7月となり、いよいよ夏らしくなってきた。箱根は大して標高が高くないので、夏はそれなりに暑く、東急ハーヴェストクラブ箱根甲子園にもガーデンプールがある。写真はまだプール掃除前のその様子だが、このすぐ右隣がVIALA箱根翡翠との連絡通路になっている。
箱根翡翠にはプールの施設がない。箱根甲子園には屋内・屋外ともにプールがあるのとは対象的である。箱根翡翠に泊まって箱根甲子園のレストランを使うことはできるようだったので、同じようにプールも利用できるのでは、と期待していたが、これはNGであった。
同ホテルのマネージャーに聞いたところでは、「箱根甲子園は共有制のリゾートホテルとして分譲しているため」だめなのだという。ディテールはよくわからないが、とにかく東急側としては、箱根翡翠の宿泊者に箱根甲子園のプールを使ってもらうわけにはいかない、ということらしい。
箱根翡翠からすぐ横に見えるのにも関わらず、夏場のガーデンプールの利用も同様にできないという。あまり広いプールではないので、混雑の緩和も一つの理由なのかもしれない。
それは残念ですね、と話していると、「箱根翡翠にお泊りいただいて、預託金制の箱根明神平のプールをお使いいただくことはできます」という話になった。
なるほど、預託金制だから、東急に決定権があるというわけか。はじめて会う僕に、共有制だの預託金だのという通な話をするこのマネージャーの生真面目さに少し可笑しくなったが、僕はとても合点がいった気がした。
さっそくホテルから電話を入れてもらって、ハーヴェスト箱根明神平にプールを借りに出かけたのだった。(次回に続きます)
resortboyさん
ハーベスト箱根甲子園の分譲契約においては、分譲対象外となっているのは、
「レストラン、厨房、通路」及び(ホテルハーベストとして利用されている)
「地下1階の客室10室」だけであり、後はすべて、ここのホーム会員の所有物
であり、管理費などを負担(管理規約/覚書あり)していますので、残念ながら、
他の施設宿泊者がプール、大浴場、ラウンジなどを使用できません。
極端なことを言えば、売店、ゲームコーナー、客用トイレも共有部分にあたるため
利用不可です(笑)。
マネージャーが、resortboyさんに説明した内容は、杓子定規の回答ではありますが・・。
脱線しますが、プールの話題が出て来たので、ここをちょっと気にされている(笑)
resortboyさんや、東京近くにお住まいの方々に、生命の森リゾートのプールが
今週末からオープンしますので、ご紹介します。
http://www.seimei-no-mori.com/pool/
ガソリン代も高くなりましたし、さすがに金券ショップでもガソリン割引券は
売ってない(笑)ので、近場ということでいかがでしょうか??
ずきさんすさん、オーナーにしかわからない正確な情報をありがとうございます。翡翠から箱根甲子園のセルフラウンジに侵入してインターネットしたりしちゃいけないんですね。今後は気をつけます(爆)。
ラク・レマンもなつかしいです。もう本格的に夏なんですね~。
はじめまして、usaiと申します。
毎日楽しみに拝見しています。
翡翠、先日法人会員で宿泊してきました。
連泊の昼間13時に入った大浴場の露天風呂は、他に人がいなくてとってものんびりできました。
すっかり気に入ってしまって「購入できるかな」なんて試算してみたりしたのですが、リゾート会員権を購入したことのない私が気になったのは「地震で建物に被害が出た場合どうなるんだろう」ということです。
きっと修繕金みたいな形でオーナーから集金するのだとは思うのですが、その時手元に余裕がなかったら。。。
リゾート会員権の地震保険ってあるんでしょうか?
リゾート会員権を購入された皆様は、どのように考えていらっしゃるのでしょうか?
心配性の私は気になっています。。。
すみません、素朴な(?)疑問なんですが
何方か分かる方がいらっしゃいましたら教えて頂けますでしょうか?
例えば、ホテルハーヴェストで甲子園を予約して泊まる場合
HPを見てみますと、プールや大浴場等の利用は可能な様なのですが
これって単に、東急側も部屋(所有権)を持っているから
OKという事なのでしょうか?
それともホテルの併設の件および、共用部分の利用の件も
購入者の方々にも事前に説明してあったのでしょうか?
ちょっと気になったものですから。^^;
usaiさん、いらっしゃいませ。地震などの天災によって建物がダメージを受けたときにどうするか、ということですね。
東急ハーヴェストクラブのことはちょっとわからないので、他の識者の方にお任せしますね。ハーヴェストでは営繕計画などが細かく計画されていると聞いています。
エクシブでいうと、契約書の中に以下のような一節があります。
エクシブの場合には修繕積立金制度はなく、これまでは大規模改修でも費用負担があったことはありません。しかし、エクシブのビジネスがこれからおかしくなっていく可能性が高まっている今後は、そんなうまい話はないと思います。
大地震などで契約施設が崩壊などして費用がかかるような事態になったら、僕は「会員権を捨てる」覚悟でいますが、区分所有権者としての責任まで放棄できるかどうか、確かに考えると心配になってしまいますね。
ギャバさんの疑問に関しては、これはずきさんすさんにご登場願うしかない感じですね(^^)
こんばんは。
resortnoyさんからのお呼びなので、出てきました(笑)。
ギャバさん、
>それともホテルの併設の件および、共用部分の利用の件も
> 購入者の方々にも事前に説明してあったのでしょうか?
はい、「クラブ規約」及び「管理規約」にて明文化された上、十分に説明されて
います。(関連の話題は、このブログの本年6/21付けの記事「VIALAファミリー
の上階」にも私などがレスを入れています。)従って、疑問を持たれたこと
については、どこにも支障を来しません。レストランも、婚礼/宴会など含め
単独での一般営業可能です。
本記事の1番目のレスで、私が書いたことが言葉足らずだったのかも知れませんので
補足します。繰り返しになりますが、大浴場、プールなどは、箱根甲子園会員の共有物ですから、この施設利用者以外の第三者が勝手に利用することは出来ません。ただ、
クラブ規約の施設の運用の項で、東急(クラブ運営会社)が認めた者にはこれらを利用させることができると言った内容の文言があるため、グレーゾーンとも解釈出来るので
「杓子定規の回答」と表現しました。かなりの部分で東急の自由が効くような契約書に
なっています。ただ、箱根甲子園は、ここの開業前から、すでに隣接するVIALA敷地
にハーベストの増設(アネックスのようなもの)あるいは別の会員制施設の計画が
あり、これが完成した場合(結局はVIALAになったわけですが)、その施設との共有
部分の相互優待利用が予定されている旨の説明があったのですが、現時点で、箱根
甲子園利用者のVIALAの大浴場の利用はできないはずなので、この部分が東急としては
約束に反するような結果になっているため、箱根甲子園の共有部分を、VIALA利用者
をはじめとした第三者に開放するのは、躊躇せざるを得ない状況であると思料して
います。グレードが異なる両者の施設運営に、ちょっとためらいが感じられます。
同時に作られる施設とは言え、多分、こうした反省もあり、今度の「有馬六彩」は
ハーベストとVIALAで共有部分を完全に分け合い、両者の会員の利用の円滑化を
図り、進化させた形としたのかな?と考えています。
別件ですので、レスを変えて、usaiさんの疑問にも、回答と私見を書いてみます。
usaiさん、
>リゾート会員権の地震保険ってあるんでしょうか?
ハーベストにしてもエクシブにしても当然、建物などの損害保険(一般的に「火災保険」の分類)に加入しています。年会費からこれらの保険料が支出されています。
ただし、日本の保険では三大天災(地震/噴火/津波)は保障されません。従って、
地震による被害は共有者の間で、費用を捻出し、修繕するしかありません。
共有制ハーベストは、契約時、営繕充当金をある程度(30万円位)まとめて東急に
預託し、またこれを補完する意味から、営繕積立金を毎年少しずつ(4,000円位)
を年会費と一緒に支払います。これを、東急が建物の修繕費にあてて、きちんと
した支出報告を元に、取りくずして行きます。普通修繕ではこれで間に合うとの
算段でしょうし、不測の事態でも保険でカバーされる被害(台風など)でしたら
保険金でまかなえば良いので問題ないでしょうが、地震はどうしようもない
ですね。これについては規約では、一応「特別修繕」として東急に判断を任せる
ことになっていると解釈しています。東急が、共有者に追加負担をさせても(この
場合、応じるしかありません)修繕して存続するか、不能と判断して、クラブを
解散するか、の選択になるようです。ここは、東急という母体を信用し、冷静な
判断と処理をするものと期待しています。ハーベストの場合、固定資産税も全員の
分を取りまとめて役所に前払いし、後で東急カードで決済される仕組みですので
不測の事態になれば、これも含めて事前に会員に相談のあるものと楽観しています。
resortboyさん、
>エクシブのビジネスがこれからおかしくなっていく可能性が高まっている今後は、
>そんなうまい話はないと思います。
辛辣なご意見もっともです(笑)。エクシブでは、確かに修繕費の明確な報告も
なく、これまで曖昧なままにすべて毎年の年会費の範囲でまかなわれて来たと理解する
しかありませんね。大修繕や不測の事態について、RTと言う母体が、どの程度
共有者に対して、善意の行動を取るのだろうかと、漠然とした不安があります。
固定資産税も個別に共有者が役所に払う仕組みなので、ハーベストに較べると
突き放された感じを受けます。私の持っている施設の契約書では、一般法「建物
の区分所有等に関する法律」にも基づく議決を得て大規模改修を行う、とあるので
なんとかこれを拠り所として冷静かつ適確な処理がなされることを祈るのみです。
>僕は「会員権を捨てる」覚悟でいますが、区分所有権者としての責任まで放棄できる>かどうか、確かに・・
私も、同じ覚悟です(笑)。ただ、エクシブにしてもハーベストにしても、区分所有
権者としての責任は放棄できないでしょうね(泣)。大修繕は止めて、取り壊すこと
になったとしても、その解体費/処分費の負担は避けられないでしょうし、更に
更地に戻しても土地の部分の固定資産税は、売却しない限り支払いが続きます。
預託金制や入会金のみの会員権に較べ、共有制の会員権はこうした不測の事態が無い
普通の時は、資産保全の観点からメリットがあるような気がしますが、同時に
非常に大きなリスクもかかえていることになる訳ですね。
ずきさんすさん、私の疑問に対して、非常に親切丁寧に御答え頂き
誠に有難うございます。
いやー、これですっきり致しました。(笑)
今後とも是非宜しく御願い致します。
ずきさんすさん、ヒジョーにためになるレスをありがとうございました。有馬六彩の件なども交えて、コンテクストというか、流れがよく理解できます。
こうして災害時などのトラブルなどを考えてみると、まぁかなり不安はありますね。リゾート会員権とは、設備投資や不動産所有に伴うリスクを事業者が会員に販売してオフバランスしてしまう、といううまい取引なわけで、そんなものを喜んで買う人たちは、まぁ考えてみるとちょっとイカれているのかもなぁ…(^^;
自分で別荘を持つよりもリスクは限定されている、という原則で理解するしかありませんね。