。1つはエクシブ蓼科から国道299号 – 国道141号とつないで、佐久平に出て、国道18号沿いにあるエクシブ軽井沢に行く方法。これはすべてが国道なので、地図を見ると探しやすく、もっとも一般的に思われる。

しかし、国道299号、通称メルヘン街道は、標高2,127mの麦草峠を擁する山岳道路であり、11月下旬から4月下旬までは積雪のため通行止めになるという難所である。エクシブから麦草峠まで行くだけでも相当なワインディングで、そういうのが好きな方でないとちょっと厳しい気がする。

今回ご紹介するルートは、ずっと県道ばかりだが、しっかりと道幅もある走りやすいルートだ。最高地点もビーナスラインのスズラン峠(1,839m)で、アップダウンやワインディングも少ない。例によって「ALPSLAB route」でルートマップを作成したので、ご利用の方は参考にしていただきたい。

ポイントについて解説していこう。まずエクシブ蓼科からは、メルヘン街道でなくビーナスラインに出て、白樺湖方面に向かう。スズラン峠を過ぎると、女神湖方面への分岐があるので、それを右方面へ(おそらく標識は「佐久・小諸」などとなっているはず。最終的に女神湖の前を通ればいいので、別に一度白樺湖まで行ってしまってもかまいません)。

白樺の林を抜けると、白樺高原国際スキー場のある交差点「蓼科牧場」に出る。ちょうどここが女神湖畔である。ホテルアンビエント蓼科の前を通って、後は県道40号をずーっと下っていく。ほとんど真っ直ぐな直線なのでとても走りやすい。

途中に1ヶ所だけ、ヘアピンカーブのある場所があるのだが、そこに差し掛かったら駐車場にクルマを止めて展望台に上がってみよう。

「三望台」と呼ばれる実に景色のよい場所で、北に浅間山、南には蓼科山、東には荒船山を望むフォトポイントである。浅間山を望む方向にちょうど白樺の木が植えてあるので、それを入れて浅間山を撮影するのがお約束であるから覚えておこう。

三望台を過ぎると、「白樺高原入口」交差点で国道142号に合流する。ここからは新幹線の佐久平駅や、上信越道の佐久ICを目指せば、自然とエクシブ軽井沢のある国道18号に接続できるだろう。

エクシブ蓼科からエクシブ軽井沢までの所要時間はおおよそ90分程度。高速もまったく使わないが、キツい道ではない。軽井沢に近づくほどに浅間山が映え、晴れた日なら実に気分のいい、快適なドライブが楽しめる。

2 comments

  1. このゴールデンウィークにエクシブ蓼科からグランリゾート軽井沢に行くつもりです。
    高速1000円で混むかもしれないので、このルート参考にさせて頂きます。
    私の為のような(笑)タイムリーな話題をありがとうございます。
    グランリゾート軽井沢は駅近くにあって便利な場所なので期待しています。
    安くて予約が楽です。

  2. ゆうさん、こんばんは。ゴールデンウィーク中にグランリゾート軽井沢ですか!場所はすばらしいですが、クルマが超混みそうです。そこで、抜け道マップのサイトをご紹介します。

    軽井沢 on ドットコム – 渋滞予測マップ

    軽井沢ツーリズム&ライフ – 抜け道マップ

    まさにホテルにたどり着くためにハマってしまうかもしれません。記事で書いたルートの最後の方は「浅間サンライン」や「1000m林道」を併用すれば、国道18号が渋滞している場合もストレスなく星野・千ヶ滝まで出るとができます。そこから旧軽井沢へは上記サイトの抜け道マップで切り抜けましょう。

    かなり上級者向けとなってまいりましたが、さらに面白い手としては、御代田町の町役場にGW中は駐車できます。そこからしなの鉄道を使えば、渋滞は完全回避です。軽井沢町がいろいろと涙ぐましい努力をしていますので、以下のサイトで渋滞の深刻さを感じとってあげてください。

    軽井沢町役場/GW交通快適化対策について

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