プリンスホテルが会員制リゾートに参入へ

西武ホールディングス(子会社にプリンスホテル)が、会員制リゾートに参入すると日本経済新聞が報じています。まず、3月10日に朝刊一面で「西武HDが会員制ホテル、富裕層向け20施設、最大2000億円投資。」と報じられました。

記事によれば、

・西武ホールディングスが会員制ホテル事業に参入
・2019年度から全国のリゾート地に約20施設を作る
・西武が既に持つ土地に建てる。軽井沢や北海道などのリゾート地
・年間1カ所のペース。投資額は1000~2000億

ということらしいです。

記事から引用します(カッコ内は僕が文脈から補足しました)。

(リゾート会員権の)契約の種類は複数あり建物の権利を一定期間貸す方式は初期費用が700万~1200万円、年会費15万~20万円が一般的。西武も同様の価格帯で販売するもようだ。

数字は西武サイドへの聞き取りから出てきた記述だと思いますので、若干飛ばしっぽい部分もあるものの、概ねこの線での販売なのでしょうね。

続いて、同紙の3月11日付け、地方経済面(北関東)に、「西武HD、日光プリンス再開検討、会員制ホテルで、19年度以降。」という記事が追っかけで出ています。

内容は、

・2008年に営業終了した日光プリンスホテルが2019年度以降に再開へ
・富裕層向けの会員制ホテルとして立て替えて再開
・投資額は約100億
・日光にリッツ・カールトンが進出することが刺激となったかもね

といったものでした。これが第一弾ってことみたいです。

リゾートホテルの開発にやや飽和感があり都市型のベイコート(や老人ホーム)に傾注しているリゾートトラストとしては、土地をたくさん持っていてプリンスホテルとのスケールメリットも追求できる西武の会員制リゾート進出は、無視できないライバルとなるかもしれません。

リゾートトラストのようなピュアな会員制は、人口減少とライフスタイルの変化(核家族化、非婚化)が進む日本では、建ててしまった後が厳しいと思います。インバウンド客も含めたハイブリッドな展開が期待できるプリンスは、そこそこの勢力になりそうな予感がします。

特に、ポイント制を導入すれば一般ホテル(プリンスホテル)との相乗り運用ができる可能性もあります。ヒルトンやマリオットでは海外の成功例もあることですし、後発ですけれども有利な立場にいるのではないでしょうか。それにすでにマリオットやスターウッドとの提携の実績もあります。

(画像出典:全国に広がるプリンスホテルズ&リゾーツ|プリンスホテルズ&リゾーツについて|プリンス ホスピタリティ アライアンス|プリンスホテルズ&リゾーツ

(画像出典:西武グループの歴史 | 西武グループについて | 西武ホールディングス

あ、別にリゾートトラストもポイント制にして、エクシブとトラスティとを相互運用してくれてもいいんですが(冗談です)。

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Comments

  1. しろ says:

    リゾートトラストの株を家族名義で買いたかったのですが西武ホールディングスのほうがよいのか悩みます。我が家にとってはぽんっと出せる金額ではないのですが優待狙いでほしい株なんです。
    西武ホールディングスは本社も移転するみたいだし最近気にしてみてます。株主優待でリゾートホテルも使えたら良いな。会員制の詳細はまだわからないけれどどんな感じになるのでしょうか。

  2. balthasar says:

    西武ホールディングス株は、3年ほど前から優待切符が磁気式の全線定期券になって、沿線に住んでいる我が家的には、そこそこ重宝しております。
    ホテルの割引券や遊園地、野球の試合の無料券も配布されますが、こちらは全く利用しないのでいつもゴミ箱行です。会員制の方に関して、何か優待が付くようなら話のタネに使ってみようかとも思いますが、西武と富裕層がどう結びつくのかイマイチ想像がつきません。

  3. たーさん says:

    おはようございます。
    久しぶりに、西武復活を感じささるニュースですね。
    balthasarさんがコメントされてる、『西武と富裕層がどう結びつくか』確かに納得です。
    プリンスホテルは、20代の時によく利用しましたし、
    ステータスでした、軽井沢、野尻湖、ハワイ、志賀高原、等々。
    しかし、20代の時にステータスでしたが、今思い出すと、サービスも料理もイマイチ、
    立地はいい所が多いですが、建物は設計、デザインはいいですが、結構チープな造りの物が多かったような。
    でも、本物の軽井沢、志賀高原、高輪等々にできると魅力的ですよね。
    東急の軽井沢の物件が人気だそうですが、軽井沢プリンス周辺ならきっと爆発的に売れるでしょうね。

  4. スイートハウス8 says:

    軽井沢ハーベストのモデルルーム見てきました。旧軽井沢ハーベストの方が部屋が広いように思いました。
    ヴィアラならリゾートホテルらしくて良いですが値段も高いし利用料金も高いので買わない事にしました。
    見てきて良かったです。
    エクシブに泊まりました。先々週泊まってるのでレストランが気を利かせてメニューを変えてくれました。
    いつも居心地良いんですが、ラウンジの女の子でちょっと感じの悪い人がいて、ここ三回泊まる度に嫌な気分で残念なんです。相性が悪いんでしょうか、「自分の別荘のように過ごして下さい」の謳い文句を彼女は教育されてないんでしょうか。サービスはスタッフの良さが一番なんですけど。軽井沢を気に入ってるので残念です。
    ラウンジ時間が長い私としては、ホントに気が重くなってます。
    プリンスのリゾート会員制も楽しみです。今後の情報を楽しみにしています。

  5. ずきさんす says:

    日経も、この話を聞いて、そのスケール(1,000億~2,000億、20施設にして1施設50億~100億)に驚き、
    スクープとばかりに1面トップの真下に記事を持ってきたということでしょう。
    ただ、今頃になって?会員制に進出する動機というのが、クレディ・スイスのレポートを根拠に、
    日本の富裕層(資産100万米ドル超、まあ1億強超ですね)が急速に増え、
    今後5年で3割増える(今300万人くらいらしいが、400万人に、約100万人増える)ということだから、
    商機があるといった、ずいぶんアバウトな話で、そんなうまい話が転がっているとは思えないので、
    不思議に思いました。

    確かに、翌日には、100億の社債を発行する話や、日光プリンスを会員制として再生(投資規模100億)
    と次々出てきているから、とりあえず、ガセではなさそうですが、19年からスタートというのが日光に
    重なるので、第一号施設は、奥日光に決まり! 厳しい気候の、それも、池袋戦争の相手、東武(金谷ホテル系オーナー)の本拠地に攻め込むのからとなり、チャレンジングな企画です。

    ちなみに、日光プリンスの敷地約50,000坪と投資額100億は、RTでいうと、六甲のサンクが敷地約40,000坪、事業費100億と似ています。六甲サンクは約50室ですが、販売予定価格を勘案すると、日光は100室程度、グレードは、新規RTには届かず、上級ハーヴェストを超える中間的位置づけとなる感じですが、プリンスブランド以外の
    何が売りになるのかな?というのも見えてきません。

    期待の軽井沢ですが、日光の次に出てきそうですが、これは日光とほぼ同時に閉鎖した、中軽井沢、旧プリンス(千ヶ滝温泉、スケートセンター)界隈の再開発を考えているのではと思いました。
    軽井沢プリンス自体は、ずいぶん前から、あれこれ「会員制」と称するわかりにくい商品を並べ、一般ホテルと
    併用してきており。このあたりをどう整理するのかと思います。
    http://www.princehotels.co.jp/karuizawa-area/db_14_member/#page=1

    訪日客は確実に増えていて、都市部からリゾートへの行動範囲も広がってきているでしょうから、
    旧施設のリノベーションでラフォーレがマリオットと組んだり、ダイワロイヤルが、団体等のために会員制を廃止、という流れはわかるのですが、国内」富裕層むけに、純粋な日本のホテルブランドである、プリンスを
    名乗って、会員制を展開というのは、違和感だらけです。

    日本の会員制リゾートは、1970年後半よりスタートし、経済状況に左右されながら、ほとんどが苦難の歴史を刻み、今は、RT、東急・・といくつかが施設やシステムを試行させながら、なんとか、今の市場構造に収まっています。成熟したように見えるこのマーケットに、西武としては新しい空気を送り込んでくれたらいいですね。
    まあ、その場合、後発の西武がどうなるかは別にして、先行するRTや、ハーヴェストは、会員制ホテルというのが再認識され、ライバルの登場というより、全体的な売れ行きに追い風だと歓迎すべきことと思います。

  6. 本日、東急ハーヴェストクラブから「株式会社プリンスホテルが展開する会員制ホテルの会員権販売及び準相互利用についてのご案内」という文書が、ハーヴェスト会員宛に届きました。参照までに以下ご紹介しておきます。

    ——————-
    (前文略)東急不動産株式会社と株式会社プリンスホテルは、スキー場の販促において2009年より提携を行い、良好な関係を継続しておりますが、この度プリンスホテルが今後展開する会員制ホテル事業「プリンス・バケーションクラブ」(PVC) の会員権販売におきまして、東急リゾート株式会社がその販売の一部を行うこととなりました。東急リゾートは長きに渡り東急ハーヴェストクラブの会員権販売に携わっており、リゾートホテル会員権事業に熟知しているため、この度販売の受託に至りました。

    また、東急ハーヴェストクラブの会員様とプリンス・バケーションクラブの会員様が、お互いの施設を準相互利用できる仕組みを導入してまいります。(後文略)

    ☆ プリンス・バケーションクラブ(PVC)について
    会員権を購入することで、プリンスホテルの複数の施設を利用できる会員制ホテル事業です。軽井沢や伊豆、箱根、湘南、日光、北海道、新潟などのリゾートエリアを中心に、新設・既存施設の転用により順次展開し、将来的には全国に約20施設を目指しており、まず始めに2019年7月に軽井沢エリアに2施設開業予定です。

    (1)プリンス・バケーションクラブ・ヴィラ 軽井沢浅間 〜 ヴィラ13棟・ドッグヴィラ2棟
    (2)プリンス・バケーションクラブ 軽井沢浅間 〜 ツイン44室・ファミリー4室(浅間プリンス客室を改修)
    (軽井沢町大字発地字馬越1399-1)※ 施設内に温泉棟を新設
    ———————

    以上が概要です。上記軽井沢浅間の2施設は、今年6月中旬から販売が開始されるとのことで、(1)のヴィラが共有制で募集価格が1300万円台〜/口、利用料金が1室1泊でホーム会員 23,760円、相互利用 29,700円、(2)のホテル施設が預託制で370万円〜/口、1名1泊でホーム・相互とも大人 4,536円、子供 3,132円とのことです。HVC・PVC両会員とも、相手先相互利用料金でお互いの施設に宿泊できるようになります。以上、とりあえずご報告のみにて。

  7. 上記文書についての個人的な思いとしましては、軽井沢のホテル選びがますます悩ましくなるなぁ!ということに尽きます。

    そもそも私のオーナー施設であるXIVも、本館とパセオ・SV・ムセオの4館を抱える上、HVC会員としても従来の旧軽井沢に加えて、塩沢にも新施設がいよいよ今夏オープン。さらに準相互のプレジデントリゾートホテル軽井沢(旧・HVC軽井沢高原)や東急リゾートが運営を請け負うヒルトンの施設(旧軽井沢ホテル)もあって、その上に今回のPVC軽井沢浅間ですからねぇ。まぁ、近いから色々楽しめていいんだけど。

    去年からドライアイで目の具合が悪く、光がまぶしくて車の運転もままならず、リゾート通いはもっぱら電車か、運転を家内(ただし同乗ストレス付き)や娘(こっちは上達ぶり顕著)に委ねていますので、我が家から行きやすい場所に新規施設が増えるのは有り難いことではあります。HVC会員としては、より選択肢が増えていくことにもなり、とりあえずは今回のHVC&PVC相互利用導入を歓迎したいと思っています。

  8. tokyo@sky says:

    リゾートホテルに関する西武と東急の事業提携については、昨日日経新聞の朝刊で知りました。東急ハーヴェストのHPを確認したところ、「本日の報道について」とのお知らせが掲載されていましたが、具体的な内容は載っていませんでした。そして本日、私の所にも一枚ペーパーの文書が送られて来ましたが、想像していた通り相互利用となるようです。

    今回の提携に関して、ペットルーム利用がメインである私個人の感想としては、相互利用が今まで以上に取り難くならないか心配になりました。そして、西武のプリンスヴァケーションクラブにもペット同泊可の部屋があるといいなと・・・

  9. カミー says:

    本件につきまして、いつの間にかウェブサイトが公開されていたんですね!
    http://www.princevacationclub.com/

    プリンス・バケーションクラブ⇔東急ハーベスト の相互利用につきまして、以下のPDFにも明文化されておりますし、本当の事のようです。
    利用に関する仕組みもHVCと同等のようです。軽井沢という立地がよければ、PVC買いじゃないですかね!?
    http://www.tokyu-land.co.jp/news/9497c16c2d000c2dee2f6181a4453e6b_2.pdf#search=%27%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%90%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96+%E6%9D%B1%E6%80%A5%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88+%E7%9B%B8%E4%BA%92%E5%88%A9%E7%94%A8%27

    年間12枚発行される相互利用券を使用することで、プリンス バケーション クラブの各施設をご利用できます。また、株式会社プリンスホテルが運営する全国の宿泊施設(一部除く)をPVC優待利用施設としてご利用できます。利用条件、利用料金、予約方法は各施設ごとに異なります。

    リゾトラ大丈夫か!?

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