長寿遺伝子を起動する私の「野猿メソッド」 – 5
「がん患者よ、旅に出よう!」は、トラベルライターの舟橋栄二さんによる連載です。早期退職でリゾートライフを満喫する日々の裏には、2度の手術を含めた「がん」との闘いがありました。「旅は生きる喜び。その喜びをがんに奪われたくない」
本連載は「旅を通して転移がんを克服した全記録」です。(編集担当:resortboy)
本連載は「旅を通して転移がんを克服した全記録」です。(編集担当:resortboy)
こうして、空腹で野生の猿のごとく、森を駆け巡るようになった私ですが、幸いにして野生動物ではありません。ハイキングの後にはご褒美があります。下山したら郊外にあるスーパー銭湯に行くのです。
言い尽くせない満足感
入館して体重計に乗るのが楽しみです。お腹周りの脂肪が激減し、面白いように体重が減少していきます。体がどんどんスリムになってきて、大きな鏡に映った「引き締まった体」に見入ってしまいます。
そして露天風呂です。大きな岩で囲まれた露天風呂に「どぼ~ん」と入り、湯船につかって青い空を見上げていると、言葉では言い尽くせないくらいの満足感が湧き上がってきます。
風呂上りは、館内のレストランで豪華ランチです。
私の定番メニューは「キャベツサラダ(小)」「炭火焼チャーシュー」「刺身3種盛り合わせ」。これが“泣きたいくらい美味しい”のです。生きている~、と感じる一瞬!
そして、締めはデザートとコーヒー。もう100%満足です。
私は時々、腹ペコ野猿になって森を駆けまわり、寿命を延ばします。
老化⤵️、寿命⤴️
最後に、「第2-33回・長寿遺伝子を起動する私の「野猿メソッド」 – 3」で取り上げたNADとNAMPTに関連する論文発表がありましたので、その報道発表資料から、それらの生理的な仕組みを示す画像をご紹介します。
ずばり「老化⤵️、寿命⤴️」と書かれており、勇気づけられます。
参考資料:血液中を巡っているNAD合成系酵素eNAMPTが、哺乳類の老化と寿命を制御していることを解明―新しい抗老化方法論の開発に期待― | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
(続く)
【次回】第2-36回・私のコレステロール物語 – 1
【前回】第2-34回・長寿遺伝子を起動する私の「野猿メソッド」 – 4
本連載が単行本(紙の書籍)として刊行されました
本連載は、本サイトに掲載した舟橋栄二さんの記事から、がん闘病に関する回を再配信したものです。時期に関する記載は2023年現在のものです。
(本連載記事一覧)がん患者よ、旅に出よう!
(スペシャル対談)私のリゾートライフの全体マップ
(筆者ホームページ)舟橋栄二「第二の人生を豊かに」
(本連載記事一覧)がん患者よ、旅に出よう!
(スペシャル対談)私のリゾートライフの全体マップ
(筆者ホームページ)舟橋栄二「第二の人生を豊かに」