笹子トンネル崩落事故

12月2日に起きた中央自動車道、笹子トンネルの天井崩落事故は大きな衝撃だった。僕にとっても、またこのブログの読者の方々にとっても、エクシブ蓼科へのアクセス路として定期的に通行しているであろう身近な場所での大事故であり、また他所における同様の事故の可能性も示唆されていることから、リゾートライフの懸案事項としてこうした「オールドインフラ」への認識が急浮上してきた。

事故の詳細については日々、新たな事実が判明してくると思うが、まずはこのブログの主テーマであるリゾートライフへの影響について、情報を集約する場所としてこのページを使っていきたい。

3日現在の情報では、事故の起こった笹子トンネル上り線について「年内の復旧は困難」との見解が、NEXCO中日本から示されている。下り線については1週間程度で点検を終え、復旧する見通しだ。

(関連リンク)中央道上り、年内開通は困難 下りは点検に1週間:日本経済新聞

このため、上り線の一宮御坂ICから大月JCTまでの区間は、お正月の繁忙期においても迂回を強いられる見通しが高い。迂回路についてJ-CASTの報道では、「考えられるのは、大月ICで下道に降り、並行する国道20号線を走るか、国道139号線137号線と迂回するルート。ただ、139号線と137号線は山道のため、この季節は時間により路面凍結の恐れがあり、スタッドレスタイヤをはいていなければチェーンを巻かないと通行できない」という日本道路交通情報センターの談話を紹介している。

(関連リンク)中央道「笹子トンネル」復旧めど立たず 正月帰省ラッシュの「迂回路」どうする : J-CASTニュース

年末年始には、冬の山道に不慣れなドライバーによって事故が生じる可能性は否定できない。真冬でもあり、迂回には単に時間がかかるというだけでなく、通常以上の危険が伴うことを考慮するべきかもしれない。

エクシブ蓼科でも、ネット上で迂回路を紹介している。どうしても行かなければならないという人は参考にしてほしい。

(関連リンク)エクシブ蓼科|中央自動車道・笹子トンネル事故による迂回路のご案内

個人的な影響をお話すると、12~1月に予定していたエクシブ蓼科の予約はすべてキャンセルすることにした。今年は年末年始の日の並びがよいし、また例年のように初滑りやお正月スキーを蓼科でと考えていたが、すべて取りやめることにした。

首都圏の利用者には、僕と同様に考える方もいるだろう。事故の影響がないエリアの方、また鉄道利用の方には、よい日取りで宿泊できるチャンスかもしれない。

やはり冬場に一般道での峠越えは厳しいし、個人的な事情としては受験生もいる。当分、伊豆箱根方面を中心に、無難に過ごすことにします。

(冒頭の写真はイメージです)

16 comments

  1. resortboyさん、おはようございます。
    痛ましい事故が起きましたね。
    幼少期に起きた、日本坂トンネル火災事故を思い出しました。
    亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。

    このような動画がありました。

    天井板のある構造のトンネル 7カ所
    http://www.youtube.com/watch?v=5tcowcGBBng

    天井板落下がアンカーボルト(金属部品)の老朽化によるもののみならば、
    いっそ天井板など外してしまい、ジェットファンによる喚起システムに変えてしまう事は出来ないのでしょうか?

    ジェットファン
    http://panasonic.co.jp/ism/jetfan/what.html

  2. 関東から蓼科へ向か場合、私は関越道を利用しています。
    距離は若干ありますが、中央道の渋滞を考えると、それほど遠いように感じません。
    佐久ICで降りて、女神湖に立ち寄ったりすると、ちょうど良いですよ。

  3. こんにちは
    迂回路として推奨の一つとされている、
    一宮御坂IC~国道137号、139号~河口湖ICによる、中央自動車道利用ですが
    137号山道による、路面凍結(特に降雪があればノーマルタイヤではアウト)もさることながら
    途中、御坂峠にある「新御坂トンネル」(全長2778m) が、実は今回崩落した笹子トンネルと
    まったく同じ構造の吊り天井をもつトンネルです(劇汗)
    昭和42年完成(今年で45年!)のトンネルの上、このトンネルは漏水が激しいことで地元では有名で
    今回の事故を見て、思いっきり不安要素満載なトンネルの一つであります。

    今回のトンネル事故を見て、同型トンネルの通行を避けたい場合、
    大月IC~勝沼ICの通行は渋滞しても並行する国道20号の方がいいかと思います…。

  4. みなさんこんにちは。
    自分も蓼科へのルートとして良く通行しているので、このニュースにはゾッとしました。
    エクシブ蓼科には今月末にも行きますが、雪を予想して元々電車で行く予定でしたので影響はありません。
    ただ、蓼科の稼働率が下がるのではと心配です。ホームのオーナーとして、こんな時こそ蓼科に行こうと思ってます。

  5. 佐久経由で11月23日から行きましたが、まだスタッドレスにしていなかったので少し凍結した場所を慎重に走りました。1時間ですし、お勧めですがスタッドレスが必須です。

  6. Resortboyさん・みなさん。こんにちは。

    ネットや新聞紙面にも掲載されていますが、「現時点で判明している」つり天井方式を採用しているトンネルは、全国37カ所49本ありますね。
    蓼科でも該当しますし、XIV軽井沢を利用する場合は上信越道を利用される方が多いかと思いますが、上信越道(→下り線) 群馬と長野県を結ぶ八風山トンネル(全長約4.5km)も、同方式を採用しているとの事。
    松井田妙義IC~佐久平PA間は幾つもトンネルがあり、八風山トンネルはその中で最も長いトンネルですね。
    関東圏内での他道路でも同方式を採用している箇所がありますし、関東圏にお住まいでゲレンデを楽しまれる方は関越トンネル(→上下線・全長約11km)も該当しますので、予定の変更をされる方もいらっしゃるかと思います。

    自分は気にしないという訳ではありませんし他の方法で避ける事も可能ですが、行動する時は常にリスクを伴うという考え方や、車中心のライフスタイルもありそこまで避けず高速を利用しようかと思ってます。

  7. 事故の1時間後に現場付近の下り線を通りました。「事故で上下線通行止め」の表示。まだ事情が分からず、普通の交通事故だと思っていましたので、上下線を止めるなんてどんな事故だろう、火災かな、と思いながら大月で指示に従って下道に降りました。甲州街道から見上げる中央高速には大月から先が閉鎖される前に進んだ車が沢山立ち往生していました。帰りは迂回しましたが、天井の平らなトンネルは不安でした。

  8. 皆さん、こんばんは。

    トンネルのことですが、情報が錯そうしているような気がします。
    例えば、八風山トンネルは何度も通ったことがありますが、釣り天井ではありません。
    普通の丸いトンネルで、横流換気方式の笹子トンネルと違って、縦流換気方式を採用しています。
    ニュースを見ると、4.5kmのうち52mだけ釣り天井になっている箇所があるとのこと。
    http://mainichi.jp/area/gunma/news/20121204ddlk10040202000c.html

    このタイプなら、国内何十カ所もあるのではないでしょうか。

    マスコミは、少し神経質になりすぎて報道している感があります。
    視聴者が、誤解なく正しく状況を認識されるように、気を付けてもらいたいものです。

    ※横流換気方式と縦流換気方式の違い※(わかりやすいですが、釣り天井式ではなく道路の下に空気がながれるスペースがあるタイプを使って説明してます)
    http://tokyo-smooth.jp/sinagawa/deploy/kids/manga/no03/secret3/images/secret3.pdf

  9. 皆さんこんにちは。今朝から報道各社より、以下のようなニュースが入ってきていましたのでお知らせします。

    笹子(ささご)トンネルについて、国土交通省は8日、年内をめどに、事故の起きていない下り線の2車線を対面通行にする形で仮復旧させる方針を固めた。天井板は撤去することを検討している。

    中央道トンネル崩落:笹子トンネル、年内に仮復旧- 毎日jp(毎日新聞)

    NEXCO中日本の公式発表も出ていました。

    中央自動車道笹子トンネル(下り線)の開通見通しについて|高速道路・高速情報は【NEXCO 中日本】

  10. resortboyさん、皆さんこんにちは。
    中央道は、建設費の償還がすでに終わって、多くの通行料収入で、本来は充分なメンテナンスができるはずなのに・・・。
    これを教訓に、もういいかげん、新たに高速道路を作るのはやめてはどうでしょうか。

  11. 神戸市長田区の、高速道路のトンネル、
    近年できて、まだ新しいのに、
    笹子トンネルと同じ方式の工法です。
    昔にできたトンネルばかりではありませんね。
    有馬に行かれる方は、通られる可能性ありますね。
    上りも下りもです。
    新しくても急に地震おきたりすると怖いです。

  12. 笹子トンネル下り線の緊急点検の結果が出たようですが、以下のような恐ろしい報告が…。

    (アンカーボルトが)手で引っ張ると簡単に抜けたり、ゆるんだりしていたものが632カ所あった。コンクリート製の天井板をつる金具のボルト脱落や破損が10カ所、天井板を支える土台の損傷が9カ所、トンネル本体のコンクリートのひびが19カ所あった。
     中日本高速は9月、目視を中心に点検したが、ほとんどは見逃されていた。

    朝日新聞デジタル:笹子トンネル下り、不具合670カ所 国交省、緊急点検

  13. 全国の同じ工法のトンネルが発表されましたが、知っている場所は注意しますが、
    知らない場所は、時間がたつとうっかり通る可能性がありますね。

    怖すぎます!!

    しかも、新しいトンネルにも同じ工法使っていたなんて!
    びっくりです。

  14. みれいさん、トンネルの構造は完成時期でなく、着工時期で見ないとわかりません。
    神戸長田トンネルは、2010年に全線開通とはいえ、着工は30年近く前です。

    関西地区は、阪神大震災のため、工事が中断していたトンネルが多いので、こういったところがほかにもありますね。

  15. たたおさん、お久しぶりです。

    そうなんですね?30年も前からだなんて、知らなかったです。
    勉強になりました。
    完成時、記念歩行といって、かなりの人数が、トンネルを、歩きましたよ。
    今から考えると、かなり怖いですね。
    一酸化炭素が、たまりすぎて、よく、通行止めになってました。

    今も、長田からは入れません。それは、この事故と関係なく、
    以前から入れません。

    いつ、着工したか、などは、どうやって調べるのですか?♬

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