シーズン2「巻頭言」 – 2

「がん患者よ、旅に出よう!」は、トラベルライターの舟橋栄二さんによる連載です。早期退職でリゾートライフを満喫する日々の裏には、2度の手術を含めた「がん」との闘いがありました。「旅は生きる喜び。その喜びをがんに奪われたくない」
本連載は「旅を通して転移がんを克服した全記録」です。(編集担当:resortboy)

「シーズン1」でも紹介しましたが、以下の本に出合って私の老後の人生が少し変わりました。老化を「自ら制御する」ことが可能かどうかはもちろん未知ですが、やる気になります。

寿命は運命ではなく自分でコントロールできる?

監修者の樂木宏美(らくぎひろみ)氏は、本書の「はじめに」(P2)で書いています。

長くなる高齢期の健康寿命をいかに延ばし、健やかに生きていくかという課題の手当て。そのためには、ライフサイエンスの正しい知識の習得と、将来を見据えた早くからの健康管理の取り組み、準備が欠かせません。

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老化はこうして制御する 「100年ライフ」のサイエンス

私は今まで、「寿命は運命」だと思っていました。「寿命は神や仏が決めることで自分でどうにかできるものではない」と。でも、70歳を超え、余命わずかになってきた今の私の心境は、「神や仏に頼っておれるか、もっと元気に長生きしたい!」といったものです。

何とも往生際の悪い、貪欲な輩(やから)ですね。

繰り返しになりますが、現代の老人科学の進歩は目覚ましく、老化のメカニズムが分かってきているようです。それらを学び、老化リスクを少なくする実践をすれば、老化のスピードを本当に遅らせることができるかもしれません。

もしそれができるのなら、寿命を自分の手に引き寄せたことになり、もはや「寿命は運命」ではなくなります。

これってすごいことですね。神や仏に頼らなくてもよい。どうせ私の寿命はあと10年か20年しかありません。座して死を待つより、人類未踏の秘境「死ぬまで若い」アンチエイジングの世界に突き進もう!旅に出よう!です。

シーズン2の開始にあたって

旅と健康は、私にとってアンチエイジングの両輪になっています。旅がしたいから健康に留意し、健康であれば長期の旅にも出られます。

では、どうすればこの先80歳、90歳まで健康でいられるか?

私の方法は…

様々な医学・健康関係の本を読み、納得できる理論・方法があれば自分でしばらく人体実験して、身体的変化や血液検査で検証する。そして、もし結果が良ければ “自分の真実” として継続する

というものです。私の転移がんもこの方法で克服しました。

人間は各自の遺伝子が違い、生活環境も考え方もさまざまです。エビデンスのある治療でも、効果が出ない人がたくさんいます。全員に有効な治療法など、ないのでしょう。結局、各自が汗を流して自分の最適な方法を探すしかない、そんな気がします。

前回からはじまった「シーズン2」では、私の旅を紹介しつつ、旅先で学び実践した健康に関する記事を連載します。

目標はfunasan流のアンチエイジング法の確立です。

今のところ全く未知の世界で着地点も分かりません。航路なき旅路です。気楽にお付き合いください。

(続く)

【次回】第2-3回・リタイア後はライフワークを! 私のKindle出版格闘記 – 1

【前回】第2-1回・シーズン2「巻頭言」 – 1

本連載は、本サイトに掲載した舟橋栄二さんの記事から、がん闘病に関する回を再配信したものです。時期に関する記載は2023年現在のものです。

(本連載記事一覧)がん患者よ、旅に出よう!
(スペシャル対談)私のリゾートライフの全体マップ
(筆者ホームページ)舟橋栄二「第二の人生を豊かに」

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