雪割橋

エクシブ那須白河のある福島県西郷村の甲子峠は、国道289号に指定されていながら、長らく自動車が通行できない区間であった。人しか通れない狭い登山道に国道を示す標識が立っていて、「酷道」として一種の名所となっていたほどだ。このほど開通したバイパスの甲子道路によって通行不能区間は解消し、エクシブから会津方面に直接アクセスすることが可能となっている。

そんな国道289号沿いの紅葉の名所がこの「雪割橋」だ。エクシブからは289号を甲子方面に10キロほど行ったところにある。キョロロン村の手前と言ったらわかりやすいだろうか。エクシブ那須白河の公式サイトにも案内が出ているので、ホテルで聞けば正確な場所を教えてくれるだろう。

雪割橋は、阿武隈川にかかるアーチ式の鉄橋で、長さは82メートル、谷底までの高さは50メートルもある。橋を中心とした一帯は雪割渓谷と呼ばれており、切り立った絶壁を覆うように色とりどりの紅葉が美しく映えている。

「雪割橋」という名称は、冬の景観から名づけられた。一面の銀世界の中に、この渓谷がどこまでも雪を割ったように存在している、というわけだ。僕が訪れた日は雨模様で霧が立ち込めていたが、それがまた幽玄な雰囲気を引き立てていて、実に味わい深いものであった。

今年はおそらく今週末辺りから見ごろに入ってくるだろう。エクシブからとても近いので、紅葉の時期にエクシブ那須白河においでの方には、ぜひ立ち寄ることをお薦めしたい。エクシブから甲子に向かう国道289号も、雰囲気があってドライブとしても楽しいと思う。

(参考)雪割橋(福島)の紅葉情報|全国紅葉スポットガイド2008 – goo地域

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