名古屋マリオットとゲートタワーホテル

事情があって、名古屋のホテルシーンを調査しに行ってきました。なぜターゲットを名古屋にしたかというと、僕が学籍を置いている某大学のGIS(地理情報システム)の授業の課題で、ホテルの立地と成長余地に関するレポートを書いたんですが(そういう課題が出たわけではなく、自由課題だったので自分でテーマを設定してそうなりました)、その結果、名古屋(というか愛知県)が一番成長余地があるという結果が出たんですね。

それでOTAでホテルを調べてみると、新しいホテルが名駅近辺に続々できていて、現代のホテル経営を理解するうえで非常によい素材であると感じたので、1泊2日で代表的なホテルを回ってきたというわけです(パブリックスペースだけですが。宿泊は順当にヒルトンでしたので…)。そういうわけで、何本か記事を書いて、訪れたホテルについて書きたいと思います。

初回はまず、名古屋駅のすぐ上にある2つのホテルについて押さえておきます。「名古屋マリオットアソシアホテル」と「名古屋JRゲートタワーホテル」です。

冒頭は名古屋駅太閤口側から見たそれらホテルの外観です。右の2つが「JRセントラルタワーズ」(1999年開業)で、名古屋マリオットはこの右側のタワーの15~52階にあります。左が「JRゲートタワー」(2016年~2017年開業)で、15~24階がゲートタワーホテルです。

Photo by resortboy

これらのビルは15階までは一体化していて、15階以上で3つのタワーに分かれるような格好になっています。15階にはスカイストリートと呼ばれる通路があり、そこを通って相互に行き来ができます。2つのホテルのロビーも15階にあり、この階が仮想的なグランドフロアとなっています。

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いずれのホテルもジェイアール東海ホテルズの経営で、同社のブランド「アソシアホテルズ&リゾーツ」に属しています。名古屋マリオットはそれに加えてマリオットブランドを冠しています。その影響か、名古屋マリオットはJR傘下のホテルグループが属する「JRホテルグループ」には属していませんが、JRのホテル会員プログラム「JRホテルメンバーズ」には加盟しています(一般人には何がなにやらわからないです)。

(公式)ホテル一覧 | JR東海ホテルズ – アソシア ホテルズ&リゾーツ
(公式)ホテル一覧|JRホテルグループ
(公式)ホテル一覧|JRホテルメンバーズ

以下、各ホテルの簡単な紹介です。

名古屋JRゲートタワーホテル

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名古屋JRゲートタワーホテルはひとことで言うと「最高級ビジネスホテル」といった位置付けのホテルです。その特徴は公式サイトによくまとめられています。

(公式)ホテルの魅力 | 名古屋駅直結 名古屋JRゲートタワーホテル

2017年開業の新しいホテルで、室数は350室。うち203室がシングルユースに向いた20平米のダブルルームです(モデレートダブル)。28平米のツインルームが111室で、一番広いのはデラックスコーナーツインというタイプですが、32平米とそれほど広くはありません(28室)。

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こちらがロビーの様子です。高い天井が印象的ですが、ロビースペースとして広くはなく、待ち合わせも厳しいかな、という感じです。中央に見えるのは自動精算機で、このホテルがビジネスホテルであることを物語っています。

レストランはロビー階にオールデイダイニングの「THE GATEHOUSE」があります。ビジネスホテルだけれど、「かなりいい感じの」レストランを配するところに、イマドキ感があります。

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(参考)ゲートハウス (THE GATEHOUSE) – 名古屋JRゲートタワーホテル15階/フランス料理・バー・ラウンジ [一休.comレストラン]

客室価格は1カ月後のゴールデンウイーク明けの平日で1室1.2万円ほど。参考までにトリップアドバイザーの画面を掲載しておきます。同日の一般的なビジネスホテルが6,000円平均くらいですから、おおむねその2倍、という値付けのホテルになります。

(画像出典:トリップアドバイザー。2021年4月7日調べ)

名古屋マリオットアソシアホテル

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一方の名古屋マリオットアソシアホテルは、2000年開業の名古屋を代表するホテルです。室数は774室で、スイートが15室あるほかは、ダブルとツインが4対3の割合。客室タイプは多岐に渡っていて、スタンダード客室はダブルが25平米、ツインが35平米です。

(公式)名古屋マリオットアソシアホテル | 名古屋駅真上のホテル

名古屋を代表するホテルだけあって、ヨーロピアンテイストのラグジュアリー感がたっぷり味わえます。高層ビルの上層階に位置するビルインタイプの高級ホテルのはしりではありますが、その質感はバブル景気を経て高まったかつての高級ホテルのそれであり、ロビー階には「ライオンの口から水が出ている」的な、現在は失われた文化を今に伝えています(これはたとえだけでなく、本当に出ています)。

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レストランは数えないとわからないくらい沢山あり(実際には8つあります)、とにかくフルフィーチャーのシティホテルです。こうしたタイプのホテルがいま一番経営が厳しくなってしまったわけですが、その中でも名古屋マリオットはロイヤルティプログラム(Marriott Bonvoy)という強力な「下地」があるし、絶好の立地もあって賑わいも感じられました。

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1つだけレストランを紹介すると、こちらがロビー階のオールデイダイニング「バーゴラ」です。僕が訪ねた時にはカレーセットが税サ込で1,200円でした(これは3月末で終了しました)。ここはブッフェレストランなのですが、また感染拡大が起きるとカレーが復活するのでしょうか。

(参考)パーゴラ – 名古屋マリオットアソシアホテル/オールデイダイニング [一休.comレストラン]

トリップアドバイザーで価格を調べてみると、ゲートタワーホテルと同じ条件で約2万円です。コロナ禍の影響でかなり安いレートが出ています。

(画像出典:トリップアドバイザー。2021年4月7日調べ)

次回以降は、これら2つのホテルを基準として、実際のホテルを訪れながら、各種の方向性と価格帯を確認していきたいと思います。

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