
行き詰まり、買い取られ、再生
寂しくもロマンの砂浜と更地を見た金沢の北西、千里浜の海岸から内陸側に下り、金沢市内に入ります。今回は、旧ガラ権施設が、買取・再生屋によって今また輝いている、金沢エリアのホテルと旅館の明るい話をします。
寂しくもロマンの砂浜と更地を見た金沢の北西、千里浜の海岸から内陸側に下り、金沢市内に入ります。今回は、旧ガラ権施設が、買取・再生屋によって今また輝いている、金沢エリアのホテルと旅館の明るい話をします。
この連載、通称「ガラ権見て歩き」は、サンクチュアリコートが来春に開業する高山から話をはじめ、そこから北上し富山市内に至った後、西に進んで石川県、金沢付近に舞台を移します。
飛騨高山を最後に訪れたのは、2019年10月のことでした。コロナウィルスのせいで海外旅行は困難となり、サンクチュアリコート高山が発売になってしばらくしてからの秋であったことから、建設現場を見たいというのも訪問の動機でした…
連載のスタートをどこからにしようかと思ったのですが、日本独自会員権の発祥50周年、リゾートトラスト創業50周年、そして後に述べる高山グリーンホテル創業50周年、と50周年が並ぶので、飛騨高山を代表する「ガラ権」からご紹介しようと思います。
リゾート会員権コレクターであった筆者が、その時まで購入せずに残してあったエクシブ会員に飛びついたのが、2004年後半。営業のクロージングのセールストークは、「今でないと利用実費制度が使えなくなりますよ」という、エクシブの制度転換期でありました。それからはや20年。