高級リゾートホテル暮らしの夢を実現 – 2

「がん患者よ、旅に出よう!」は、トラベルライターの舟橋栄二さんによる連載です。早期退職でリゾートライフを満喫する日々の裏には、2度の手術を含めた「がん」との闘いがありました。「旅は生きる喜び。その喜びをがんに奪われたくない」
本連載は「旅を通して転移がんを克服した全記録」です。(編集担当:resortboy)

2020年のコロナ禍以来、海外に行けなくなった私は、その代役として国内リゾートをあちこち探していました。そして見つけたのが「シェラトン・グランド・オーシャンリゾート」(以下シーガイア)でした。

シェラトン・グランドオーシャン・リゾート

日向灘に面した超高層ビルの素晴らしいリゾートホテルで、栄光の「宮崎シーガイア」の中核ホテルです。それまでまったく知りませんでしたが、宮崎シーガイアが外資に買収された時、このホテルがシェラトンに変わったのでした。

シェラトンはマリオット傘下なので、私のマリオットのステータス(チタン)が威力を発揮します。コロナ禍の中、ここが私の長期滞在の拠点となりました。

2022年の記録を見ると、シーガイアに6連泊を4回(1月、3月、7月、9月)、13連泊を1回(12月)、合計37泊もしています。自分でもびっくりするくらいお気に入りのホテルになりました。

シーガイアの魅力はおいおい紹介していきますが、長期滞在の決め手は、ホテルの素晴らしさに加え「宿泊代金」と「マリオットの上級会員特典」そして「クラブラウンジ」でした。

シェラトンホテルですからマリオットの会員はステータスに応じた特典が得られ、宿泊日数は翌年度のエリート資格を決める実績としてカウントされます。これらの特典がなければ、恐らくシーガイアに長期滞在していなかったでしょう。ホテルロイヤルティプログラムの恐るべき効果(魔力)です。

宿泊代金(長期滞在レート)は、期間が長くなればなるほど1泊当たりの単価が安くなります。

昨年度(2022年4月~2023年3月)の場合、6連泊が14,500円、13連泊で12,000円、30連泊だと10,000円でした。いずれも2名利用の税サ込の総額です。ホテル代金高騰の今から見ると、びっくりするほど格安です。

参考までに、今年(2023年4月以降)の長期滞在レートは、6連泊が20,000円、13連泊で17,000円、30連泊だと12,000円となりました。かなり値上がりしましたが、普通にシーガイアに宿泊するなら今や3万円近くしますので、長期滞在は今なお魅力的です。

夢の実現:シーガイア30連泊

私は昔から高級ホテルに対する憧れが強く、施設の整ったラグジュアリーなホテルに1カ月くらい長期滞在できたらいいな~、と思っていました。歳をとってくると夢がどんどん遠ざかっていき、そのうち「夢が幻」になってしまいます。

71歳になった私は、もう後がない、急がなくっちゃ!そんな思いで、今年(2023年)の1月から2月にかけて、私は1人でシーガイアに30連泊(1泊10,000円)してきました。夢の実現です。

人生初の高級ホテル1カ月ステイ。大いに期待してホテルにチェックインしました。真冬でもホテル内は常に22~23℃の快適な温度に保たれ、ここが私の避寒地となりました。

では、シーガイアに1人で30泊もして何をするのか? 私は観光はせず、以下の5点を中心にホテル暮らしをしました。

1. 仕事(Amazonで販売する本の執筆・出版の準備)
2. 運動(トレーニングジム、プール)
3. グルメ(ブッフェレストラン、ラウンジでの飲食)
4. 温泉(露天風呂付き大浴場)
5. 学習(健康関係の書籍を読破)

しかし、夢が現実になると思いもよらないことが起こってきますね。

最初の1週間くらいはよかったのです。何もかも新鮮で、気合いが入り、充実したホテル生活を満喫していました。

「何と素晴らしいホテルなのか、夢が実現できた、ワオ~」と。

ところが…

(続く)

【次回】第2-13回・高級リゾートホテル暮らしの夢を実現 – 3

【前回】第2-11回・高級リゾートホテル暮らしの夢を実現 – 1

本連載は、本サイトに掲載した舟橋栄二さんの記事から、がん闘病に関する回を再配信したものです。時期に関する記載は2023年現在のものです。

(本連載記事一覧)がん患者よ、旅に出よう!
(スペシャル対談)私のリゾートライフの全体マップ
(筆者ホームページ)舟橋栄二「第二の人生を豊かに」

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