名古屋のマリオット、ヒルトン、IHG

前回に引き続き、名古屋のホテルシーンを概観する連載です。今日はホテルロイヤルティプログラムに焦点を当てて、名古屋にある国際ホテルチェーンに加盟しているホテル群について見ていきます。

僕が主催しているホテルユーザー会&勉強会「KASAの会」では、これまで何度かホテルロイヤルティプログラムに関する発表を行っていますが、そこで取り上げていたのは以下のプログラムでした。

Marriott Bonvoy
Hilton Honors
IHG Rewards Club
One Harmony

マリオットとヒルトンがいわばツートップで、日本の2大エアラインと提携しているIHG(ANA系)とOne Harmony(JAL系)を加えた形ですが、今日はもう少し視点を広げて、世界規模で人気のあるプログラムとして見てみます。

ロイヤルティプログラムに関する人気のある情報源としては、John Ollila氏による「LoyaltyLobby」が世界的に有名です。このサイトの掲載記事数で上位に来ているホテルチェーンを挙げると、以下のようになります。

一番多いのはMarriott(旧SPGを足し合わせた場合)で、次がIHG、3位がHiltonで、4位はAccor、5位がHyattです。この並びは僕としてもしっくりくる世界のトップ5という印象ですので、以下、この5つのチェーン(プログラム)について見ていくことにします。

Marriott

まずマリオットですが、前回取り上げた名古屋マリオット(名古屋マリオットアソシアホテル)が名古屋駅のすぐ上にあります。このホテルについては前回の記事で取り上げたので、ひとまずそちらをご覧ください。

(関連記事)名古屋マリオットとゲートタワーホテル – resortboy’s blog
(公式)名古屋マリオットアソシアホテル

名古屋マリオットは数年前からお部屋をリニューアルしていて、以前のヨーロピアンなテイストは客室からは失われつつあります(聞けば、1フロアだけもとの内装のフロアがあって、リピーターには密かな人気のようです)。僕はリニューアル後に宿泊していないので、ここではホテルからの夜景だけ掲載しておきます。

Photo by resortboy

名古屋市内にあるマリオット系はここだけですが、セントレアにフォーポイントがあります。

(公式)フォーポイントバイシェラトン名古屋 中部国際空港

Hilton

ヒルトン系ではヒルトン名古屋があります。

Photo by resortboy

(公式)ヒルトン名古屋

場所は名古屋駅から地下鉄で1駅の伏見駅が最寄り(以前は送迎バスが名古屋駅からありましたが今はありません)。記事冒頭の写真は、地上階にあるブッフェレストランの様子です。

ヒルトンは1989年の開業で一棟建てのホテルです。オーナーはジャパン・ホテル・リート投資法人で、名古屋ヒルトン株式会社が賃借してヒルトン・インターナショナルが運営支援している、ほぼヒルトン直営となる経営です。

客室は写真のような約30平米のお部屋が中心で、グレードによらずスイートを除くと広さは同じです。客室数は460室。

Photo by resortboy

ホテルは28階建てですので、マリオットと比較するとかなり低く感じますが、まぁ比較すれば、という話ですね(名古屋マリオットの立地がすごすぎるのです)。写真は26階からの名駅方面の夕景です。

Photo by resortboy

参考客室価格は、約1カ月後のゴールデンウイーク明けの平日で1室1.7万円ほど。同日の一般的なビジネスホテルは6,000円程度と考えられるので、おおむねその3倍です。

(画像出典:トリップアドバイザー。2021年4月10日調べ)

IHG

IHG系では、名古屋駅から名鉄やJRで2駅の「金山」駅前に、「ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋」があります。

Photo by resortboy

(公式)ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋

開業は1999年で、名古屋まちづくり公社が建築した金山南ビルのB1~9階および16~30階に入居しています。かつては「全日空ホテルズ ホテルグランコート名古屋」と名乗っていました。客室数は245室。経営は株式会社ホテルグランコート名古屋で、名古屋財界の有力企業の共同出資で設立運営されています。

(参考)会社概要 | ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋

客室は一番狭いスタンダードダブルは24平米ですが、標準的なツインは34平米と広々しており(以下の写真)、エグゼクティブダブルになると42平米あって、客室バリエーションに乏しいヒルトンよりは面白みがあります(個人の感想です)。

Photo by resortboy

(写真はコロナ禍以前の滞在時のものですが現行の客室と同じです)

17階からの夜景はこのようなものです。

Photo by resortboy

僕はIHGのステイタスはヒラ(Club)ですが、IHGはポイントの特売(100%ボーナスになるなど)を頻繁に行うので、適当にポイントを仕入れておいて、客室単価が高騰したタイミングで(つまり定宿としているヒルトンに泊まるのがはばかられるような高い日に)そのポイントでグランコートに泊まる、というような使い方をしていました。現在はホテル価格が下落してしまったので、この考えはもうあまり有効ではないかもしれません。

上記ヒルトンと同じ条件でのトリップアドバイザーによる参考価格は、約1.3万円でした。

(画像出典:トリップアドバイザー。2021年4月10日調べ)

ちょっと長くなったので、アコーとハイアットについてはまた次回。

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