NARITA PREMIER LOUNGE(成田プレミアラウンジ)レビュー

今年の7月24日に、成田空港第1ターミナルの北ウイング第1サテライトに、「NARITA PREMIER LOUNGE(成田プレミアラウンジ)」がオープンしました。昨年までデルタ航空のラウンジがあった場所に、NAA(成田国際空港株式会社)が直接運営を手がける共用ラウンジとしての開設です。

成田空港の第1ターミナルには、ANA、大韓航空、デルタ、ユナイテッドがラウンジを開設していますが、第1サテライトにはこのNARITA PREMIER LOUNGEしかありません。僕を含めた北ウイングのその他大勢エアラインの利用者には、待望の開業、ということだったみたいです。

ただ、朝の営業が8時からなんですよね。ユナイテッドクラブは7時30分から、KALラウンジは7時35分からなので、朝のフライト前の30分は貴重だよな、なんて思いながら向かいました。

お盆休みの成田空港は大混雑でしたが、プライオリティレーン突破で30分ぐらい稼いだと思います。

場所は、第1サテライトの15番ゲート前。エレベーターで4階に上がったところにあります。

新規開業ラウンジですが、エントランスなどに新築感はなく、むしろ経年変化を感じるというか、もう少しうまくリニューアルしたらよかったのにと、しょっぱなから思いました。

内部もちょっとちぐはぐなイメージです。いきなり和室があったりする一方で、

カッシーナのショールームのようなエリアがあったり、

ラウンジ然としたシングルソファが並ぶオーセンティックなエリアなど、

ちょっと今どきのリニューアルとしては空間構成が上手でないなと感じました。

ただ、それ以上に広々として居心地のよいラウンジです。930平米という広い空間に、席数は148席ほどで、かなりゆったりとしています。

また、ぐるりと窓が広がり飛行機も間近に見えますから、搭乗前の気分もいやおうなしに盛り上がってきます。

次に、フードやドリンクを見てみます。

ブッフェ台はこの写真に見えている部分しかなく、フードのバリエーションは限られています。しかし、開業直後の緊張感ある時期であるからか、とても頻繁に補給やメンテがなされていて、気持ちよく利用できるラウンジでした。

特筆すべきはアルコール類の充実です。逆にスイーツ類はほぼ何もないので、呑兵衛にやさしく、下戸にはそうでもないという志向を持ったラウンジと言えます。

ドリンクについてクド目にレポートします。まず、竹鶴ピュアモルトや大吟醸をはじめとするジャパニーズブランドのお酒群。手前はスパークリングワインとスパークリング日本酒です。

各種のワイン類はベンダーマシンで供されます。

というわけで、まだ午前中ですが泡で一杯やります。窓際の席で気分も上々です。

続いてビール類です。冷蔵庫の中には各国を代表するビール群が。缶ではなくビンであるところがよいと思います。

もちろん生ビールサーバーもあります。サーバーの右側は最新のタッチパネル式のソフトドリンクサーバーです。コンパクトで多くの種類をサーブできるので、最近のホテルのラウンジにはこのタイプを多く見かけます。

というわけでプレモルでもう1杯。

搭乗前に酔っ払うのももったいないのでここでいったん締めて、コーヒーをいただきました。

コーヒーマシンはスケルトンで抽出中の様子が見られるという、珍しいタイプでした。

なお、トイレやシャワーなどの水回りはまだ工事中でオープン前でした。NARITA PREMIER LOUNGEの公式Webサイトもまだないので、空港のラウンジページをリファレンスとして載せておきます。

(公式)航空会社ラウンジ | 成田国際空港公式WEBサイト

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