新型コロナ感染症の影響で、今年の各種学校の夏休みは短くなりましたが、それでも多くの学校がこの週末から夏休みに入りました。そして、それにタイミングを合わせるように、長かった梅雨がようやく明けました。そんな週末、仲間とエクシブ山中湖を利用してきたので、新型コロナの影響に関する部分を早速レポートしていきたいと思います。

タイトルでおわかりのように、今日はあまり愉快でない話を書きます。

新型コロナの影響というのは、宿泊業にとっては端的に「稼働率が下がる」ということを意味します。元々インバウンドなどの海外顧客にほとんど依存しないリゾートトラストにおいても、感染拡大が続いている現状では、その影響は避けられない状況にあります。

ただ、リゾート会員権というのは、元々旅行の習慣がある母集団に対して営業を行うビジネスですから、現在のホテル業の中では例外的に有利な立場にある業態だと指摘してきましたし、実際にこの状況下で利用をされてのポジティブな意見も多数いただいています。

視点としては2つあると思います。1つは、経営安定のために人件費を削減するといった、運営企業側の都合によるコストダウンです。そしてもう1つは、それが実際のサービス低下にどの程度つがっているかという点。会員としては、運営企業の安定的な経営が利用の前提となるわけですから、このバランスがうまく取れるように願っているわけですし、ある程度のサービス低下は甘受しないといけない。

それでは以下、朝食レストランの利用についての事実と、それを受けての僕の感想を、写真とともに記載していきます。ご判断は読者の皆さんが各自でされていただければと思います。

今回は仲間との旅でしたので、時間を有効に過ごしたかったので、朝食会場には開店と同時に足を運びました。選んだのは朝の定番、日本料理「花木鳥」です。7時29分にレストラン入口まで行って、まだ列ができていなかったので、7時30分になってからレストランの入り口に並びました(冒頭の写真)。

その時点では1番でしたので真っ先に案内してもらえると思ったのですが、実際にはそれより前にかなりのお客さんが入店していて、僕らは第2グループといったタイミングでの入店になっていたのでした。

数分待たされた後に席に案内されました。こちらは7時34分、我々が案内された6人テーブルの様子です。

Photo by resortboy

店内を見て、僕は正直驚きました。先週公開したヒルトン東京お台場の記事が典型ですが、シティホテルにしても、ファミリーレストランにしても、どこも座席のレイアウトを変えて、いわゆるソーシャルディスタンスを確保するようなレイアウトに変更しているところが多いと感じていました。

リゾートトラストにしても、「レストランのお席はソーシャルディスタンス(着席した状態での周囲との距離およびテーブル間の距離各1.5~2m)を確保したテーブルの配置で感染リスクを防止します」と、同社の感染症予防策ページでは明言していました。

(公式)新型コロナウイルス感染症予防策について|リゾートトラスト株式会社

しかし写真を見ると分かりますが、これまでと同様の席の配置で、もし、僕らの後ろに別のグループが着席したとしたら、人の頭の間隔はわずかしか離れていないような、「昔ながら」の座席配置のままであるのが分かると思います。

実際には、後ろの席に他のグループが座ることは僕らの利用時間内にはありませんでした。しかし、上記のような「宣言」をしているのだし、顧客の不安感を払拭するためにも、「有言実行」をしてほしいと思います。

また、上記の感染防止ページには「希望のお客様へは、テーブル上に飛沫防止用アクリルボードの設置をおこないます。(東京ベイコート倶楽部より順次実施)」とありますが、案内はありませんでした。仲間とはいえ、健康上は「完全な他人」ですから、席の真ん中にはボードを立ててもらえることを期待していましたが、それはかないませんでした(今後の対応に期待します)。

座に座って7分経って、お茶とビネガードリンクが運ばれてきました。これが7時41分です。

Photo by resortboy

さらに10分経って、ようやく最初のサラダが運ばれてきました。こちらが7時51分です。

Photo by resortboy

お店に着いてから20分以上経ってもまだ、ここまでしかお食事が進んでいません。今回は仲間との旅だったので、歓談が目的ですから間が持たないということはなかったのですが、会話の少ないご家庭などでは、20分も待たされてはかなりイライラした雰囲気になってしまうのではないかと心配します。

メインのお膳が運ばれてきたのは8時5分でした。実に35分も経っています。

Photo by resortboy

そして8時8分にお食事のお膳が運ばれてきました(僕は雑炊を選択)。

Photo by resortboy

和食の場合、ご飯とおかず、という構成になっていますから、普通はご飯が届いてから、本格的な食事開始、となると思います。お店に行ってほぼ40分も経ってから、やっと食事がスタートという状況でした。

どうしてこのような状況になったのでしょうか。理由は分かりませんが、この日は、僕らが開店1分前に到着するよりも前に、かなりのお客さんが入店していました。多くはご高齢のグループでした。そのため、そちらの対応にかかりきりになっていたようで、我々は入店も遅れたし、配膳もこのようにひどく遅れたのです。

お客さんはそれなりに入っていましたが、レストランが混雑していたという印象はありません。つまり、スタッフがまったく足りていないのです。現状リゾートトラストは、顧客サービスの低下を犠牲にして、人件費を削ることに第1のプライオリティーを置いているように思われます。

冒頭にも書きましたが、運営会社の経営が安定していることが、会員制リゾートホテルの会員としてはもっとも望まなければならないことです。ですから、それに依って立っている我々会員としては、繁忙日の利用を避けるとか、混んでいる時間を避けるなどの自主的な回避努力をしないと、これまでのような快適なサービスは受けられないのではないでしょうか。

さて、少し時間が前後しますが、次に僕が最も驚いたことについてお話しします。こちらは8時6分に運ばれてきた寄せ豆腐です。つまり、先ほど掲げたメインのお膳とお食事のお膳との間に、こちらが運ばれてきました。

Photo by resortboy

しかし、これは全員分のお椀があるわけではないのです。写真は2人分の寄せ豆腐と説明されて提供されたお椀です。目が点になるとは、このことです。

ウイズコロナの時代、飲食店には食事中に他人からの飛沫を避ける対策を十分にすることが、当たり前のこととして求められています。そして上記の公式対策ページには、同社は十分にそれを理解し、実践していることがうたわれています。だからこそ他の記事ではそうしたリゾートトラストの対応を評価し、このウイズコロナの時代に会員制リゾートを推奨するような記事も書いてきているわけです。

しかしこのように、飛沫が飛び交う中にお椀を置いて、それを他人とシェアすることを強いるオペレーションをするというのは、恐るべき無頓着と言わざるを得ません。

あきれたついでにもう1つの事実を紹介します。お食事のお膳とともに、8時8分にはこちらの「自然薯のとろろ」が運ばれてきました。もうお膳でいっぱいになったテーブルに、割り込むように配膳されていることが、写真からもわかると思います。

Photo by resortboy

山中湖では以前より、とろろを使った朝食が名物になっていたという感があり、楽しみの一つ、という方もいるでしょう。そしてそれは、先の寄せ豆腐と同様に、「一緒盛り」で配膳されるのです。さらに驚くべきことに、これはグループ5人全員分が一緒盛りです。

楽しく会話をしながら、このとろろを1人ずつ素手で持って回しながら、それぞれがご飯にかけて食べるわけです。これを今の時代に、ホテル側がお客に強いているわけですから、かなり「異常なサービス態度」だと思わざるを得ません。

そして、お食事も後半になり、8時24分にデザートが運ばれてきました。ヨーグルトプリンと称するものでしたが、ヨーグルトに生クリームを混ぜたようなものでした。

Photo by resortboy

こうしておよそ1時間のレストラン滞在でしたが、多くの時間は待ち時間でした。

正直、このサービス状況は、非常に厳しいと思いました。スタッフの数も足りていないし、上記のように「意識」が低すぎます。サービスが良くなければ、リゾート会員権を使ってホテル利用する価値はありませんし、常識が違う人たちからサービスを受けるのは不愉快です。

ぜひ改善を望みたいと思います。僕の体験だけではバランスが悪いと思いますから、皆さんのご体験もどうぞシェアしてください。

9 コメント

  1. リゾートボーイさん エクシブ山中湖は、ハイメディックの拠点にもなっており、医師・看護師が エクシブ内に在勤しており、エクシブの中でも 格別に 健康への意識が高い施設かと ・・・思っていましたが・・・・・

    まさか、ここまで 大雑把なことをされているとは・・・

    先日、行きました エクシブ伊豆高原の朝ご飯では、 もちろん ブッフェは中止し、テーブル椅子を 大幅に間引きして テーブル間の距離をかなり広く取っておりました。
    食事も、コロナ禍用に全て個別でした。

    ホテル・厨房は、コロナ禍をかなり意識されていると感じました。

    なおテーブル上のアクリルボード等の紹介はありません。同テーブルの人は、同室に泊まっているので・・・ テーブル上だけ アクリルボードで仕切っても意味がないからなのかと思います。

  2. 6月6日(土)に花木鳥の朝食を楽しんできました。

    待つのが苦手な我家はいつも、だいたい営業開始の5分前を目途にお店に向かい、フライング入店をしています。

    旅行記は未だ公開していませんでしたが、チョッとイレギュラーに、フライング公開しましたのでご覧ください。

    https://4travel.jp/travelogue/11637630

  3. るるるさん。伊豆と山中湖では、かなり意識が違うことがわかりました。正直、これは意外でした。

    ミシマさん、旅行記のご紹介をありがとうございます。ほぼ2カ月の違いがありますが、内容は同じですね。フライング入店、というのがあることを、今回はじめて認識しました(僕はいつもはもっとゆっくりなので)。あまり流行るとアレですが、重要なノウハウですね。

    ミシマさんから教えていただいたテクニックとして、夕食前の「下地づくり」とともに、有効活用させていただきます(^^)

    ともあれ、政府もずっと前から公式に「大皿はやめとけ」と告知しているわけですから、エクシブ山中湖にははやく普通になってほしいと思います。

    本文に書き忘れましたが、座席は市松模様に着席させるなどのオファーがほしいです。今回は仲間との旅で、ソーシャルディスタンスを常に意識する行動でした。お部屋もなるべく個別になるように3室取って別々に寝ていましたので、いつもいっしょにいる家族とは違うグループだ、ということはホテル側にはわかっていたはずです。

  4. ブログをいつも拝見させて頂いています。
    朝食ですが、山中湖の朝食は、以前より味は、良くなって個人的にはエクシブの朝食の中でも、
    上位なので、今回のコロナの対応を考えながらと難しい所ですね・・・
    また自分は盆明けに、山中湖SVに宿泊しますが、朝食が、イルコローレやルームサービス、
    テイクアウトなど増えているのと和朝食は、お皿の数が他の施設より多かったり、
    7月に湯河原で和朝食のルームサービスを頼みましたが、セットがとても大変そうでしたし、
    そこ所で、余計に手間がかかるせいで、他のレストランにしわ寄せが来ているような気がします・・

  5. resortboyさん、こんばんは。

    コーギーさんが仰る通り、慣れないインルームの食事サービスがしわ寄せとなり、レストランスタッフの負担を増大しているように私も感じています。現行体制になって東京ベイコートと箱根&湯河原の両離宮・山中湖&軽井沢のSVなど5箇所を利用し、そのうち軽井沢以外の朝食はすべてインルームで頂きましたが、結構セッティングや移動が大変そうで申し訳ないほどでした。

    もちろん東京ベイコートだけは、コンセプト自体が三密回避を前提とする施設ですし、以前からスマートチェックイン&アウトやインルームダイニングも実施していますから、極めて手慣れたフォーメーションでしたが、他はかなり苦慮しているようですね。軽井沢は広大な施設だからか、従来SVでのみ実施していた分も含めて、朝食のインルームを用意していないのも運用が困難だからのようです。

    しかも夏休みに入った今は、使用室数を制限しているとはいえ、宿泊客が急増すると難しいところが表面化してくるのでしょうね。レストランの席についても、はじめから席数を減らして広めに配置を変えているところや、従来どおりの配置で飛び飛びに座らせる工夫をしたりと色々ですが、いずれも利用者が増えれば限界はありますから、朝食でも時間予約制を導入するなどの変更が必要でしょうかねぇ。

  6. 皆さん、こんばんは。コーギーさん、いらっしゃいませ! benさん、コメントありがとうございます。

    補足として情報を付け加えておきますね。僕の宿泊した日は、エクシブ総合予約センターから和朝食と洋朝食からの2択で案内されていて、インルームダイニングという選択肢はありませんでした。また、インルームダイニングは2の倍数で提供されるので、無理くりお願いできたとしても、お部屋がばらばらで5人の朝食、という今回のケースでは適用できなかったと思います。

    まぁ、ここでわーわー言ったので、少しは改善されるんじゃないかな。そう期待しておきます。

  7. リゾートボーイさんのブログのファンで、長年 読ませていただきました。
    いつも楽しくて、的確で、いつかエクシブオーナーになりたいなぁと思っておりました。
    去年はエクシブとなるカハラで夏休みをとりましたが(エクシブ用のオーシャンフロントは静かで景色も美しく最高でした)
    当分、海外旅行にもいけなそうで、80代母を何処かに連れて行きたいと、予算不足で、どちらにも決め難く
    東急ハーヴェストのプレオーナー3年を7月購入で、エクシブ軽井沢スタンダードを仲介業者さんのからの
    購入中ですが、直でないため、売主の方のご都合もありで、時間がかかりますね。
    今、エクシブの中古仲介業者さんも東急ハーヴェストの担当の方も コロナでも 販売好調と言われてました。
    私もこの夏はハーヴェストホッピングです。

    コロナで他のホテルが空室率が高い一方で、会員制のホテルは満室ですね。
    ソーシャルディスタンスを取りやすい席の配置とか、:感染防止を思うと。、友達に会う時は
    東京のホテルで会食します(帝国ホテルとかさすが。外来客は予約とれませんがパークダイナーも空いてました。
    六本木の古い古い会員制の会館は、ランチも人多かったです。) ウイズコロナは会員制が安心なのかも。

    エクシブとか ハーヴェストも この夏も満室が続くため、レストランも大変そうですね。
    エクシブ購入の仲介業者さんのお話でも コロナで人数制限でレストラン予約が取れにくいと聞きました。
    今回の記事も参考にさせていただきます。ありがとうございました。i
    弊事務所近くのお店も人気の中華屋さんもいつもはランチ満席で、2週間前に感染防止対応が弱いなぁと
    思ったら、:今週のぞいたら、空いてました。

    ところで、
    お台場のヒルトンは、日航時代から利用してますが、最近は ヒルトンのセール時に購入して
    人気のエクゼクテイブラウンジをいつも利用します。母もお友達と利用して、お気に入りです。
    しかぢ、コロナ前はソーシャルディスタンスとは違って、混雑。 また、運が悪すぎると、
    社員旅行風の若い団体の飲んだくれてるのに、遭遇します。ホテルの方もやんわりと注意して
    ますが。 ウイズコロナで 今が行きどきかもですね。

    また、リゾートボーイさんのブログ熟読して、:エクシブライフを楽しみたいです。

    今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

  8. miiiiさん、いらっしゃいませ。ブログを楽しんでいただけているようでうれしく思います。リゾート会員権というのは、なんというか、とても盛り上がっていくつも買ってしまう人が後を絶ちません(昔の僕もまたしかり)。買いすぎないように注意してくださいね。

    ところで、オアフ島のカハラは「エクシブになる」という話は僕は聞いたことがないのですが、どこでそんな話があったんですか? よかったら教えてください。

  9. ご返信いただき、有難いです。 
    貴重なアドバイスをありがとうございました。エクシブも無事に入会審査完了ですが売主様に事情があり、会員権が手元に来るのは10月頃になりそうです。盛り上がっていくつも買ってしまう気持ちはわかります。エクシブ軽井沢もスタンダートでベイコートも利用できるラージ以上を購入したくなるのは確実ですが、予算もない法人会員なのでこれ以上は怒られそうです。カハラはインターナショナル会員権のことを間違えてしまいました。「オーシャンプラン」に該当するお部屋に泊まりましたという意味でした。 理解不足で 大変 失礼しました。もう一回 こちらの記事を読ませていただきました。今夏は、HV那須、熱海、明神平、甲子園に母を連れて 夏休みに行ってきましたが、お料理の印象がかなり違うため、満足感も違いました。また、これから 色々と利用するにも学びつつ、楽しんでいきたいです。また色々とご教示ください。よろしくお願いします。

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