コスメルで実感した生きる喜び
しかし、コスメル島に来てみるとすべてが輝いていました。青い空に青い海、浮かぶ白い雲。そして、クリスタルな海水に熱帯魚が群れている。生きる喜びにあふれている。
日本の寒い2月でも、ここコスメルは最低気温が20度、最高気温が30度と高く、初夏の陽気です。しかもこの時期のコスメルは乾期なので、湿気は少なく、日影に入ると実に涼しいのです。毎日晴天の日が続き、ここは天国か?と思えるくらい快適で、すっかり気に入ってしまいました。
宿泊した「サボーアホテル」(現:Sunscape Sabor Cozumel)も素晴らしかった。グリーンの芝生と背の高い椰子の木の間に低層階のコテージが点在し、どこを見ても美しい。私はここに1週間滞在しました。リゾートクラブの海外交換RCI利用なので、宿泊費は1週間3万円と格安でした。
このホテルはいわゆる「オールインクルーシブ」のリゾートなので、朝食・昼食・夕食、すべて食べ放題・飲み放題です。しかもアルコールまでもがフリー。ただし、飲食代として1日約60ドルが追加で必要になります。それでも格安です。私は毎朝、ビーチに面したオープンデッキのレストランに入り、青い海を眺めながらゆっくり朝食を楽しみました。
ここメキシコのユカタン半島は亜熱帯気候であり、フルーツの宝庫です。朝から新鮮なフルーツをもりもり食べます。健康であれば人生は楽しい。今、私は何を食べてもおいしい。カリブ海を眺めながら好きな食材をピックアップして、朝食メニューを作ります。
また、甘党の私はケーキ類に目がありません。ランチになるとデザートのオンパレード! 普段は健康優先で何かと制限していますが、リゾートに来た時くらいは少し緩めます。最後はカプチーノを注文して、エンドレスでデザートタイムを楽しみます。
そして、夜はプールサイドがパーティー会場に変わり、特設ステージではバンドと女性シンガーによるライブ演奏が連日行われます。飲んで、食べて、歌って、踊って。皆さん、それぞれに人生を楽しんでいます。
生きる希望を捨てた時に死が待っていると聞きます。
旅行先で…体験し、更にご自身で覚悟を決められての手術だから今のfunasanさんがいらっしゃるのですね。生きるという事を考えるきっかけをありがとうございました。
「人は夢をなくすごとに歳をとる」
私の好きな言葉です。
夢を希望に置き換えれば、希望を捨てた先は???
兄は抗がん剤治療をやりながらも「こんなことやって治るのか?」と常に疑問を持っていました。確信なき治療!希望を未来に託せなかったのですね。そして、生きる希望を捨てて自らホスピスに入りました。