ティーンエイジャーの女の子と行くお食事処は難しいな、と思いながら、香港の街で立ち寄ったお店がこちら「南記粉麺」です。お米でできた「米線」のヌードルショップのチェーン店です。
かなり人気のチェーンのようで、現在、以下のように香港のあらゆるところにあります。
僕は銅鑼湾のお店に行きました。現地での道案内は、香港ではオープンライス(Open Rice・開飯喇)がダントツで人気みたいですが、使い勝手の点で、自分はハワイで慣れたYelpを使ってナビりました(要するに「食べログ」のことです)。
Hong Kong Restaurants Guide Hong Kong Restaurant | OpenRice Hong Kong
Top 10 Restaurants in Hong Kong – Yelp
さて、「米線」とは、日本でなじみのあるビーフンをもっと太くしたような麺です。香港ではとてもポピュラーな麺で、いろいろな味付け、いろいろなトッピングで楽しみます。
南記粉麺の場合、シグニチャーメニューは「春巻」とここでは呼ばれていますが、細長いさつま揚げです。これをそのまま食べたり、米線のトッピングにしていただきます。下記は南記粉麺の公式サイトのトップですが、ここにその春巻がフィーチャーされていて、特別なものであることを表現しています。実際、これは非常にウマいです。
(公式)香港仔南記粉麵
次に注文の仕方ですが、基本的には、麺とスープとトッピングをそれぞれ選んで自分で組み立てます。スープは、スパイシー(麻辣)、スッパ辛い(酸辣)、トマト(蕃茄)、さっぱり(清湯)と4種類あって、トッピングは説明しきれないほどあります。
ですが、旅行者にカスタマイズの注文は無理ですし、日本のラーメン屋と同じで、おススメの組み合わせはあらかじめメニューに載っています。例えばこちら。
漢字のおかげで、まぁなんとなくわかるかな、といったところでしょうか。人気店なので英語メニューくらいあるだろうと思っていましたが、英語表記は皆無でした(頼めば出たのかもしれませんが)。
さらにさっぱりスープの「清湯」を選ぶと、麺の種類も選べます。こちらのメニューの「河」というのは要するにベトナムのフォーです。
スッパ辛いスープに肉系のトッピングが人気みたいでしたが、暑くてあまり食欲もなかったので、さっぱりスープの米線に、春巻と魚皮餃のトッピングにしました。
付け合わせはこれまた香港ではポピュラーなレタスの湯引きのオイスターソース。
サイドメニューなのに「レタスまるごと一個!」みたいな迫力があります。旅でありがちな食物繊維不足も一気に解消? この2つにアイスの豆漿(豆乳)をセットにしていただきました。
こう書くとカッコいいですが、単にセットメニューを写真で判断して頼んだだけです。注文はカウンターでして先にお金を払い、レシートに番号が書いてあるので、その番号がディスプレイに出たら取りに行きます。
ちなみに交通系電子マネーのオクトパスでも支払いができますが、自分にはそこまでの能力はありませんでした。
銅鑼湾のお店の店内はこんな感じで、夕暮れ時だというのに常に満席という混雑ぶりでした。
何か食事をしているというよりも、お茶をしている、というノリで回転は悪い感じ。また、お客さんは「圧倒的に」若い女性が多かったのが面白いと思いました。日本のラーメン屋ではこんなことないですよね?
そうそう、Googleの翻訳アプリで、カメラを使ってその場で翻訳できる機能があって、これだ、という感じでメニューに当てて使ってみたんですが、ウケただけで実用にはなりませんでしたね。
香港では、同じ米線でも、譚仔雲南米線に行ったことがあります。雲南省発祥の雲南米線。米とじゃがいもなどのでん粉でできたライスヌードルに、湯葉、にら、鶏肉、酸菜など具がたっぷり入ったスープ麺ですが、辛さは3番目の中辛を選んだところ、まさに麻辣そのもので舌が痺れる辛さ。ちょっと飲めない。一番辛くないものか何も辛さのないものを選ぶほうがベター。
この店は、イスラム女性がたくさん来店していることから、ハラール対応の店でしょうね。日本のラーメンに慣れた身からすれば、ちょっと物足らないかもね。
オクトパスは日本のsuicaと同じようにコンビニでも使えます。要するに電子マネーなので、コンビニとかでチャージしておけば
小銭なしで買い物ができます。香港では、まったく現金をつかわずに、オクトパスだけで生活することが可能ですよ。
香港の女性は家事はメイドにまかせっきりの人が多いので、外食ですませる方がおおいのでしょうね。日曜日なんかになると、街中にメイドが集まってきてちょっと不思議な光景が見られます。