私のコレステロール物語 – 3
本連載は「旅を通して転移がんを克服した全記録」です。(編集担当:resortboy)
ゲルソン療法は、結果的に糖質過多の食生活でした。私の血液は、一貫してNon-HDLとLDLが真っ赤の「高コレステロール血症」状態で、しかもLH比が3を超え、動脈硬化が危険水域に入ってきました。このままゲルソン療法を継続するとヤバイ!
びっくり仰天、糖質制限の威力
そこで、私は2014年10月よりプチ糖質制限食をはじめたのです。そして、糖質制限開始1カ月後(2014年11月)の血液検査に驚きました。
悪玉コレステロールが減少(152→128)し、善玉コレステロールが増加(46→66)し、LH比も3.3から1.9と、目を見張るくらいに改善しました。嬉しいことに中性脂肪も激減(147→93)しました。しかも、糖質制限をはじめて、たった1カ月後の成果です。
これには本人もびっくり仰天。私は糖質制限の威力に感動し、それがその後の健康志向への原動力になりました。
どうやら糖質制限は脂質異常を治し、肥満・糖尿病をはじめ、生活習慣病全般の防止策になりそうです。私は糖質制限の有効性を確信し、「自分なりの糖質制限」を進化させていきました。
私の糖質制限は、主食の炭水化物を抜いたり半減させたりしただけで、極端なものではありません。当初は体重変化もあまりなかったですが、1年、2年とプチ糖質制限を続けていると、知らないうちに脂肪が落ちていきました。
そして、5年間くらいの間に、体重が64kgから61kgへと3kgくらい減り、トライアスロンに熱中していた39歳の時と同じ体重までもどりました。明らかにお腹まわりの脂肪が減り、動脈硬化指数(L/H比)も改善しました。
私の人体実験と検査結果で「プチ糖質制限食でメタボ体質が改善される」ことが示された訳です。この時の記録は「第36回・糖質制限の実践とその劇的な効果 – 4」に詳しいです。
(続く)
【前回】第2-37回・私のコレステロール物語 – 2
本連載が単行本(紙の書籍)として刊行されました
(本連載記事一覧)がん患者よ、旅に出よう!
(スペシャル対談)私のリゾートライフの全体マップ
(筆者ホームページ)舟橋栄二「第二の人生を豊かに」