今日はエクシブ伊豆の大規模修繕について、利用者の目線で記録した、今年2024年に入ってからの様子をレポートします。今、いろいろなことが言われていますが、ともかく、これが真実です。
あまりこのブログでは話していませんが、僕はエクシブ伊豆をメインに利用するオーナーです。理由はエクシブ伊豆は予約が取りやすく、料理が美味しく、年中使えるプールがあり、素晴らしい景色を見ながらリラックスできるラウンジがあるからです。
アクセスも、港区在住の僕には踊り子を使えば最寄りの品川から直接乗り換えなしに行け、エクシブには珍しい一流観光地の立地を誇ります。今はサフィールという豪華な観光列車も連日運行されています。
ともあれ今日は、今年、2024年に行われてきた修繕事業の事実だけを淡々と報告します。
1月、2月に訪れた際には、ホテル駆体の周囲に鉄骨足場が組まれ、外壁の補修が大規模に行われていました(冒頭の写真)。
3月は訪問していませんが、4月に訪れた際に、その外壁補修の成果を確認。開業36年目にして美しい外観が蘇りました。
これらの写真は海に向かって中央のパブリック棟から右側の様子ですが、プールやテニスコートのある左側も同様です。
ゴールデンウィーク前にはツツジが咲き誇り、きれいになった外壁とマッチして季節の美しさを表現していました。
ほぼ同時期に行われたのが、エントランスへ向かうアプローチ、駐車場部分のアスファルトの打ち直しです。20年ほど毎年通っている僕にはこの規模の大規模修繕は記憶にありませんから、開業以来、初の路面改修であったのではないでしょうか。
地面を整えた後に、写真のように駐車場の車室マーキングもすべて新規に行われました。
路面打ち直しが行われていたのはやはり今年の1月、2月で、それに引き続いてオーナー専用駐車場にカーポートの屋根が設置されました。
4月に訪れた際にはそれが完成し、屋根の上には太陽光パネルが全面に貼られ、再生可能エネルギーの取り込みと、災害時への対応がなされました。
フロント前から見るとこういう感じです。開業36年にして駐車場のオーナーエリアがより明確になりました。
以上はいわゆる大規模修繕にあたるものですが、客室内の小修繕も同時に進んでいました。
屋外の大規模修繕のように目立つものではなく、僕が気づいた範囲ということですが、まず4月に訪れた際、客室のテレビが最新鋭のものに変更されていました。これでビジホと戦えます。
僕はAmazon Fire TVを持参して、毎回背面パネルに手を回して自前の環境を再現していたのですが、この最新鋭のテレビは各種サービスにネイティブで対応していますので、もうその必要はなくなりました。
テレビの変更はおそらく全室で行われ、もっともルームチャージが安い純和室のAタイプにおいても、スリムなスタンドとともにかっこいい最新鋭のテレビに変更されていることを確認しました。
また、これはごく最近になって気づいたことで、細かなことなのですが、客室の水栓が変更になっていました。
僕はもうエクシブ伊豆に何度行ったかわからないくらいで、この水栓がいつ変更になったのかを特定できませんが、ともあれ2024年になって気付いた変更点です。
次は修繕以外の話です。
オールドエクシブでは順次、ラウンジが無人化されて、オーナーサービスとして無料のビール提供などが行われるようになりました。今は夏休みでエクシブ伊豆ではそのサービスは休止しているのですが、6月に訪れたときには、ラウンジのオーナーサービスの一環として、「ライブラリー」が登場しました。
夏休みの今は、この書棚も撤去されているのですが、アルコールと本でオーナーにのんびりしてもらおうというホテル側の意図が伝わります。
最後に。これは2024年ではなく、2023年(昨年)の11月に訪問した際の写真です。閑散期の秋の午後、テニスコートではジャッジが座るチェア(何て呼ぶんですかね)を丁寧にリペイントするスタッフの姿を見かけました。
このように、大規模、中規模、小規模をとりまぜて、開業36年を経過したエクシブ伊豆では、オーナーへの告知や負担要請がない状態で、相当なホテル改修投資が行われています。
これは以下の記事で解説したように、東急ハーヴェストクラブのように施設ごとに営繕積立を行うのではなく、機動的に保証金を取り崩してホテル価値を維持していくというのが、同社の経営スタイルです。それは現在においても機能していることを今日の記事では現実として示しました。
何はともあれ、これが2024年、開業36年を迎えた会員制ホテル、エクシブ伊豆で行われているメインテナンス事業(の一部)です。読者の皆さんには、大いに参考になる内容であったのではないでしょうか。
足場を組んで外壁塗装、きちんとお金をかけていますね。
太陽光発電設備は、パワコンを10年経過時に交換すれば20年使えると聞いています。
これらの改修は、RT社は2〜3年タームの短期的な意味で伊豆を見放した訳では無い、という事の証拠だと見て良いと思います。
あれこれ手を打っている間に区分所有法改正などの法整備が進み、老朽化建物の終わらせ方が法的に確立されると良いのですが。
resortboyさん
belairさん
去年7月に伊豆へ行った時には、1号館や2号館については外壁塗装も完了しており、加えてテレビや客室ベランダのサッシなども新しくなっていました。さらに駐車場に屋根が付いた写真を拝見したら、また利用するモチベーションが上がってきました (笑)
私もbelairさんが仰る通り、太陽光発電の寿命から考えても、またサッシやテレビまで刷新したのなら、この先10年以上は閉館も建て替えもしませんよ!と公言しているように感じています。おそらくは築50年を迎える14年後あたりが、一つの目処になるのでしょうか。
belairさん、benさん、コメントありがとうございます。
2024年の実際の写真で見ていただいたように、またコメントで情報を追加していただいたように、エクシブ伊豆はハードウェア的な問題で閉館の議論が行われるはずがないとしか見えない状況です。
もしもそんな議論があるとするならば、問題はまったく別のところにあるのであり、その闇は深いと考えているところです。
resortboyさん、こんにちは。
先日、リゾートトラスト社の会員制本部の担当者さんとお話しする機会があり、そこでエクシブ伊豆オーナー宛に何かしらの通知が発出されると伺いました。内容までは把握できていないが、恐らく建替えに関することでは?とのことでしたが、本記事を拝読する限り、建替えではなく、鳥羽本館と同規模のリニューアルであると予想しました。
エクシブ建替えに関しては、リゾーピア箱根閉館の際、連絡を取れなかったオーナーが多数いたことで対応が大変だったことや、リゾートトラスト社としても経験したことのない事案ばかりでかなり慎重に話を進めているらしいとも仰っていました。
たかすぬさん、コメントありがとうございます。
少なくとも、表面上はこの記事の写真の通りでして、リニューアルに近いような大規模修繕が、オーナー負担とは関係のない状態で一昨年度から順次進んでいるという事実はあります。
ただ僕はその前提や方針はすでに変更になったと判断しています。「かなり慎重に」というのはまさにその通りだと思うのですが、慎重だから契約を守らなくていいというのとは違いますから、かなり慎重に見守る必要があります。
オールドエクシブで順次起こることですし、すべては契約や法律が前提となりますから、それらに沿った手続きを希望しています。
エクシブ伊豆の大規模修繕は、この記事のように既にかなり行われていて、後は冷温水配管と空調配管くらいのようです。
関連してエクシブ琵琶湖で、給水・給湯の配管リニューアルのため、来年1月に全館を休館して工事が行われると発表されました。これも大規模修繕の類の保守ですが、おそらく琵琶湖オーナーさんに費用の請求などは行っていないのではないでしょうか?
【エクシブ琵琶湖】全館休館のお知らせ|インフォメーション|ホテル|リゾートトラストグループ サービスサイト
(引用はじめ)
エクシブ琵琶湖におきまして、給水・給湯配管更新工事実施のため、下記期間を全館休館とさせていただきます。
会員の皆様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
【日程】
2025年1月20日(月) チェックアウト後(12:00)~
1月22日(水) チェックイン前(15:00)まで
(引用終わり)
エクシブ伊豆高原が、こんなに綺羅になっていたのですね!
3年位前に泊まった際は、
「かなり年季の入った古ぼけた感じのするホテル」になってしまっており、その後は、まったく足が向いていませんでした。
こんなに綺麗になっているのなら、またお泊まりに行きたいです!