中国の深圳には、ヒルトンホテルが2カ所にあります。「ヒルトン深圳福田」と「ヒルトン深圳蛇口南海」です。この後者を夏休みに利用してきたので、まずはその立地とアクセスについて説明します。
ヒルトン深圳蛇口南海(Hilton Shenzhen Shekou Nanhai、深圳蛇口希尔顿南海酒店)は、香港国際空港からフェリーで30分の蛇口港に近い立地で、日本からもアクセスしやすいロケーションです。
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以下の写真は宿泊したお部屋からの景色ですが、このように深圳湾に面していてリゾート感もあり、各種レストランにプール、フィットネスなど施設も充実しており、立派なエグゼクティブラウンジもありますから、もっと注目されてよいホテルだと思います。
しかし、深圳という大都会にありながらもホテルについての情報があまりないために、なかなか行く気にならないというのが現状ではないかと思います。
実際、2017年に隣のホテルを併合してリニューアルしていたり、また同じ時期に蛇口のフェリーターミナルが移転していたり、またもう1つ深圳にあるヒルトンと情報が錯綜していたり、さらには公式ホームページの情報提供が親切でないなど、もう少しなんとかならないのかよ、という感じがしました。
そこで自分がよくわからなかったことを中心にまとめていきたいと思います。まずは地図で立地を確認です。
中国本土に関してはGoogle Mapはまったく役に立たないので、バイドゥマップ(百度地图)を使うのが基本です。上記はバイドゥマップから引用したヒルトン深圳蛇口南海の立地です。
①とラインで囲まれているのがオリジナルのヒルトン深圳蛇口南海で、現在はその下に見えている「南海酒店」を併合しています。エリア感としては、エクシブ鳥羽本館とアネックスみたいな距離感ですが、一体化された運営ではなく、単にブランドが共通な隣り合わせのホテルと考えたほうがよい感じでした。
ここでヒルトン公式の予約画面を見てみましょう。
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ツインベッドの一番安いグレードを2室表示したところですが、上が本館(無印)、下が別館のNANHAI WING(南海翼、南海ウイング、旧:南海酒店)です。ルームチャージは同額に設定されていて、どちらがいいか悩むところです。
記事冒頭の写真が本館の外観で、以下が南海ウイングの外観です(本館から撮影)。
2つのホテルの特徴については項を改めて説明しますが、端的に違いを説明すると、エグゼクティブラウンジがあるのが本館、建物自体は古いがリニューアル直後でよりモダンなのが南海ウイングです。
本館の方が海に近く、逆に南海ウイングはバルコニーがある、という違いもあります。以下は本館のお部屋から建物と海を入れて距離感がわかるように撮影したものですが、すぐ前が海なのがわかると思います。
なお、通常タイプのお部屋で比べれば、お部屋自体は本館の方が2~3割程度広いです。そんなわけで、自分は順当に本館の宿泊としました。
次にアクセスです。上記の地図からわかるように、地下鉄の蛇口港駅からは徒歩圏です。しかし、蛇口のフェリーターミナルは移転したので、蛇口港駅の近くにはありません。現在の蛇口港から歩いていくのは非現実的で、タクシーかシャトルバスでの移動になります。
公式ホームページには「ホテルへの行き方はホテルのコンシェルジュ(0755 2162 8888-8118)までお電話でお問い合わせください」などと書いてあるだけですが、実は無料のシャトルバスがあるのです。
自分は事前にコンシェルジュにメールでアクセスして、WeChat(微信、中国版のLINE)で友だちになっておきました。香港国際空港からWeChatでコンシェルジュにチャットで連絡してフェリーの便名を伝え、到着に合わせてフェリーターミナルまでバスで迎えに来てもらいました。
フェリーターミナルではスタッフがヒルトンのロゴを掲げて到着ゲートに立っていてくれましたから、そのまま地下駐車場からバスに乗ってホテルに直行しました。
とても参考になります。
wechatで手際よく空港からホテルまでのリーチを無駄なく繋ぐそのテクに恐れ入ります。
私なら恐らく、ハイヤー。そして、遠回りが当たり前の自己責任国家中国においてGPS地図を見ながら、運転手を防護プラスチック越しにプレッシャーかけるぐらいしかできません。
かつめ上海で、凄まじい遠回りされたので、防護プラスチックを叩いたら、料金要らないと言われました。気分悪いので、さっくり計算して適正料金を払いましたけど。
中国の交通事情は10年前と今ではどうなんでしょう?興味あります。
当時は公共バスが普通自動車をパッシングや幅寄せしまくってました。
まぁ、最初はおしとやかな日本人を演出してモジモジしてましたが、これじゃ喰われると思い、現地2-3日で日本人を捨てましたけど。笑
ちょっと補足。
否定的なことを書きましたが、中国は慣れれば居心地の良い国だと思います。高級なレストランでも、日本のような静けさは数件あった中では皆無でした。
同行した日本ではいわゆるKYな友人は楽だと言っていました。
言わなきゃ損、言ったもん勝ちが、空気読む必要無しが一般的な通念だと思います。
タクシーも、最初に「police ok?」と最初に一言言えば、わからないふりしても遠回りさせることはありませんでした。