アンシャンテの3,500円コース

たまには館内レストランの話でも。エクシブ軽井沢のイタリア料理レストラン「アンシャンテ」で夏休み中に提供されている「フェスタコース」の内容を紹介しよう。3,500円(税サ込みでおよそ4,000円)のローエンドのコース。 9月5日までこの内容だ。

最初は「生ハムと高原レタスのサラダ」。残念なことにこれはしょっぱくて僕には食べられなかった(いや、本当は食べましたが)。生ハムがしょっぱい上に、その上にドレッシングもかかっているので、ビールをがぶのみしたいような感じに。この日はフルボディの赤ワインにしたので、いきなり出鼻をくじかれた感じ。

次は「そら豆の冷製スープ」。これは無難な内容。

そして「つぶ貝とプチトマトのスパゲッティ」。これは普通においしかったですね。

メインのお肉料理は2種類から選べる。冒頭の写真が追加料金でいただける「牛フィレ肉のポワレ とうもろこしの焼きリゾット添え 赤ワインビネガーソース」。ローエンドコースらしく、お肉がちっちゃいのが泣けてくるが、これは非常においしかった。

追加料金なしだとこちらの「信州産豚ロース肉の網焼き ローストガーリックソース」になる。残念なことにこれもかなりしょっぱい。ハッキリとした味付けはむしろ好みだが、この日のアンシャンテはどうかしていた。

最後はデザート「ココナッツのムースと夏みかんのコンポート ダブルベリーのジェラート添え」とコーヒー。

ちなみに、ワインはポッジョ・レ・ヴォルピのプリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア(2004)を選択。非常に果実味のボリュームを感じるフルボディのデイリーワインだ。同行した家族に「高そうなワイン」と思わせるためにこれを選んだが(やれやれ)、アンシャンテでもっとも安いものの1本だ。とはいえ、楽天で買えば3分の1以下の1,280円である。とても完成度(コストパフォーマンス)の高いワインだと思うが、いかんせん、この日の濃い味付けとは相性がよくなかったようだ。

というわけで、全体としてはイマイチだった、というお話なのだが、ローエンドコースなのでさほどの落胆はない。今にはじまったことではないけれども、エクシブの洋食レストランでは味付けが過剰であることがままある。これは、エクシブのインテリアがそうであるように、お食事にもゴージャス感を出そうという「芸風」の問題なので、簡単には解消しないのではないだろうか。さっぱりと和食にしたいところだが、安い和食コースはすっかり姿を消してしまっている。

11 comments

  1. このコースで3500円とは「安ーい!」と思いましたが、牛フィレ肉は追加料金が必要なんですね。それにしても写真があまりにも彩かで、どれも本当に美味しそうです。我が家は、エクシブでは洋食が殆どです。特に牛フィレ肉は子供たちの大好物で、テーブル上で争奪戦が繰り広げられます。結局、牛フィレ肉はいつも子供たちに取られてしまいます。今までに行ったところでは、浜名湖と伊豆が美味しかったです。これから行く軽井沢、益々期待が膨らみます。                                                     

  2. ずいぶん前に、ヴィレデステ出身というシェフの鹿肉のソテが塩辛くて閉口したことがあります。文句を言ったら(日本語で)そのくらいガツンと塩を利かせないと酒が進まんと(イタリア語で)反論されました。とほほ。
    先週はピエールギャニエールでランチを頂きましたが、もともとアバンギャルド系だったところに加えてエルブジ風のエッジの効いた調理法が加わったみたいで、更にぶっ飛んでいました。エクシブのシェフがまねをしないことを祈ります。

  3. resortboyさんはワインにもお詳しいのですか?
    私どもは知識はないのですがワインが好きで、家では簡易なワインセラーにお気に入りのワインを並べております。高いワインはほぼ美味しいに決まっていますので、resortboyさんの仰るコストパフォーマンスの高いワインを探すのが楽しいです^^
    最近ではエクシブのレストランで食事をするときに、これぞと思うワインを持ちこむことを覚えてしまい、癖になっています(笑)持ち込み料3000円かかりますけれど、そこそこのワインであればレストランで頼むよりお得と思います。

  4. いつも楽しく拝見しております。初めて投稿致しますが宜しくお願いします。
    たまたま9月1日にエクシブ軽井沢を(夕食はアンシャンテにて)予約しておりました。どのコースにしようか楽しく迷っておりましたが、写真をみてこの3500円のコースに決めました。タイムリーな情報をご提供いただき本当に助かります。
    話しは変わりますが、この「アンシャンテ」という名前について以前から疑問を持っております。確か「アンシャンテ」ってフランス語ですよね?エクシブ軽井沢の「アンシャンテ」はイタリア料理レストランなのにどうしてフランス語の店名なのでしょうか。resortboyさん教えてください。夜も眠れないほど悩んでいます。

  5. もーさん、牛フィレ肉、お薦めかと思います。たしか5~600円の追加じゃなかったかと。その価値は十分あると思いましたよ。

    Balthasarさん、シェフのイタリア語の反論が理解できちゃうとはスゴいですね! ピエール・ガニエールは今どきっぽくブログもあります。グルメな方はどうぞ。

    PIERRE GAGNAIRE A TOKYO BLOG

    たのんさん、ワイン持ち込みとはすごい大技ですね。僕はワインは門外漢で、ちょっとは勉強しようかな、と思ってはいるのですが。マイフェイバリットワインはファミレスのサイゼリヤのハウスワイン、モリーゼ・ロッソ(別名オスコ・ロッソ)です(知っている人います?)。これは一度試す価値があると思います。

    kite100さん、いらっしゃいませ。「enchante」ってフランス語で「はじめまして」という意味みたいですね。どうしてイタ飯屋の屋号になっているのでしょう? 僕も眠れなくなってきました(^^;

  6. resortboyさん、みなさん、こんにちは。
    たのんさん、エクシブではワインの持ち込みができるとは、知りませんでした。おかげでまた1つ新たな知識が増えました♪
    でも考え直せば、エクシブはオーナーそれぞれの自己所有施設ですから、別荘の延長として考えるならば、ホテルが持ち込みを受け付けるのは当然の事かもしれませんね。

    その内にエクシブのセラーにはオーナーズスペースが設けられて、毎度持ち込まなくても、ボトルキープしてくれるようになる。そんな時がきても楽しそうですね。

  7. イタリア語は全く素養がありません。はははははは。(宇野千代風)
    同行者が対応してくれました。第二外国語の仏語もジュロンディフあたりで早くも挫折して現在に至ります。
    「高原ロングステイ」に、499番目の記事との記述がありました。次回は500号記念記事ですね。楽しみに致しております。

  8. ワインの持ち込みと聞いて、マグナム・ボトル(1500ml)でも同じ持ち込み料なのかな~?と、つい妄想してしまいました(ま、やる人はいないと思いますが)。

    それにしても、もう500本も記事書いたんですね(公開されていないものも数本あるので概数になりますけれど)。ネタはほとんど無限なので、1,000本くらいまでは行けそうに思います。これからも皆さんのツッコミをよろしくお願いします。

  9. マグナムボトル、ですか~(爆)
    ふつうのボトルの白と赤を1本ずつ持ち込みしたときは、シッカリと
    3000円×2の請求が来ました。
    焼酎や日本酒の1升ビンとかだったらどうなんだろう、と疑問に思った
    ことはあるんですが、スタッフに尋ねる勇気が・・・。
    それに1升ビンやマグナムボトルを抱えてレストランに向かうのは、更なる勇気が要りますね。
    でもちょっと気になったりします(笑)

  10. 1ヶ月前の記事なので誰も読まれないかもしれませんが‥。

    エクシブ軽井沢が出来た当時、
    現在の「フレンチ」「イタリアン」の分類ではなく、
    アンシャンテは「カジュアルレストラン」という名称でした。

    はっきりとは覚えていないのですが、
    「ボナキュー」は6000円以上のコースで
    「アンシャンテ」はそれ以下のお値段だったように思います。

    「イタリアン」に変わってもお店の名前はそのままにした、
    ということだと思います。

  11. かりかりさん、いらっしゃいませ。コメントありがとうございます。なるほど、そういうことでしたか。

    それで思い出しましたが、我が家にある古いエクシブの資料に、エクシブ軽井沢の夕食が1,500円~と書かれていて、「すごく安かったんだな」と思ったことがありました。アンシャンテはまさしくカジュアルレストランだったのですね。

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