ホテル暮らしで考えた「介護を遠ざける策」 – 4

「がん患者よ、旅に出よう!」は、トラベルライターの舟橋栄二さんによる連載です。早期退職でリゾートライフを満喫する日々の裏には、2度の手術を含めた「がん」との闘いがありました。「旅は生きる喜び。その喜びをがんに奪われたくない」
本連載は「旅を通して転移がんを克服した全記録」です。(編集担当:resortboy)

健康寿命を延ばし、リタイア後もしっかり遊びたいと思っている男性の皆さま。特に、50歳を過ぎてお腹が出てきた男性の皆さま。メタボを避け、健康長寿を実現させる強力な助っ人がいました。それが男性ホルモンの主役「テストステロン」です。

男性ホルモン「テストステロン」の秘密

テストステロンの効果は多岐にわたりますが、アンチエイジング関係で言えば、第一に「筋肥大の促進」です。

トレーニングによって筋肉に与えられた刺激に反応して、タンパク質が合成され、筋肥大が起こります。たくましい筋肉は男性の象徴の1つです。

テストステロンがメンタルに与える好影響もすごいです。テストステロンが増えると記憶力や集中力が高まり、何ごとにも挑戦するバイタリティも湧き上がってくるそうです。また、性欲の維持・向上も期待できます。

テストステロンの分泌量は20代前半をピークとして減少し、40代を過ぎる頃には70~80%になり、以降、加齢とともに漸減していきます。

70代に突入した私に、テストステロンは果たしてどれくらい出ているのでしょうか? それとも既に枯渇している?

テストステロンを増やす方法

テストステロンの減少は、中高年男性の健康面・精神面に大きな影響を与えます。ずばり「悪影響」です。

健康面では、代謝機能の悪化により肥満や高血圧、高脂血症、糖尿病など、生活習慣病の発症リスクが高まり、この先に動脈硬化・心血管系の病気が待っています。

精神面では、疲労感、不眠、不安感、集中力の低下、無気力、うつ症状、性欲減退など、男性の更年期障害の症状となって現れ、QOL(生活の質)を低下させます。

もし中高年男性で、このような健康面・精神面で問題を抱えている人は、テストステロン増強作戦をしてみてください。改善が期待できるかもしれません。

テストステロンを増やす方法は3つあります。「運動」、「食事」、「テストステロン補充療法」です。私はホルモン補充療法には頼らず、ひたすら運動と食事で体質改善したいと思って日々実践しています。

中高年男性の皆さま、今からでも遅くはありません。肉をがっちり食べてタンパク質を補給し、食事と筋トレでテストステロンを増産し、筋肉を増やしましょう。

そうすればサルコペニアとは無縁になり、介護も遠ざかります。生活習慣病も消え、気力が満ちあふれ、リタイア後も末永く元気で過ごせるでしょう。明るい未来が待っている…と、期待しています。

結論:中高年男性の皆さま、テストステロンを増強しましょう!

(続く)

【次回】第2-19回・健康長寿に向け、筋肉と血管を鍛えよ! – 1

【前回】第2-17回・ホテル暮らしで考えた「介護を遠ざける策」 – 3

本連載は、本サイトに掲載した舟橋栄二さんの記事から、がん闘病に関する回を再配信したものです。時期に関する記載は2023年現在のものです。

(本連載記事一覧)がん患者よ、旅に出よう!
(スペシャル対談)私のリゾートライフの全体マップ
(筆者ホームページ)舟橋栄二「第二の人生を豊かに」

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