funasanことトラベルライターの舟橋栄二さんをお迎えしてのスペシャル対談の第3回目をお届けします。お互い、エクシブを購入して10数年が経過した今、利用の仕方にどんな変化が出てきたのか、家族の状況も交えて語ります。
(初回の記事はこちら)インパクトがあったエクシブとの出会い
(第2回の記事はこちら)エクシブの魅力は「安さ」だった
funasan(以下F):まぁどんなに素晴らしい感動的なものでも、10年も繰り返していると、正直、飽きがくるんですよね。私は正直言って、エクシブにちょっと飽きてきたんです。
ところが10年経てば、子どもたちが成長します。私には2人子どもがいるんですけれど、長男と長女なんですが、2人とも学校を卒業して社会人になり、さらに結婚し、子どもができて。長男に1人孫、長女も結婚して孫ができて。
彼らとたまにエクシブなんか行くと、彼らが感激をするんですね。「いやこれはすごい」と。
resortboy(以下R):お子さんたちの趣味というか好みっていうのは、例えば離宮みたいな、新しいそういう大人っぽいものがお好みなんですか?
F:いや違います。
R:そうじゃないんですか。やっぱりオールドエクシブと言われる…
F:今の若い人はね、なかなかお金がないんです。
昔と違って余裕がないので忙しいし、お金がなくってたまにしか行けないので、普通のエクシブで十分ですね。結構それで満足できますので。で、一緒に行こうかと言うと、もうすぐ付いてくるしね。
しかも私の妻が、私と老夫婦2人だけのエクシブでは、もう全然行かなくなっちゃったんですよね。 ところが、娘夫婦とか息子夫婦とか、孫連れというと喜んで行くという。
R:ご夫婦での時間というのとは違う、お孫さんも入れた3世代のファミリーの楽しみ、ということに移行したんですね。
F:舟橋家では、「エクシブの世代交代」が、実にうまくいってるんですね。したがって、私の孫が今5歳と2歳なんですけど、この孫たちが小学校に上がってくると、私の子どもたちがいよいよ「エクシブ黄金時代」っていうか。
R:なるほどですね、わかります。自分の話をさせていただくと、僕はその「エクシブ黄金時代」の時期に、まさに自分で会員権を買ったっていうわけですね。
舟橋さんは、お子さまが巣立たれた後に、「夫婦の時間」ということでエクシブを買われて楽しんで、そして10年経って飽きた頃に、次のジェネレーションがまたそれを使い出すという、そういういい循環になったわけですよね。
僕の場合はちょっと違っていて、子どもたちが小さい頃にエクシブを買って、まさにその黄金時代を10年ぐらい満喫しました。その後、あまり使わない時期が今訪れようとしているっていうわけで、代替わりするまでにはまだちょっと時間があるという。
リゾート会員権というのは、それなりの投資をして買うものですから、どういうプランを持って長期的に使っていくかっていうのも、買われる時に考えてもいいポイントかもしれないですね。
F:やっぱりね、何ごとも10年も使えば、その買ったときの自分の年と家族状況が変わりますので、そんなに長期に(会員権が)有効かどうかは疑問なんですよね。やっぱり、何ごとも入れ替える、というか。
(続き:リゾート会員権の破綻がもたらしたユーザー志向 – スペシャル対談 舟橋栄二さん(4) | resortboy's blog – ホテルの会員制度を楽しむサイト)