前回は窓の外のコンドラ台の話で終わってしまったので、コンラッド東京のベイビュー ツインルームについて改めて紹介します。
コンラッド東京の開業は2005年の7月1日で、すでに干支を一周するほどの年月が経っていますが、僕はその期間を通じてほとんどエクシブ漬けだったので宿泊するのははじめてです。
ですが、まったくはじめてのホテルとは思えない、異常とも思えるしっくり感があります。エクシブフリーク目線での紹介なので、いわゆる宿泊レビュー記事とは異なりますが、まぁ聞いてください。
まずはいくつかの写真を載せます。
スマホ時代の設計ではありませんから、ベッドまわりに電源がありません。
ベッドから見る調度品。テレビの下のキャビネットに、ものすごいデジャヴュを覚えます。
丸いテーブルに丸いランプ。つや消しブラックとクロームのパーツ。窓の外のベイビューは、例のコンドラ台が見えなければとてもよい眺めです。
バスルーム。大判の黒タイルにミラーまわりの円形の意匠。角丸のタオル。バスローブにはホテル名の刺繍。
「姉さん、これは箱根離宮ではないですか!」
(高島政伸の声で脳内再生お願いします。古いね)
おっと、冷静になりましょう。コンラッド東京の開業は2005年の7月、箱根離宮の販売開始が2007年1月ですから、箱根離宮がコンラッドを大いに参考にした、っていうことじゃないですかね。
自宅に戻って資料をひもとくと、それを裏付けるような史料が見つかりました。
国際観光施設協会が刊行している季刊情報誌「観光施設」の2006年7月1日号(第274号)では、エクシブ箱根離宮の設計監理を担当した観光企画設計社のチームによる「コンラッド東京のデザインについて」という3ページからなる記事が掲載されていて、このホテルのデザインが詳細に分析されていました。
公益社団法人 国際観光施設協会 季刊情報誌「観光施設」2006年 銀河 平成18年07月01日 通刊第274号
ともあれ、慣れ親しんだホテル(箱根離宮)のテイストでとても落ち着くというのは、自分にとってはとてもポジティブな要素です。
コンラッドはベイビューなら景色もよいし、プールやフィットネスだってある。逆に箱根離宮には温泉があるし、会員制だから宿泊料は安いです。この2つのホテルをニコイチで考えたらなんだか楽しくなってきちゃいました(オレだけ?)。
会員制ホテルとコンラッド、素敵な組み合わせですね!
浜離宮を散歩すれば、大名に似たリゾートの過ごし方かも。
万人向けのエクシブやハーベストに物足りないと感じた部分に、好みや気分でのプラスαは的を得ていると思います。
☓ 好みや気分でのプラスαは的を得ていると思います。
○ 好みや気分でのプラスαは的を射ていると思います。
このバスタブは使い心地はどうなんでしょうか?
面白い作りのバスルームですね。
今年は東京でのオフ会希望します。