スーパーホテルのスーパールーム(上野・御徒町)

皆さんこんにちは。更新が滞っていて、コメント欄でのお話もできずにいて申し訳ありません。まだ忌中ということもあるし、また、公私ともにいろいろなことが同時発生していて、自分の中で消化しきれていません。どうしてもブログは後回しになってしまって。まだこのような状況が数カ月続きそうですが、ちゃんと復活するつもりですので、どうぞ時々おいで頂ければと思います。

今日はちょっと気分を変えてビジホの話をしてみようと思います。というか、去年から、自分の研究の幅を広げたいということでビジホばっかり使っていまして、沢山の取材記録が溜まっています。忘れないうちに、可能な範囲で発表してみたいと思っています。

手はじめに紹介するのは「スーパーホテル」です。今日紹介する「上野・御徒町」は同社のホテルで新しい部類ではないので(2010年開業)、このホテルがスーパーホテルを代表しているとはとても言えないのですが(新しいホテルの方が断然素晴らしいです)、同社のホテルは166店舗(2021年現在)もあってとても全部は見きれないわけですから、とりあえず取材したこちらの店舗をベースに紹介します。

(公式)【公式最安】スーパーホテル上野・御徒町 – 東京都台東区上野のビジネスホテル

Photo by resortboy

スーパーホテルは東横インやアパなどに比べると後発で(1996年に1号店。現在、客室数ベースで国内4位)、先行するチェーンとの差別化のためにかなり尖ったホテルを作っている感じがします。その経営方針については、いま創業者が書いた本を読んでいるところなのでまた書くかもしれませんが、一言でいうと「イマドキな合理主義」といった言葉が思いつきます。

一般に、部屋は非常に狭いです。写真の部屋は水回りも入れて全部で12平米しかありません。しかし、よく考え抜かれた設計で、部屋を使っていてそれほど狭いとは感じない、面白いホテルです。自分もそうですが、アパート・マンション経営をされている方は、空間利用のサンプルとして体験されるとよいと思います。

Photo by resortboy

例えば、狭小住宅の場合にこのような作り付けの家具を設えるケースもあると思いますが、同時にこの窓枠のようにカーテンでなくロールスクリーンにしておけば、一段とスペース効率が増すわけですよね。

さて、今日はスーパーホテルの象徴的な客室である「スーパールーム」を紹介します。写真のように、140cm幅のダブルベッドの上に、ロフトベッドがあるタイプの客室です。

Photo by resortboy

こうしたレイアウトは他のホテルチェーンでも見かけますし、定員3人(ダブルベッド2人+ロフトベッド1人)なっていることもありますが、定員に関しては各自治体の条例によって決まるため、このスーパーホテル上野・御徒町では定員2人として提供しています。

このホテルにはベッドが並んだ普通のツインルームはなく、ダブル(シングル併用)、このスーパールーム、条例を満たす少し広い3人用のトリプルルーム、の3タイプが基本です(トリプルルームはこのスーパールームと同じように2台目のベッドはロフトベッドです)。またファミリー向けには2室を連結できるコネクティングルームもあります。

Photo by resortboy

こちらの写真はフロント横にある枕の棚です。チェックイン後にここから好みの枕を持って客室に向かいます(標準の枕は客室にあります)。ここがスーパーホテル全体としてのこだわりポイント「眠り」への取り組みで、特にベッドと枕にこだわって、寝具を大阪府立大学とともに研究して開発したと言います。

以下の参考文献によれば、
・ベッドを150センチ幅とする(上野・御徒町では140cmでしたが)
・防音にこだわり、客室を40デシベル以下に保つ
・フロントで好みの枕を選んで客室で利用してもらう
という3つのポイントがあるのだそう。

というわけで、書き始めると長くなっちゃいますね。今日は時間切れなので、続きは次回(とか言っているとどんどん時間が過ぎてしまうのですよね…)。

(参考文献)1泊4980円のスーパーホテルがなぜ「顧客満足度」日本一になれたのか?
4776207842

注)日本のホテルチェーンでこのスーパーホテルよりも大きいのは、1位東横イン、2位ルートイン、3位アパの3社だけです(客室数での比較)。

3 comments

  1. 週末、自転車で都内のビジネスホテルのパールホテルに泊まることが多くなってきました。パールホテルは、ユアサ・フナショックという2部上場企業が運営しています。エアリークラブに入会してプラチナランクになれば2割のポイントがつきます。これは優待(2割引き)との併用が可能です。特におすすめが、パールホテル茅場町で1泊3300円ぐらいです。ポイント660円つき、優待で660円の値引きです。実質1980円です。コロナ前でも1泊8000円弱でしたので実質5000円以下です。子供が巣立つとエクシブからビジネスホテル自転車一人旅がしっくりきます。ホテルでは、硫黄乳白色湯 湯の素 薬用入浴剤を入れて貸し切り温泉を味わい。夕食は優待を使って有楽町の「らむちゃん」でジンギスカンとハイボールを堪能する。夫婦であれば、(「博多劇場」で優待つかえるので)ホテル イースト21もしくは海浜幕張のアパホテル(元プリンスホテル)が多いです。ビジネスホテルの記事を見てうれしくなり初投稿させていただきました。このサイトで勉強をしてたどり着いたことの報告でした。今後ともよろしくお願いいたします。

  2. Well-being研究家さん、いらっしゃいませ。

    パールホテルの情報をありがとうございます。ちょっと気になっていましたが、まだ行ったことがありません。

    ホテルイースト21は僕も好きなホテルです。One Harmonyのアップグレード特典でデラックスタイプにしてもらっています。ホテルレストラン「ハーモニー」は少し覇気がない感じで好きではありませんが、イースト21の中にはフォルクスとすしざんまいとサイゼリヤがありますから、まさに完璧なラインナップです。はやくヘルスクラブが復活しないかなぁ。プールも素晴らしいですから。

    「家族経営」のためにエクシブなどのリゾート会員権はきわめて有効だと思いますが、そうでないシーンが多くなり、ひとりになってしまえば、旅に求めるのは精神性の比重が大きくなり、客室の豪華さや広さは二の次になることもあるでしょう。「ビジネスホテルにたどり着いた」というコメントを頂きましたが、とてもよくわかる気がします。

    リゾート地ではホテルの中にあらゆるものがないと不便で仕方ありませんが、都会では一帯を面としてとらえて、街そのものをホテルと考えれば、客室は寝室に過ぎませんから、20平米もあれば十分に感じます。

    というわけで、これからもビジホの話を書いていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

  3. resortboyさま、丁重なご返事ありがとうございます。また「精神性」というカッコいい言葉のチョイスありがとうございます。パールホテルは従業員の教育が行き届いており、アットホームな感じが気に入っています。週末に帰る部屋といった感覚です。resortboyさん流に言えば、「おれの石」ならぬ「おれの部屋」です。今後ともよろしくお願いいたします。

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