めずらしく新幹線を利用しなければならない用事ができて、「ぷらっとこだま」を予約発券してみました。初めての利用で、いろいろと知らないことばかりでしたので、注意点についてまとめてみます。
「ぷらっとこだま」は正式名称を「ぷらっとこだまエコノミープラン」といいます。ひとことで言うと、各駅停車の東海道新幹線「こだま」に割引料金で乗車できる商品、ということなのですが、「きっぷ(JR券)」ではなく、「募集型企画旅行商品」というカテゴリーに属するものなので、かなり面倒なルールがあることを承知しておかねばなりません。
1)駅で普通に買えない
まず、当日に駅で買おうと思ってもダメです。利用の前日までに、この旅行商品を販売する「JR東海ツアーズ」から購入しておく必要があります。みどりの窓口で買えるわけではありません。購入方法については後で述べます。
2)指定座席にしか乗れない
購入時に指定された列車の、指定座席に限って有効となり、他の列車に乗ることはできません。乗り遅れた場合には「お客様のご都合によるお取り消し」という扱いとなって、払い戻しがありません。
つまり、寝坊してしまうと全面的に無駄になってしまうというリスクがあります。
ルールでは、「JRの電車」が15分以上遅れて乗車できなかった場合のみ、乗り遅れた場合に払い戻しが受けられることになっています。地下鉄が遅れてもダメ、ってことですね。
3)指定駅でしか乗り降りできない
発着駅は限定されていて、東京・品川、新横浜、静岡、浜松、名古屋、京都、新大阪のみとなっています。これら券面記載の駅以外では乗り降りできません。もしそうしてしまうと、出発地からの乗車券や特急券が別途必要となるだけでなく、払い戻しもありません。
4)予約の変更ができない
予約の変更はできないので、変更したければ取り消しして再予約する形となります。取り消しには、利用前日から数えて10日目よりキャンセル料がかかります。また、キャンセルは購入した店舗のみの取り扱いです。
5)オンライン発券ができない
「e-ぷらっとネット」という専用のネットサービスで購入できますが、クーポン(チケット)は電子化されていないため、1申込みに対して200円を払って宅配してもらう必要があります。
クーポンはあくまで現物の紙なので、紛失すると再発行できません。払い戻しにはかなり厳しいルールがあります。
6)買った店でしかキャンセルできない
キャンセルするには、購入した店舗に出向いてクーポンを返却する必要があります。上記のネットサービスで購入した場合には、クーポンを「簡易書留」または「宅配便」などの配達記録付きの方法で元払いで返送しなければなりません。
以上のように、がんじがらめでかなりイヤな感じの商品なのですが、価格は魅力的です。
東京・新大阪で10,300円、300円以下の缶ビールと引き換えられるワンドリンク券が付いているので、おおざっぱに言って1万円、ということになります。こだまですから時間はかかりますが、片道4,000円程度も安くなると思えば、利用するしかない、という方も少なくないでしょう。
さて、例によって前置きが長くなりましたが、僕もこれらの制約を承知の上で予約・発券しました。
ぷらっとこだまのサイトを見ると、購入するには、上記のネットサービスか、電話予約の上JR東海ツアーズの支店で受け取るか、またはJR東海ツアーズの支店で予約・発券するか、のどれかであるかのように案内されています。
しかし、僕の家の近所にはJR東海ツアーズの支店はありませんし、クーポンを宅配してもらうのもアレな気がします。
というわけで、しれっと紹介されている以下の方法で購入しました。それはJTBの支店で買うというものです。
JTBなら僕の家の近所に複数ありますから、某デパートにクルマを飛ばして予約・発券しました。よく訪れる場所なので、キャンセル時に再訪するのもカンタンです。
後は寝坊しなければ、っていう感じです(爆)。
ぷらっとこだま、名古屋⇔関西はのぞみやひかりとあまり時間が変わらないので、
何度か利用しましたが、娘が乗り遅れそうになったことがあり、それ以来恐ろしくて購入していません。
でも本当にお得なんですよね(^^;
「ぷらっとこだま」ならグルーン車利用がお得ですね。
名古屋→東京・品川 片道の通常料金14470円が9100円になります。
差額は5370円にもなりコスパは抜群です。
しかし、各駅停車なので結構時間がかかりますよ。
私は一度利用しましたが、少々飽きてきました。
時間があって列車の旅が好きな人には良いプランです。
失礼しました。グルーン車ではなく、グリーン車です。
露骨な金券ショップ対策かも。
東京ー新大阪ののぞみ回数券が価格(1単位当り): 13,360円ぐらいなので、3000円以上安いことになります。
ビジネス目的なら新幹線一択ですが、観光目的なら深夜バスとか夜行列車(ムーンライトながら)という手もあります。
100系の2階建新幹線が走っていた頃は、個室や2階席に乗るのが常でした。
しかし、今でも利用するものの、今の東海道新幹線のグリーン車はあまり快適ではありません。
運悪く700系にあたると、座席に電源すらありません。
それに引きかえ、開通後に乗った北陸新幹線のグリーン車は、なかなか快適でした。
今度はグランクラスを利用してみようと思います。
昔、JC仲間と東京の巣鴨の視察に出かけ、XIV初島に泊まったので、帰りは熱海から名古屋までこだまでしたが、
停車駅が多いのも苦痛だが、それにも増してひかりなどの通過待ちが多いのには辟易としました。
いくら安くても、精神衛生に悪いので、乗る気にはなれませんな。