この記事はエクシブ箱根離宮に分類していますが、箱根離宮のレストランの話ではなく、箱根小涌園の主力ホテルである藤田観光の「箱根ホテル小涌園」のランチブッフェの話です。重たいディナーの翌朝、エクシブで朝食をとらずに、小涌園でブランチにしてはどうかという提案です。
小涌園についてはお話したいことがたくさんあるのですが、今日はランチの話に集中したいと思います。冒頭の写真は2024年の同ホテルのクリスマスツリーです。
この150室の大型ホテルのレストランはなんと1つだけで(今どきの経営スタイル)、1階にある「フォンテンブロー」というブッフェレストランが1日中営業しています。
朝と夜は宿泊者向けなのですが、ランチタイムは外来利用ができます。価格は4,000円ですが、僕はじゃらんで予約したところ、3,500円でした。これに、ユネッサンの「裸エリア」であるところの「森の湯」の入浴券が付いていました。森の湯に普通に行くと1,500円なので、実質2,000円と考えることもできます。
そんなわけで、特に期待も何もなく訪れたのですが、もうぶっ飛びました。
まず、できたばかりでピカピカです。最新鋭のホテル経営技術を駆使したこのホテルのブッフェレストランは、こんな風にうなぎの寝床のようになっています。
左がブッフェ台と通路、右のお庭に面した部分が客席です。団体客用に奥に広いエリアがありますが、個人客の僕は予約して行ったので、この右側の窓際に案内されました。
ブッフェ台の反対側は、ジャンル別にすべてライブキッチンになっています。例えばこのように。
握りたての寿司が食べ放題です。我ながら馬鹿だなと思いましたが、この光景を見て僕は大人気もなく興奮してしまいました。
さらに僕を熱くさせたのは奥のドリンクコーナーです。
右から、冷蔵庫に冷えたジョッキ、黒ラベルとスーパードライの生ビールサーバー、デュワーズとブラックニッカのハイボールサーバー、隣はチューハイとスパークリングワインのサーバー、樽に入っているのは赤白のワイン、それに影に隠れている数え切れないほどの各種リキュール、奥には燗酒・冷酒。下にはそれらにマッチした各種の酒器。
驚くことに、このホテルでは朝食からフリードリンク全開なのでした。マジですかい。
というわけで、興奮に震える手でお寿司とスーパードライをいただきました。
何の問題もない。というか、僕はこれでいいです。というか、これだけでいいです。このセットを無限に繰り返すことができる喜びをなんと伝えましょう。
もちろん、メニューは他にも食べ切れないほどにあり、デザート類も充実。これで不満という人はどうかしているというラインナップです。
お寿司とビールに飽きたら、名物料理に行きましょう。名物料理は3つあり、「ローストビーフサンド」「小涌園ラーメン」「小涌園カレー」です。
そんなにたくさん食べられませんので、ローストビーフサンドをいただきました。
奥にスパークリングワインと赤ワインが見えています。ワインはお寿司に合わないと思いますので、ワイン党の方は、分厚いローストビーフとアボカドソースのこのサンドウィッチがおすすめです。
すっかり酔っ払ったので、森の湯に行き、休憩スペースで一眠りしてから、心ゆくまで素晴らしい露天風呂を楽しみました。そして箱根ホテル小涌園に戻り、送迎バスを使って帰りました。
帰るころにはもう夕暮れ。レストランから眺めていたお庭はきれいにライトアップされていました。