ホノルル国際空港からさっそくワイキキに向かいましょう。手段はいろいろありますが、今回はワイキキステイでレンタカーは借りないので、路線バス「ザ・バス(TheBus)」を使います。
ザ・バスに関しては、あまり日本語の情報がなく、日本人は使う人も少ないようですが、我が家の感覚としてはワイキキステイなら交通機関はこれ一択です。
空港からワイキキまで大人2.5ドル、小人(6~17才)1.25ドルですから、他の手段とコスト的にはまったく競争になりません。また、多少不便でもこうした公共の交通機関を利用するのには、観光とはいえ家族旅行ですから意義があります。
注意すべきことが3つあります。もっとも大事なのは大きな荷物は持ち込めないということです。ひざの上か足の下に入るような荷物でないといけません。今回は身軽な手荷物だけで来ていますから、まったく問題ありません。
次に、小銭が必要だということ。我が家の場合、空港のATMでキャッシュを引き出してまずやったことは売店でお菓子を買って小銭を作ることでした。まぁそのくらいの工夫でなんとかなります。
最後にやはり時間がかかるということです。空港からワイキキの中心部までおよそ1時間ちょっとかかります。普通にクルマを使うのの倍くらいではないでしょうか。
バス停はホノルル国際空港のロビー4(Lobby 4)の前にあります。小屋のようなバス停があるので、すぐにわかるでしょう。
ワイキキに向かうバスは2系統あって、19番か20番です。ただ、向きを間違えないようにしてください。ワイキキに向かうのは「東行き(Eastbound)」になります。
バスに乗り込んで1時間あまりで無事にワイキキに到着です。目的のホテルの場所はだいだい分かっていたつもりですが、つい最寄りのバス停を1つ乗り過ごし、目的地よりも少し先のヒルトン・ワイキキ・プリンス・クヒオ(Hilton Waikiki Prince Kuhio)のはす向かいで下車しました。写真がいま乗ってきた20番のバスです。
クヒオ通りを1ブロックだけ戻って、まずはホテルに向かいます。
普通の観光客がホノルル空港からThe BUSでワイキキまで行くのはスーツケースの関係で困難ですよね。
私たちは、たいていホノルル空港正面からのシャトルバスのお世話になります。
昔は片道1人9$で、チップ込みで10$払っていましたが、燃料油の値上げで今はもっと高くなっているかも。
ホノルル空港からワイキキまで鉄道ができるという話もあり、このためオアフ島だけ付加価値税が高くなっているそうですが、はたしていつできるのでしょうか。
脱線ですみません。ホノルルと空港の間で民家を見ていると、ほとんどの屋根にソーラー発電装置が乗っている感じで、「日本は出遅れたな」と感じます。太陽に恵まれたハワイでは発電効率もいいでしょう。そのうちに、ソーラー発電+電気自動車で事足りる時代が来るのではないでしょうか。島だからそんなに長距離走る必要もありませんし。
TheBusの話題から、ハワイのエネルギー政策に話が展開するとは、深いですね。
ハワイは米国の中でもっともエネルギー需要に対する石油依存度が高い州だそうで、2030年までにハワイのエネルギーの7割をクリーンエネルギーに転換する目標が掲げられています。その一貫として、ハワイ州では太陽光発電装置の設置に対して助成金が支給され、税額控除も行われているのだそうです。
ハワイのクリーンエネルギーへの挑戦 | Ourworld 2.0 日本語
鉄道に関しての情報は、こちらのWebサイトで公開されています。まだまだ先の話ですが…。
Honolulu On The Move: Honolulu High-Capacity Transit Corridor Project
現在のところ、電気自動車はプリウスには太刀打ちできないそうです。
また、オアフ島とはいえ、意外に広く、ハワイ歴10回以上になる私も行ったことのない場所や、軍関係施設などそもそも入れない場所も多くあります。