台北で宿泊した西門エリアの5つ星ホテル「台北ガーデンホテル(台北花園大酒店、Taipei Garden Hotel)」のお部屋について紹介します。このホテルはスパやジムに各種のレストランを備えていて、5つ星であると自称していますが、実際に宿泊した感触だと、かなり合理的な運営をしていて4つ星程度であると感じます。
しかし、前回の記事で紹介したように西門エリアの便利な場所でかつお部屋代も安いので、消極的ながらよいチョイスになりえます。実際のお部屋を見ながら、そのあたりの事情を見ていきましょう。
まず、このホテルの特徴として、シングルベッドが3台ある「デラックス トリプルルーム」や、ダブルベッドとシングルの組み合わせの「ファミリー トリプルルーム」といった、3人向けのお部屋が充実していることがあります。高級ホテルにカテゴライズされるホテルでシングルベッド3台というのは珍しいので、大人3人で普通に泊まりたい、というニーズに応えてくれる希少価値のあるホテルだと思います。
僕も同じで、当初、大人3人の予定で予約をしていましたが、2人に変更になったので、デラックストリプルからデラックスツインにお部屋を変更してもらいました。
このデラックスツインというタイプは各種の予約サイトではあまり出てこないお部屋タイプで、絶対数が少ないのではないかと思います。ツインルームだと「スーペリア ツインルーム」というタイプがありますが、それの調度品が豪華になったバージョンのようです。
ちなみにこのホテルの場合、2人利用の際に「トリプルにアップグレードしてもらってラッキーでした」という口コミをよく見かけるのですが、このホテルは団体客を効率よく受け入れるためにトリプルのお部屋を数多く用意しているので、むしろ必然的にそうなるということですね。トリプルだとソファーセットがありませんから、かえって不便になる面もあります。
さてお部屋ですが、至って普通のツインルームです。上記の写真のように窓際にソファーセットがあって、ここでくつろげるのがよいところです。
台北の旅の前半は結構あわただしく過ごしてしまって、ホテルにいた時間は限られましたが(台北の旅ではそういうことになりがちだと思います)、広く取られた窓からの景色を眺めながら、身体を休めることができて、よいお部屋だったと感じます。
このホテルは大通り沿いに面していて、通り沿いのお部屋だとこのようにバーンと視界が抜けています。街中の便利な立地、というのとは違いますが、バンバン観光した後には、こうした開放感のあるホテルがよいものです。
水回りに行きます。最初に4つ星相当と言いましたが、特に水回りや設備から感じることです。バスルームはあまり広くありませんが、バスタブにシャワーブースと、フル装備になっています。
新しいホテルなので、トイレが別室なのがいいですね。
ベイシン周りはとても簡素なものです。アメニティもビジネスホテル風で最低限という感じ。
特に驚いたのはシャンプー類がボトルで用意されていたことです。これは言えばミニボトルのものを持ってきてくれるということになっていたみたいですが、わざわざ頼む人もいないでしょうね。
バスタブは正方形でちょっと狭くるしい感じ。ですが、深さがあるので、見た目よりはちゃんと使えます。
トイレは当たり前のようにウォシュレットですが、香港でもマカオでもウォシュレットではなかったのでうれしかったですね(コンラッドマカオもウォシュレットではなかったのですよ)。
室内設備に行きます。
ベッドの向かいにはデスクと荷物置き場。壁にはテレビがかかっていますが、大きいテレビではないのがちょっと不満ですね。まぁテレビなんて見ないのでどうでもいいと言えばそうなんですが。
デスクはかなりしっかりとスペースが取られているので、出張の方の仕事もはかどりそうです。
コンセントはユニバーサルで、USBのアウトレットもあります。
ティーサーバー周りです。ここはまさしくビジネスホテルのそれです。お水2本は無料でもらえました。この下に冷蔵庫があります。
面白いのはこのホテルはほぼすべての備品を販売していて(直営のショップもあります)、多くがホテル独自のものとなっています。記念品にいいかもしれません。
寝間着は浴衣でした。これも買えます(買わないけど)。
最後に、お部屋のドアを紹介します。
このお部屋は廊下の突き当りの部屋だったんですが、ドアの外にもう1つドアがあって、2部屋を連結して使える仕様(いわゆるアウターコネクティングルーム)となっていました。ファミリーで2部屋利用の方はリクエストする価値があるかもしれません。