エクシブのはしごを楽しみにしていた春休みの旅行だが、家族の1人が重篤な状況に陥ってしまい、残念ながらキャンセルせざるを得なくなってしまった。契約施設にメールを打って、関連施設も含めて連絡をしてもらった。こういうときに頼れる契約施設(オーナー事務局)があるのは、エクシブのいい点であろう。
さて、エクシブの場合、「キャンセル料」というのは特に発生しない。だいたい「自分が所有している部屋」としての権利を使うのだから、利用しなければ「利用実費」であるところのパーソンチャージやルームチャージは発生しないのである。
その代わり、利用前の1週間を切ってキャンセルすると、宿泊権利は失効してしまう。逆に、1週間以上前にキャンセルした場合には、「F預」(えふあずかり)といって、限定的ながら権利が温存される。F預となると、「その権利日の属する年の、年末まで、フローティング予約に限って使える権利」になる。
権利が温存されるのはありがたいように思えるが、ゴールドの権利を使って予約をしても、白や青でも、予約をキャンセルすればF預になってしまう。虎の子のゴールドで取った予約をキャンセルすると、青以下の効力となってしまうのだから、ゴールドでの予約には細心の注意を払いたいところだ。
レストランに関しては、利用規程に書かれていないのではっきりとしたことはわからないが、僕の経験では、当日キャンセルした場合も含めてキャンセル料を取られたことはない。
一方、サンメンバーズ、またはバージョンチケットを利用の場合には、通常期間は1週間前から、特別営業期間は2週間前からキャンセル料がかかってくる。夕食も含めてキャンセル料の対象となることが規程で決まっており、こちらはやや厳しいものとなっているので、該当の方は一度チェックしておいた方がよいだろう。ただし、かかるのはキャンセル料だけで、無断キャンセルでない限り宿泊券が請求されることはない。