遅ればせながら2014年3月期のリゾートトラストの決算資料に目を通してみた。以前のように同社の動向にそれほど興味があるわけではないのだが、今回はちょっとへーっと思ったことがあったので報告しておきたい。
まず驚いたのは、決算説明会資料の表紙が「老人ホーム」だったことだ。え、鳥羽別邸じゃなくて老人ホームなの？というのが第一印象であった。
また、株主通信（株主に送られるリーフレット）でも、やたらとメディカル分野への注力が語られている。どうやらリゾートトラストがいま一番アピールしたいのはその分野での成長ストーリーらしい。
実際、メディカル事業の売上は急成長しており、営業利益においては、会員権事業、ホテルレストラン事業に比肩しうる水準まで急成長を遂げていた。営業利益で言うと、会員権事業が25億9700万円、ホテルレストラン事業が29億200万円、メディカル事業が22億1100万円だという（数字は株主通信掲載のセグメント集計による）。
株主通信で経営者が語っているところによれば「ホテル会員権のオーナー様がご家族分と合わせてメディカル会員権を新たにお買い上げくださるといったケースも多く」と、エクシブ会員にかなり営業をかけているようだ。また、エクシブ会員のシニア化（高齢化）に伴った流れでもあるのだろう。
もう1点注目したいのは、いわゆる「エクシブ湯河原」の動向だ。現地での工事はすでに始まっていることから、開発の正式発表が待たれていたが、今秋の発売開始となることが決算短信で触れられており、また決算説明会資料においては「XIV関東」として2015年3月期において83億円の会員権販売を計画していることがわかる。
興味のある方は、これらの資料に直接あたってみてはいかがだろう。ホテルごとの稼働率なんかもわかるヨ！！
湯河原という首都圏から気楽な距離にＸＩＶができるのは嬉しいですね。海は見えない場所のようですが、どんなコンセプトの施設になるのか楽しみです。
もう一つ希望を言えば、南房総に鳴門のような施設がほしいですね。土地は抑えてあるようですが。
みなさま、こんにちは。湯河原も具体化してきて楽しみですが、やはりープールはなさそうで、、離宮シリーズなんでしょうかねー。南房総にはSV?，伊豆山に負けないプール作ってほしいです。
話は変わって、海外リゾートクラブ、インスピラートＬＬＣとの提携開始の案内がありましたね、、、ＲＣＩ脱退で、けちがつきましたが、一気に魅力的な(詳細は不明だが)話が沸いてきました。Ｓのオーナーさまだけなんて意地悪はなしですよね、、。
でも利用料はたかそう～。
てつさん、情報ありがとうございます。Inspiratoって、スゴそうですが、個人的にはあんまり意味なさそうな気が…。
Inspirato With American Express | Luxury Destination Club
プレスリリースには「北米を中心に世界60のエリアに250の高級別荘」ってあります。1エリア4軒程度、250軒ってことは、室数換算ではエクシブ山中湖本館1つ分に過ぎません。それに、「1軒あたり数億円以上の価値のある高級別荘などで構成」って書いてあります。少なくとも、スイートまでしか持っていない自分には関係ない感じですねぇ…。
というわけで、実質的にはパンフレットのおしりの方で踊るネタ、ってところでしょうかね。
施設数もさることながら、利用料金が相当にナニなので、キャンセル料なんて発生しようものなら、半年は水を飲んで暮らすようだなぁという感じ。
http://reserve.resort.co.jp/reservation/club/pdf/panf.pdf
一つの施設に複数の宿泊施設が入っているわけではなく、一施設が別荘としてホールでレンタルされる仕組みなのですね。
確かにどう見ても高級別荘だし、２０００ドル位なら「高えなぁ」と言いつつ夢見たりしたかもしれませんが１万ドルクラスとなると引いちゃいます。
値段もさることながら、RTCCだっけ退会しちゃったもんね。ハワイならハレクラニに泊まることを思えば納得できるかなとも思う。
いわゆるバケーションレンタルをリゾートトラストが代行するという話なので、ネットが使えて英語でのやり取りができる
方ならあまり意味がないかも。
そもそもこれはファーストクラスでハワイに行けて１週間１００万以上払える人向けの商品ですよね。
空港からの送迎はもちろんリムジンで。
resortboyさん・皆さん。こんにちは。
別記事で当方の両親が売却した事を明記しましたが両親がまだ所有している時、resortboyさんがおっしゃっている
「エクシブ会員にかなり営業をかけている」
というまさにその形がハイメディックへの入り口となり、両親は購入し現在でも所有しており、両親の考えでは徐々に高齢化し健康にも注意している事もあって、こちらの権利は売却する予定は無いみたいですが、（現在では販売されていないコースという事もあり）、稀にハイメディックの担当から権利買取の連絡が来ています。
当方の業務上での経験にて福祉関係がありますが、トラストガーデン＝TGが運営している施設は介護付有料老人ホームで、（高齢者入所施設と一言で言っても各種あり）世帯収入が高い地域に施設がありますが、この施設形態でも同業他社と激しい競争で以前と比べて利益を出し難くなっており、最近ではM&Aも活発です。
同業他社が差別化に必死な環境の中、個人的な視点なのですがTGのHPを見て、各施設も同業他社とそこまで代わり映えしない感覚があります。
また業界全体で介護職員の不足が深刻な問題になっていますが、TGもやはりケアサービススタッフ＝介護職員が集まり難いのか、福祉専門の求人媒体が主催する就職フェスタに出展していた時期もありますし、介護職員の待遇は良いのか？と言われれば、HPの求人情報を見る限りでは疑問に感じる部分も…。
福祉業界も労働集約型の業界で、末端の介護職員の良し悪しで施設の印象はかなり変わります。
入居金が高額＝人材も素晴らしいという訳でもなく、社会福祉法人＝特養や医療法人＝老健の中で、介護職員の待遇は傍目から見て良くない形でも、素晴らしい施設は探せばあります。
リゾートトラストの最新の株主通信には「躍進著しいメディカル事業」と題された記事が掲載されていました。その記事からデータを引用します。
また、今朝の日経には、下記の記事が掲載されていました。中部版の地方経済面にはもっと詳しい記事が出ていたみたいです。
リゾートトラスト、会員制人間ドック拡大 都市部の需要増に対応 ：日本経済新聞
中部版の記事から抜粋しますと、
・リゾートトラストは、会員制の高級人間ドック事業を拡大する
・２０２３年までに、関東と関西で新たに２、３カ所の人間ドック施設を開業する
・現在の会員数は１７年３月時点で、計１万６４７３人
・会員登録料は２２５万円、年会費は１人あたり５０万円
・会員数が各施設の定員の上限に近づいた。都市部の需要が高い
・外国人が日本で高度な医療を受ける「医療ツーリズム」を推進する