メタボで心臓病だった私が体を作り直した話 – 1

この春から、隔月でオフ会と称した勉強会を主催しています。3回目となる8月の会は「ダイエット」をテーマに東京都港区で開催しました。全部で何回になるかわかりませんが、その講演内容をお届けします。今日は第1部として僕が担当した「メタボで心臓病だった私が体を作り直した話」の第1回です。

resortboy:まず今日の予定を簡単にお話しますと、最初に自分の体験談と、お手元に資料をお配りした「ゾーンダイエット」というものの説明をしたいと思います。

どうしてこのダイエット法について説明するかというと、第2部ではzukisansuさんをゲストに「お薬ダイエット」について話します。今日は皆さんそこに興味を持ってきていたいてるんじゃないかなと思います。

このような「一見まともでない話を真面目に聴ける」という機会はなかなかないと思いますので、そのお薬ダイエットを理解する前提として、体というのはどういう仕組みでやせたり太ったりするのかという、仕組みについて先にご紹介したいと思っています。

ではパート1の前半として「メタボで心臓病だった私が体を作り直した話」というタイトルでお送りします。実は10年前に急性心筋梗塞で死にかけたことがありました。当時からブログはやっていたので、ガンになったんじゃないかとか、コメント欄でご心配いただいたりしました。

それをきっかけに、一念発起して栄養の勉強をしたり、いろいろと試行錯誤をしてきました。僕の裏ブログで健康ネタに関してお読みいただいてきた方もいらっしゃると思うんですが、一度ここでまとめてお話をしようと思っています。

まず、このスライドを見てください。後でも出てくるんですが、これは「メタボリックドミノ」と言って、生活習慣病の話をするときによく出てくる図です。

(画像出典:日本内科学会雑誌/100巻 (2011) 1号 医学と医療の最前線 メタボリックドミノとCKD p. 191-198)

一番奥に「生活習慣」と書いてあって、そこから肥満が発生します。肥満の後に「インスリン抵抗性」という項目がありますけど、これが今日一番のキーワードだと思います。

インスリンっていうのは、血糖値を下げるためのホルモンです。それが効かなくなる現象のことがインスリン抵抗性です。

それによってこのようにいろんなことが起こりますよ、というのがこの図です。最終的には失明をしたり脳卒中になったり認知症になったり、心不全になったりします。

その後ろに「虚血性心疾患」って書いてありますけれど、僕はこの虚血性心疾患になったんです。まさにこのメタボリックドミノがバーッと総倒しになって、最後は死んじゃうと、そういうことなんですが。

皆さんにそうなっていただきたくないという思いも込めて、今日はやりたいと思います。まず10年前の話です。10年前というと民主党が政権を取っていてですね、ずいぶん古い話だと皆さんお思いになるのではないでしょうか。そのくらい前のことなんですが、心臓病「急性心筋梗塞」になりました。

心筋梗塞って何かって言うとですね、心臓は全身に血液を供給しているわけですが、心臓自体にも血液が供給されなければなりません。心臓の筋肉に血液を供給している「冠動脈」というのがあります。僕の場合は、向かって左の右冠動脈というのが詰まってしまいました。

(画像出典:中外製薬「心臓カテーテル検査」(患者向けパンフレット 2014)

詰まるとどういうことが起こるかというと、心臓の筋肉が「壊死」します。心臓に酸素が供給されなくなるので、筋肉が死んでしまうんですね。一度死んでしまった部分はもう元には戻りません。発見や対応が遅れると、心臓の死んでしまったところが増えていきますから、ある程度以上になると「心不全」になって死んでしまう、ということになります。

僕の場合は幸運にもそうなる前に手術をすることができました。手術というのは、具体的にはこんなものです。

(画像出典:Mayo Foundation for Medical Education and Research (MFMER)

ステントという網みたいなものがありまして、それを、太ももからカテーテルというガラスの管を通して、太い動脈を通して冠動脈まで入れます。そこで風船みたいなものを膨らませて、詰まった血管を押し広げて、無理やりトンネルみたいに血管を通して血流を復活させる、という手術をしました。僕の心臓には、金属網のパイプみたいなものが入っているんですね。

手術ではガラスの管を身体に通すんですが、それは一晩抜けなかったので、「ここで動いたらあなたは大出血して死にます」とか言われて集中治療室で拘束されて、まぁ非常に辛かったのを覚えています。

部分麻酔だから手術の様子が全部見えるんですね。だからもう、本当に改造人間になったような気分になってですね(笑)。それから例えばおしっこがしたいのにうまくできないとか、まあ相当に辛い思い出です。

(続き)メタボで心臓病だった私が体を作り直した話 – 2

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です