東京ベイコート前にテレ朝がエンタメビルを建設

東京都港湾局は12月25日、募集中であった臨海副都心有明南H区画の事業予定者を発表しました。購入するのはテレビ朝日で、同社は多目的ホール、イベント・エンタテインメントスペース、スタジオ、オフィスとして利用する計画です。この区画は、東京ベイコート倶楽部から道1本を挟んだ場所で、同ホテルは眺望や周辺環境の変化に影響を受けることになります。

この土地には現在、結婚式場の「アニヴェルセル 東京ベイ」が建っていますが、アニヴェルセルは定期借地による暫定利用施設であり、東京都は土地の売却先として開発事業者の公募を行っていました。


(画像出典:東京都港湾局)

テレビ朝日は105億1千万円でこの区画(1.3ヘクタール)を取得し、初期投資額として約320億円(用地費を含む)を投じて商業施設を建設します。


(画像出典:東京都港湾局)

現在の東京ベイコート倶楽部は、正門側が低層のアニヴェルセル(H街区)とその後ろが空き地(G1街区)、反対側は運河と、両面が開けていて開放的な立地となっていますが、テレビ朝日の施設によって正門側にふたをされたような格好になる見通しです。

現在のアニヴェルセルは、この写真でわかるように低層であるため、ベイコート側から見るとほとんどその存在が気になる高さではありません。

Photo by resortboy

テレビ朝日が作る施設はベイコートの反対側(有明駅側)に空地を取り、ベイコート側に張り付くように建設される予定です。ベイコートとテレビ朝日施設の間の道路はそれほど幅が広くなく、歩道があるものの片側1車線ずつの2車線道路です。


(画像出典:東京都港湾局)

テレビ朝日の計画では、建設目的は以下のようなものです(東京都の発表資料から引用)。

・周辺施設と連携した国際会議や展示会場としても活用可能な多目的ホールを整備し、年間約120万人の来場を見込む。
・同社保有コンテンツを活用した各種アトラクションやデジタルアートミュージアム等の体験ができるイベント・エンターテインメントスペースを整備し、年間約400万人の来場を見込む
・ドラマや番組の制作スタジオをオフィスとともに整備する
・エントランス広場や屋上広場で様々なイベントを開催し、地域に開かれたオープンスペースを演出する

計画では地上12階、高さは83.1mが予定されています。屋上には「地域に開かれたオープンスペース」として「屋上広場」が開放される計画で、ベイコートのテレ朝側の居室の居心地には大きな影響がありそうです。

Photo by resortboy

現在のアニヴェルセル東京ベイは2021年9月で閉館し、その後建設に入り、テレビ朝日施設の完成は2024年12月の予定です。また、テレ朝施設の後方(ベイコート側から見て)のG1街区には、 コナミホールディングス及びグループ会社が、事務所、スタジオ、ショップなどとして入居します。

正直、東京ベイコート倶楽部の周辺はさびれた場所なので、これらの施設によって賑わいが出ることは悪いことではないでしょう。しかし、「完全会員制」としてのプライベート感は失われる方向であるとも言えます。個人的には、こうした施設の進出で稼働率が低い東京ベイコート倶楽部がエクシブ会員などのファミリー利用層にも注目されるのであれば、リゾートトラストとしてはプラスになることであると考えています。

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