「funasanのアンチエイジング日記」は、トラベルライターの舟橋栄二さんによる連載企画です。舟橋さんが取り組まれている健康にまつわる学習と実践について、同時進行でご報告いただきます。舟橋さんは2022年に70歳を迎えられ、いかに健康寿命を延ばすかが、目下、最大のテーマだと言います。この連載では、皆さんとともに「旅と健康」について考えていきます。(編集担当:resortboy)
2回目の手術後は、半年が経っても首や肩が痛く、日常生活にも不自由する状態でした。それでも、朝、昼、夜に絞りたての野菜ジュースを飲み、暇さえあればプラスチックの楊枝で鍼治療をしました。旅行記を書こうと30分もパソコンをすれば、首や肩がバリバリに疲れるので、寝転がっていやしの音楽を聴きました。そして毎日お風呂です。湯舟に入っていると痛みが和らぎます。
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ギリシャ周遊8日間
自己流のゲルソン療法と自律神経療法の両輪で、私のがん対策は動きはじめてきました。そこで、旅好きの私は早くもこの年(2008年)の8月、家族で海外旅行に出かけました。世界遺産が好きな妻と娘同伴で、添乗員付きのパッケージツアー「神々の大地・ギリシャ周遊8日間」に参加したのです。
ユーロ高に原油高、さらに夏休み期間でもあったので、ツアー代金は1人約37万円でした。家族3人100万円以上の大出血です。でも、お金より「命」。私にとってこの旅は、その後のがん治療を大きく変える旅となりました。
ツアー初日はアテネ市内観光です。午前9時、大型バスに乗ってホテルを出発、外観が美しい「アカデミー」前を通り、アテネの中心「シンタグマ広場」、そして「ゼウス神殿」を車窓から眺めました。そして、この日のメインは「アクロポリスの丘」にそびえる「パルテノン神殿」観光です。
このときのギリシャ旅行記がこちらにあります。