健康長寿に向け、筋肉と血管を鍛えよ!

「funasanのアンチエイジング日記」は、トラベルライターの舟橋栄二さんによる連載企画です。舟橋さんが取り組まれている健康にまつわる学習と実践について、同時進行でご報告いただきます。2022年の連載第一部(1~19回)に続いて、2023年の連載第二部(20回~)がスタートしました。この連載では、読者の皆さんとともに「旅と健康」について考えていきます。どうぞコメント欄にてご参加ください。(編集担当:resortboy)

最近、物忘れが多くなってきました。会話でも、今まで普通に使っていた言葉が出てきません。頭の中で思っていた言葉と違った言葉を発する時もあります。ちょっと不安になりますね。これって、認知症のはじまり?

認知症を避けるには?

老化とともに認知症がはじまり、認知症は今や介護原因の第1位となっています。認知症を避ければ介護は遠ざかります。

実は「認知症」は病名ではなく、認知機能の低下によって同じような症状が出る病気のグループの名称(症候群)です。アルツハイマー型認知症が圧倒的に多く67.6%、次に脳血管性認知症が19.5%となっています。

データ出典:「認知症初期集中支援チームに必要な若年性認知症の知識」(国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 平成30年度研修会資料)

アルツハイマー型認知症は、脳の中に異常たんぱく質(アミロイドβ)の蓄積が見られ、神経細胞が徐々に障害されていく病気です。

原因はまだ完全には解明されていませんが、加齢などによりタンパク質の分解や排出がうまくいかないことから始まり、毒性の強いアミロイドβが脳内で蓄積します。認知症を発症する20年も前から脳に溜まり始めていると言われています。

素人の単純な考えですが、脳内の老廃物をきちっと排出し、脳内の神経細胞を健全に保てば、アミロイドβの蓄積と脳細胞の委縮を避けられるのではないでしょうか?

実は脳内で神経活動が生じると、周辺領域の脳血管を流れる血液(脳血流)が局所的に増加し、神経活動が収まると脳血流も低下することが分かっています。これを「神経・血管カップリング」と言います。

脳神経と脳血管が密接な関係があるとすると、まずは脳血管を健康に保ち、脳神経に活発な刺激を与えればアルツハイマー型認知症は避けられるかもしれません。

認知症2番手の「脳血管性認知症」は、脳梗塞や脳出血が原因で生じる認知症なので、まさしく脳血管の問題です。このアルツハイマー型と脳血管性で認知症の87%を占めますので、脳血管を鍛えれば認知症を遠ざける可能性が出てきます。

前回の日記で記したfunasan流「介護原因」をご覧ください。

  • 1位 身体的問題 37%
  • 2位 血管の問題 20%
  • 3位 認知症 18%
  • その他 25%

少し荒っぽいですが3位の「認知症」も2位の「血管の問題」に含めれば、上記の介護原因は次のように集約されます。

  • 1位 血管の問題 38%
  • 2位 身体的問題 37%
  • その他 25%

この割合をグラフにもしてみました。

ここから介護を遠ざける2つ目の戦略が出てきます(1つ目の戦略については前回の記事をご覧ください)。

結論:血管を鍛えれば介護は遠ざかる

3 comments

  1. funasanのアンチエイジング日記はだんだん専門的になり医学雑誌の記事みたいになってきましたね。
    自分で血管を意図的に拡張・収縮させれば、血管の運動になると共に血管が鍛えられ、これを継続すれば血管の弾力性が回復し、老化を遅らせられる事を知り、嬉しくなりました。
    毎週の習慣になっているジョギングや水泳などの有酸素運動は健康増進になり、認知症予防にもなると確信しました。
    『意識が行動を呼び、行動が習慣を呼ぶ。』という名言があります。ジョギングや水泳をこれからも愚直に心がけて続けていこうと思います。

  2. Mr.Sさん、「意識が行動を呼び、行動が習慣を呼ぶ」名言ですね。
    意識しないと日頃の惰性に流れて何も変わりません。

    リタイアシニアになってくると日々の生活に変化がなく、あっという間に1日が終わります。こんなことでは、あっという間に人生が終わってしまいます。(涙)

    では、何をするか?funasan日記を書きながら、今、私は結構真剣に“健康長寿の道”を模索しています。勿論、正解などないです。暗中模索ですが、意識して学習していくと新たな発見があって面白いです。

    来週(6/17)のfunasan日記からシーガイア長期滞在での食事編(3部作)になります。マリオット系高級ホテルに1ケ月も滞在して、自由に飲み食いしたら病気一直線?欲望と理性のエンドレスな戦いがシーガイアで繰り広げられます。次回予告でした。

  3. funasan日記第26回の補足です。
    アルツハイマー病を脳血管障害ととらえる関連記事が「NHKサイエンスZERO」(読むZERO)から出ていました。

    「アルツハイマー病は脳神経の障害によって認知機能が低下する病気ですが、いま、アルツハイマー病を“脳血管障害”ととらえ、原因の究明や治療法の開発を行う研究が注目されています。最新の顕微鏡で、認知機能が低下した患者さんの脳を解析すると、血流の悪くなった「血管」が数多く見つかっています。さらに、アルツハイマー病の原因物質とされる「アミロイドβ」が脳血管に蓄積されていくこともわかってきました。アルツハイマー病と脳血管の驚くほど密接な関係に迫ります。」

    詳しくは以下をご覧ください。

    アルツハイマー病は“脳血管障害”!? 
    認知症の原因・治療法 最新研究
    https://www.nhk.jp/p/zero/ts/XK5VKV7V98/blog/bl/pkOaDjjMay/bp/pgEM0QJ7Zg/
    (2023年6月4日 午後5:00 公開)

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