スパリゾートとしてのエクシブ山中湖

いつの頃からか、リゾートトラストはホテルの名前にいろいろな修飾語をくっつけて、長ったらしい正式名称を名乗るようになりました。例えば、近年同社が力を入れているベイコート倶楽部はすべて、例えば「芦屋ベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート」のように、スパリゾートであることを名称に付け加えています。

これはエクシブでも同じで、那須白河、軽井沢、初島クラブ、浜名湖、鳥羽、鳴門のグランドエクシブを冠するホテル群はすべて、ナントカ&スパリゾート、という名前になっています。

脱線しますが、グランドエクシブはかつて、クルーザークラブやゴルフ会員権などを付帯するエクシブを指す言葉でしたが、鳥羽だけは例外で、ホテルだけなのにグランド成りして「グランドエクシブ鳥羽 ホテル&スパリゾート」と称していますね。これは解釈としては、和風旅館(別邸)付帯、といった感じなんでしょうか。

さて、それ以外の無印エクシブはスパリゾートと名乗っているわけではありませんが、自分が一番よく利用するエクシブ山中湖は、僕にとっては十分にスパリゾートです。

おかしなもので、箱根離宮や湯河原離宮のようなストレートな「温泉離宮」だとお部屋のお風呂はまったく使いませんが、エクシブ山中湖に行くと、後述する理由でお部屋のお風呂を使わざるを得ないので、逆に多彩なスパ体験をすることになります。順番に見ていきましょう。

まずはお部屋のジャグジー。ラージグレードの一部のお部屋とスイートには窓のあるジャグジーがあります。エクシブ山中湖の場合、お部屋のお風呂を使わないってことはありません。この後で触れる露天風呂には、スペースの関係で洗い場がないのです。

次にその「温泉露天風呂」。これはサンクチュアリヴィラの付帯施設という位置付けですが、本館利用者も690円(消費税40円と入湯税150円を含む。つまり本体価格500円)を払うと利用できます。

プールと違って都度料金なので、僕の場合は滞在時に1回だけ使います。有料で定員が決まっているので、たいてい空いていてのんびりできることが多いのではないかと思います。

ここには「ナントカの湯」みたいな名前がなく、「温泉露天風呂」というそっけない名称であるのが可笑しいなといつも思います。洗い場がないという割り切った設計なので、お客さんがこないように遠慮している感じすらします。僕は逆にそのヘンなところが好きです。

最後にプールのジャグジーです。いつの頃からか、エクシブ山中湖のプールは全面的にカメラ禁止となりましたので、入口の写真だけお届けします。

プールサイドには大きなジャグジーとサウナがあります。サウナと言っても採暖室とやけにびしょびしょになるミストルームなので一般的なサウナとは違いますが、プールで泳がなくても、オーナーなら無料なので足を運んではどうでしょう。大事なことですが、ココはプールなので、もちろん水着着用です。

以上のように、お部屋で楽しむジャグジー、ストイックに湯浴みだけを楽しむ露天風呂、水着でリゾートを味わうプールと、3種類の違った楽しみがあるのです。僕は利用しないので触れませんでしたが、トリートメントサロン(エステ)ももちろんあります。

あまりスパリゾートという切り口で語られることのないエクシブ山中湖ですが、ホテルでのんびりしてスパ中心に楽しむのも悪くないし、個人的には他の施設よりもむしろスパリゾートじゃん、と思っている今日この頃です。

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